3度目の正直!今度こそ釣るぞ
またもやへらぶな釣りに行ってきました。4月29日にへらデビューしたもののわずかに1枚。翌30日は丸ボウズに終わってしまいましたので、このままでは引き下がれません。
平日に休みがとれる機会があったので、フライを持って忍野デビューと悩んだのですが、3度目の正直を掲げて野田幸手園に行ってきました。
とはいえあまり大きいコトを言っても始まりませんのであわせるべきアタリが分かるようになる。ちゃんとあわせて3枚釣るを今回の目標におきたいと思います。さすがに丸ボウズだけは回避できると思うんですけど。
現地に到着したのは10時過ぎ。最近朝早くに起きることができなくて、やっぱり遅くなってしまいました。受付で料金を払うと、今日は事務所前の桟橋はお休みで、入り口側のさくら~松桟橋のみとのこと。ぐるりと見てみると平日にも関わらず結構なお客さんが入っています。竹桟橋が一番多く、半分くらいの入り、さくらともみじは3分の1程度、アカシアが少なくて、松桟橋には人が入っていませんでした。
天候は曇りからちょうど晴れてきたところ。行きの車中のラジオでは都心に濃霧注意報が出ているとのことでしたが、野田はこれからお日様が出てきて暑くなりそうな感じです。風は東南から少し吹いています。
端の松桟橋だとちょうど背後の木が風除けになっていて、水面を見ても一番さざなみが無く釣りやすそうです。岸に近いところではハタキ(産卵活動)のせいか時折バシャ!と魚が跳ねているようです。結局松桟橋の入り口から4番目に釣り座を決めました。
今回は前回の敗因である混雑(だと思いたい)が無いので、まずはここ2回やってきた短竿+約1mの浅ダナ+両ダンゴの釣りで始めます。前回のように魚の反応が悪ければ、めいっぱいタナを下げる打開策をとることにします。
1種類の餌を2本のハリに付けて釣る釣り方。グルテン餌を2本のハリに付けたら両グルテン、ウドン餌を2本のハリに付けたら両ウドンと言うのに、今回のような麩やマッシュポテトが主の餌では両麩や両マッシュとは言わずに両ダンゴと言うのは何故だろう?グルテン餌だってダンゴ状に付けるのに。ねぇ?
エサはパウダーベイトヘラ+特Sにしました。準備を整えて釣り開始となったのは10時半頃だったでしょうか。早速エサを打ち始めると、4~5投でウキがモヤッと動き始めます。さすがは平日、反応が早い。
ところがモヤッと動くもののなかなか最初の一匹が釣れません。まだまだヘラのアタリを見切ってあわせるところまでは上達できていないようです。
どこであわせればいいんだろう?と四苦八苦していると、ウキが勢い良く沈んだ派手なアタリが出ました。これがズン!と感触があって、ようやく一匹掛かりました。こんなに分かりやすくアタるのが正解なの?とびっくりしていたら、ギュンギュン強く引いています。あれ?スレだった?とあげてみると良いサイズのヘラがぽかっと浮いてきました。しかもちゃんと口に掛かっています。良かった良かった。
あんまり難しく考えなくてもいいのかな~?と続けてスポッと消し込んだアタリをあわせると、今度はかわいいヘラが釣れました。
こんなに分かり易いアタリが正解なのでしょうか?しかし派手なアタリ自体ならいっぱいあります。その度に素早くあわせてもやっぱり掛からないのです。派手に消し込むアタリが正解なのではなく、たまたま元気良く吸い込んだので釣れている、ということなのでしょう。
やはりサワリがあって釣れそうな前触れの動きから続く、ツン!と引き込むアタリをあわせなければ。とウキを睨んでいると、まさにそんな前触れから続くアタリがきました。
これだ!とあわせると、ズン!と重みがのって針掛かりしました。よっしゃ!コレかぁと手ごたえを掴んだと思ったら、魚のヒキもずいぶんと強い。あれれ?やっぱりスレ?
上げてみるとちゃんと口の上顎に掛かっていました。タモに納めてみるとまたもや良い型です。40cmとはいかないまでも立派なへらぶなでした。
この3枚目はいかにも釣ったど~!というタイミングで掛けたので嬉しかったですね。末席とはいえ、へら師の仲間入りを果たしたような気がしました。
ふと時計を見ると11時半。約1時間で目標にしていた3枚のへらぶなを釣ることができたので、ほっと一安心といったところでしょうか。次は良いアタリをあわせてドンドン枚数を稼いでいきたいところです。
ところが、やっぱりなかなか釣れてくれません。いいアタリだったんだけど空振り、という状況が延々続くようになってきました。これがウワサに聞くカラツンか?
