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2004年久米島ジギング釣行記

沖縄・久米島でマグロを狙う

2004-04-19

その3

 3日目の朝は6時に起床し、一度宿の外に出てみると、昨日よりも更に風が強くなっています。これは結構荒れるなぁとちょっと憂鬱になるほどの強さ。宿に戻って朝食をとっていると船長がやってきて出船中止を告げました。天気にだけはどうやっても勝てません。のんびり朝食をとり、仮パッキングをしたら島内一周陸っぱりの旅へ出かけました。

陸っぱり用ライトタックル

Rod:Palm's Quatro 662
Reel:DAIWA TD-S 2500iA
Line:PE1号
Leader:VARIVAS Game 16lb
Lure:LuckyCraft BavyPopper,SMITH Wavy

 まずは目の前の兼城港で釣り開始。スロープ脇でベビーポッパーを投げると一投目からジャバ!と出た。おお!出た~!一発! と合わせるとフッキングせず。ややコースを変えて二投目を投げるとバシャ!と出た。次は早めに大きく合わせるとスポンと抜けてフッキングせず。さすがに三投目以降は出てきませんでした。

 もうスレてしまったかな?と場所を移動します。スロープの反対側の河口堤防付け根付近でチェイスがあった所へ移動。二投目でバシャ!と出たので合わせると今度はフッキングしました。足元のゴロタ岩を交わしてスロープまで引きずって取り込むと20cmくらいのバラクーダでした。

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この日の初ヒット。バラクーダ。初めて釣りました。

 もう一度戻って再びベビーポッパーを投げると、小さな茶色い生き物がフラフラ浮かんでいて、ポッパーの後ろをついてきます。あれ何だろう?と思っているとポッパーに飛びついてきました。慌ててあわせてもフッキングしません。もう一度投げると今度は2匹がついてきて1匹がポッパーに飛びついてきました。
 この段階で始めてこの生き物が何者か分かりました。飛びついた瞬間に腕が絡み付こうとしているのが見えたのでイカだ!と分かったのでした。
 やや離れたところに居たにゃん次さんと師範さんにイカが追ってきてます~!と伝えると、二人がやって来るまでに2回くらいイカがポッパーを追いかけてきました。意外と素早いんですねイカって。

 今回エギを唯一持参したにゃん次さんがオレンジのエギを投げ込むと早々にヒッ ト。水面でブシュブシュと暴れるところを無事取り込むと旨そうなアオリイカでした。

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一発必中。見事アオリイカをゲット。

 続いて今回ライトタックルを持ってこなかった師範さんがにゃん次さんのタックルを借りてエギを投げるとまたもや一発でヒット。またたく間に2ハイのアオリイカが釣れました。
 これまでアオリイカを釣ったことがなかった僕もそのままタックルを借りて、エギングの勉強と投げてみたのですが、3ハイ目はいませんでした。
 その後、どんどん移動して次の魚を狙っていったのですが、ご挨拶してくれる魚がいないので、兼城港の船付き場を離れて、大きく場所移動することにしました。

 次の場所は真泊港。ここも大きな港でした。水が綺麗でちらでは師範さんが投げたデカいポッパーに一発バイトがあったのですがフッキングに至りませんでした。時折強い雨が降ったりして休み休みの釣りになってしまいました。

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アヤしげな雲行き。この後ザァッと降られました。

 昼食にソーキそばを食べた後、兼城港の最初の場所に戻ってくると雨風も収まっていい天気になってきました。大きな魚のチェイスがあり、またも師範さんが投げたデカいポッパーにバイトがあったのですが、フッキングできませんでした。

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にゃん次さんの釣ったバラクーダ。

 次に兼城港の外れの浅場の小魚の群れを狙ったのですがバイトはありませんでした。またもや兼城港に戻ってくると港は穏やかな風情。ポテポテ歩いていくとツノダシやハリセンボンが岸際にプカーっと浮いている至って平和な雰囲気でした。釣りをする方としては弱肉強食バシバシの野生の王国チックな雰囲気の方がいいんだけどね~と話しながら、終了を迎えることになりました。

 宿に戻るとアオリイカを刺身にして出してくれました。旨かったです。こんな旨いものが目の前で釣れちゃう環境って羨ましい限りです。
 この宿は初日にチェックインもしないで(電話はしましたよ)、先に釣りをして暗くなってから帰ってきたり、朝早くから出かけて行ったり、デカい竿ケースを持ち込んだり、とあまり歓迎されない釣り客にもよくしてもらって有難かったです。
 というか沖縄の人たちはほんとにいい人ばかりで、出かける度に良くしてもらった記憶があります。ますます沖縄大好きになっていっちゃいますね。

 出発前に港をブラブラして空港へ行くとなんと飛行機が1時間以上の遅れでした。空港職員の女性が小さい女の子をX線の機械で遊ばせていたり、偶然居たボクシング元世界チャンピオン具志堅用高氏がサインに応じたりしているのをボーっと眺めているうちに時間が経ってしまいました。のんびりゆっくり時間が流れている土地でした。

 羽田に着いたのは23時30頃。すごい雨風の中、家に辿りついたのが1時30分頃だったと思います。あまり天候に恵まれなかったのですが、とても楽しい旅でし た。

お世話になりました

民宿久米島別館

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