シイラ・カツオ・キハダに引っ張られたい
一夜明けて10日朝、起きて窓の外を覗いてみると、木がワサワサ揺れています。波はあまり高くないようなので出船には問題なさそうですが、あまり良い条件とは言えない海でした。
7時に朝食を摂り、8時前に道具を持ってロビーに集合し、バスに乗って桟橋に移動します。ホテルの50フィートのクルーザー、レディラック号に乗り込んで出航です。期待に胸が高鳴ります。
港を出てパヤオへ向かいます。天気は曇、時折パラッと雨が降っているかな?程度です。風は結構あります。睡眠不足解消のためキャビンでゴロリと寝ていると、1時間半ほど走った頃パヤオが見えてきました。
さぁ釣り開始です。船のオモテに石井さん、平木さん、岩本さんの3人が立ってフライで狙います。
大海原へキャスト!
釣りスタート 2min32sec
Click to play
Macintosh : QT(14,681KB)
Windows : WMV(28,902KB)
魚が浮いてきていないので、僕はルアータックルにソルティアポッパーを付けてブンブン放り投げるティージングをしてみましたが、魚は全然食いついてきませんでした。キャプテンが言うには水深40mくらいに小魚っぽい魚探の反応があります。その下80mくらいにある反応が多分キハダマグロですとのこと。それはちょっと届かないなぁ。
船の艫(後ろ)では八木さんがエサで、平木さんや吉江さんがジギングで狙っていきます。こちらは時折アタリがあって、八木さんは大きな魚に糸を切られてしまいました。
水面に反応する魚がいないのでキビナゴとイワシのチャム(撒きエサ)をドンドン撒いて、850グレインのSTヘッドに繋いだフライを潮に乗せて流していきます。
パヤオの風上側から何度も船を流して狙いますが、フライにはさっぱりきません。エサやジグでは釣れているので、やはり魚のタナが深く、水面近くまで上がってこないようです。
しばらくするとエサ釣りにもジグにも反応が無くなってきました。どこからともなくイルカの群れがやってきて、船の周りで遊び始めました。チャミングのイワシやキビナゴを食っているのか分かりませんが、流しているフライラインに時折コツンと感触がくるので、ヒレが当たっているのでしょう。
こうなってしまうと釣りはもうダメです。魚はイルカを怖がって寄り付きません。嘆いていると次々イルカがやってきます。ドルフィンウォッチングに来たのであれば超ラッキーというくらいサービスしてくれてます。あらら。
ちょうどお昼くらいになったので、このパヤオを諦めて岸近くのパヤオに移動することにしました。また1時半程のクルージングです。
2つめのパヤオは岸に近いところです。キビナゴとイワシの撒きエサを撒くと、何やら怪しい魚影がチラホラ見えます。僕のフライにも時折追ってくるのですが、なかなかガブッと食いついてきません。ジギングで狙っていた石井さんにヒットしたので、ミカさんが竿を受け取って取り込むと大きなサバフグのダブルヒットでした。
平木さんがジグを落として、魚探に反応のある水深30mを突破して60mで魚を掛けても、やっぱりサバフグでした。
サバフグばかりなので近くにもう一つあるパヤオに移動します。移動可能な場所にあるパヤオはこれが最後になります。そろそろ一匹でも釣っておかないと…と思った僕は、パヤオに向けてトビペンを投げたのですが反応がありません。しかも竿先の糸絡みを外している間に流された糸が船のシャフトに絡んでしまって、ルアーを失くしてしまいました。
どうにも釣れないので、フライロッドによるトローリング(ハーリング?)に切り替えることにしました。
しばらく引っ張ってもなかなか音沙汰が無かったのですが、パヤオの近くを何度か流してみると、ようやく魚のアタリがやってきました。
石井さんにキハダがきました
トローリングでヒット 2min46sec
Click to play
Macintosh : QT(16,553KB)
Windows : WMV(58,883KB)
魚探に映らなかった群れに当たったようで、流していた5本のフライに続けてヒットがありました。サイズこそ大きくありませんが、待望のキハダが釣れました。
まだまだ釣れるだろうとパヤオの周りを流すと、またもやヒット。ミカさんに竿を手渡して魚のヒキを存分に味わってもらいました。
無事釣り上げました
ミカリン、キハダを釣り上げるの巻 1min53sec
Click to play
Macintosh : QT(11,484KB)
Windows : WMV(41,160KB)
さらに続けて流すと石井さんにアタリがありました。これを皮切りに次々とヒットして流していた5本全てのフライに魚が食いついてきました。群れに当たると一斉に釣れるのが特徴的です。
今度はレイナちゃんとチカちゃんにも竿を持ってやりとりしてもらいます。初めて竿を持つ二人は勝手が分からないままキハダを釣り上げますが、楽しんでもらえたでしょうか。
レイナ&チカ、キハダを釣り上げるの巻 3min49sec
Click to play
Macintosh : QT(23,670KB)
Windows : WMV(74,486KB)
そうこうしているうちに16時になってしまいました。釣りも終了となり桟橋へ帰ります。撮影に夢中になってたため、僕は最後に一流しをしただけで、獲物はなんにもなしの丸ボウズに終わってしまいました。残念。
ホテルの桟橋に戻ってくるにはあっという間の距離です。船に荷物を置かせてもらって桟橋のスタッフに話を聞くと、明日はもっと風が出て波が高くなる予報だそうです。曇りがちで気温もやや低かったし、沖縄気分を味わっていないのですが、天気には勝てません。
ホテルのロビーに戻ってきたのは17時頃でした。ここで今日那覇行きになる吉江さんとミカさんとはお別れになりました。
その後、18時頃からホテルの中華レストランで夕食をとりました。今日釣ったツムブリとキハダを刺身とフリッターにして出してもらったのですが、いまいちどちらがどの魚かよく分かりませんでした。
ここの食事はとても旨かったのですが、なにより量が多くて平らげるのが大変でした。
その後、ホテルの送迎バスに乗って少し離れたビーチ居酒屋に呑みに繰り出しました。ここでも結構長っ尻で22時頃まで居たのではないでしょうか。釣りがイマイチだと呑むしかないってトコでしょうか。
その後ホテルの部屋に戻って、明日に備えて昨日よりは早く、23時頃には寝ました。
その3へ続く
Copyright (C) びぃ,2007-03-13,All-Rights Reserved.