ようやく4枚目が釣れたのは、やっぱりピュッと勢い良くウキが沈む派手なアタリでした。引きもあまり強くないのでおチビちゃんかな?と思って寄せてきたら、やっぱりお子様サイズでした。
この後次第にウキがなじまなくなり、ピョコピョコとウキが動くようになってきました。あきらかにスレだろうというウキの沈み方に悩まされるようになり、1匹思わずあわせてしまって案の定スレ掛かり。これが上ずりという現象なのですね。
ffmediaの釣行会で知り合ったお地蔵さまから前回・前々回の釣行記を読んだとメールを頂きまして魚が寄ってきたらエサに少し水を足して練ってハリに小さく付けると良いとのアドバイスを早速実践したのですが、やっとウキがなじんだと思っても、あわせてものらないという悩ましい状況が続きます。そんなこんなで約1時間半。
かなり頑張って格闘したものの、次第にあわせが大きくなって、空中に放り投げた仕掛けが絡んでしまったりと釣りが雑になってしまいました。どうにもならん、僕の技量では太刀打ちできんと、ここで方向転換です。
時計を見るとちょうど13時。いったん昼飯でも食って気分を換えるかなぁ~と思った時、ふとそうだ。タナを目いっぱい深くしてチョウチン釣りを試してみようと思い至りました。
これで反応が無いあるいはさっきと同じだったら昼飯だとタナを下げてエサを投入してみると、3投目にはウキがモヤっと動くではありませんか。
お!これはいい感じかも…?と思ってウキを見つめると、モヤっとした動きの後に、やや力強いツン!という引き込みが!1節くらいの小さい動きでしたがハッシ!とあわせるとズン!と重みが掛かって針掛かりしました。
よっしゃ!と意気込んだ途端、ギュン!と力強いヒキがきました。先程のヒキより更に強くスレ?いや、あのアタリでスレは無いだろう。これはサイズが大きいのでは…と締め込みに耐えるのですが、これがなかなか寄ってきません。1分以上は浮いてきませんでしたね。
桟橋の下に潜られたりして一向にラチが開かないものですから、とうとう立ち上がってやり取りをすると、ようやく浮かんできました。チラッと見えた姿はもしかしてコイ?と思ったのですが、体高も幅もある立派なへらでした。
こりゃあデカいわ。取り込んだタモが重いぜぇとニタニタしながらメジャーを取り出し測ってみるとジャスト40cm(写真ではメジャーがたわんでます)。他の池ってどんなものなのか知らないのですが、へら池ってこんなサイズがポコポコ釣れるの?これって一般的なサイズなの?と少しびっくりしてしまいました。僕はてっきりへら池ってどうせ痩せた尺未満が標準なんでしょ?と思ってました。ゴメンナサイ幸手園。
柔らかいへら竿でこのサイズを掛けるとめっちゃ楽しいですね。これよりデカいと0.4号のハリスでは獲れないかも知れません。野べらのデカいの狙いで夢中になっている人も少なくないと聞きますが、さもありなん。
今度房総のダムにでも行ってみようかしら?もう遅いかな?ブラックバスとのダブルヘッダーも良いかも…。
このへらぶなを取り込む時に、実はもう一匹へらぶながくっついてきていました。ブラックバスやシイラなどではよく聞く話ですが、へらぶなでも同じようなことがあるとは知りませんでした。
思えば岸に近い所でハタキのためか魚がバシャ!とやっていましたので、産卵活動のために対になって行動していたのかも知れません。岸に近い所に釣り座を構えたため、産卵を控えた良型が釣れたのかな?
しかし確かマブナはオスが少ない(関東あたりじゃほとんどいないところもある)魚だったはず。へらぶなってどうなのかな?ツガイで行動したりするのかな?性比って1:1なのかな?むむ…まだまだ修行が足らんのぉ。
さて思い付きから試したらこんな良型が釣れちゃいました。ヒョウタンからコマならぬチョウチンからヘラです。こうなったら昼飯なんて後回しです。どんどん釣っちゃおう。
エサを投入すると早々にピュッとウキが沈んでまたもや釣れました。今度も尺を上回るなかなかの魚でした。
悪くない型なんだけど、ぴゅっとウキが引き込まれたのが気になる…
これで6枚、目標の倍になりました。良かった良かった。こうなったら終了まで頑張ってツ抜けを目指してみっかと気合を入れ直します。しかしさっきのウキの引き込まれ方が、午前中の釣れない状態へ突入したのと似ている気がする…。
気のせいであってくれ!と思っていたのですが、やはり悪い予感が当たってしまいました。次第にあのウキがなじんでモヤっと動いてからツン!という動きにならず、いきなりピュッとウキが引き込まれるようになってきたのです。
あぁ~まただぁ!深いタナでも上ずってきてしまったようです。なんとかウキがなじんで良さげなアタリが出てもことごとく空振りしてしまい、ついにはウキが持ち上げられたり、ピュッと沈んだりとどう見てもスレだよね…という動きになってしまいました。
結局、そのまま15時になってしまってあぁ…終わりだぁと思っていたら、終了のアナウンスが聞こえてきません。あれ?平日は16時までだっけ?土日しか来てなかったから15時までだと思ってました。ラッキー!急遽泣きの1時間が入りました。もうちょっとなんとかしたい!
しかしここまで約1時間半、手も足も出なかったのでこのままチョウチンを続けても玉砕です。よし!また浅ダナに変えたらなんとかなるかも?
…なんともなりませんでした。
やっぱり浅ダナでもウキがピョコピョコ動きます。ウキの周りにはポコポコと泡が浮いてきて、かなりのへらぶなが寄ってきているようです。
終了間際、ぴゅっと沈むウキにエイヤッ!とあわせるとクチボソが引っ掛かってきました。
へらぶなの上ずりだけでなく、ジャミ(小魚)まで寄ってきてしきりにエサをつついていた、というオチでした。
こうなっちゃうと釣りの手管の無い僕には、場所替えくらいしか手立てが残されていません。作ったエサも無くなったことですし、今日はこれにて終了です。
いや~。楽しかった。アレコレ悩んで試してすごく疲れもしましたが、ちょびっと上達したような気になれたし、良型のへらぶなも釣ったので、今日の成果としてはヨシとしましょう。
帰りに空きっ腹を抱えてラーメン屋に飛び込み、とりあえず腹が膨らんだところで今日の反省を。
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