寒いし緊張するし釣れないし…でも楽しかった
ffmediaの主催による菅沼特別釣行会に行ってきました。昨年9月に行われた菅沼特別釣行会では、話もたくさん聞けて楽しい思いができましたので、今回も早々に応募しました。
朝7時の集合時間に10分ほど遅刻してしまいましたが、菅沼キャンプ場に到着するとffmediaのスタッフの方々とお会いできました。
今回はへらぶな釣りでアドバイスを頂いたお地蔵さまからレポーターの推薦を頂きまして、今日はカメラを回して撮りますからね。ばっちり釣って下さいとのこと。撮られるとなるとなんだか緊張してきます。石橋さんから撮影の心得とアドバイスを頂き、釣りの準備に取り掛かります
駐車場からえっちらおっちら荷物をボート乗り場まで運びます。管理事務所で荷車をお借りできるのがとてもありがたいです。ハンドコンエレキにバッテリー、竿やカバンなど、手で運ぶことを考えたら大変です。
ボート乗り場の湖畔に立つと湖の奥から風が吹いてきます。いかにもボートポジションに苦労しそうな強い風です。2mは減水していて、奥に続く弁天沼への水路の水深が浅く、行けなくなっているそうです。既にボートは30隻近く出ていますが、出船場所近くの湾にアンカーをおろして釣り始めている船がほとんどです。
さてはてどこを攻めるかな?と出船すると、北向きの斜面の木陰にはまだ雪が溶けずに残っています。うへ~!ここはまだ春なのね~。気温も低くまだまだ寒いようです。事前に聞いてはいましたが、とてもハッチのある気候ではありません。
これほど寒いなら、お日様の光があたって水温が少しでも上がる湖の南側の斜面へ入ります。小魚を食べるマスを狙う、という筋立てでストリーマーを引っ張る釣りからスタートしました。
ところが風がビュウビュウ吹いてきて、アンカーが止まりません。水に濡れたラインを引いていると手がかじかんできます。どうしてネオプレーンのグローブを持ってこなかったのだろう?こりゃあツラい釣りになりそうだ。
風に流されるボートを何度か立て直しているうちに近くのボートで釣っている姿を2度程見ました。ストリーマーにはアタリかな?と思う感触が2回だけありました。お昼前には風を避けられるところを探してウロウロしたのですが、どこも強風でやっぱり元の場所に戻ってきました。
陽がさして風が止まると時折、水面でパチャと小魚が跳ねます。マドラーミノーを引っ張ってみると3~4匹のウグイがつついてきました。一応小魚がいることだけは分かりました。う~ん?やっぱマスはいないのかなぁ?
午後になってカメラマンさんと石橋さんがやってきました。全然釣れていませんと告げると、石橋さんに出船場所脇の流れ込み付近で釣れているとのアドバイスを頂き、場所移動することにしました。
流れ込みの沖合は船団になっていました。合間に入らせてもらって、BS(ボトムスキャニング)に挑戦します。これはお地蔵さまが提唱する釣り方で、湖底の様子を探ってマスのポイントを絞り込んでいく方法です。
フライは昨夜ffmediaで紹介されている石橋さんのタイイング映像を見ながら4個だけ作ったテルチャン(蛍光オレンジ)です。ティペットを約1mとって、タイプ4のヘッドでボトムまで沈めます。ゆっくりゆっくり引っ張ってくるとググーっと重くなって底を引っ張ってきているのが分かります。
これはその昔ブラックバスをワームのズル引きで釣っていた頃の感触と同じ。何だか懐かしいなぁ…って感慨に耽ってしまいましたが、実は先週のキス釣りでサビいた時も同じ感触だったのでした。
当初はゆっくりジリジリと動くように引いてみました。あまりアタリが無いので少し早めに引くようにした頃、廻りが釣れ出して食いが立ってきたようです。そろそろ僕にも…と思っていたら、待望のアタリ。エイヤっと竿を立てるもフッキングしません。
今度こそと身構えて、コツンときた途端、目一杯あわせるもまたもやハズレ。食いが浅いのかなぁ?と首を傾げていたら、僕の大仰なアワセをバッチリ見ていた石橋さんからアドバイスを頂きました。手でラインを手繰りこむようにあわせるんです。竿を立てると沈んだラインが引かれるだけでフッキングできないんですよとのこと。なるほどぉ。
ラインを引っ張り続けられるように、やや早めに小刻みに引いてアタリを待っているとコツンとアタリがありました。アドバイス通りにラインを慌てて手繰って引くとようやくハリ掛かりしました。
ゆっくり竿を立てると思いのほかヒキが強いです。昨年の秋も5xティペットをブチ切られたし、手がかじかんで思うように動かないし、待望の一匹だし、と言い訳をしながらかなり慎重にやりとりしました。上げてみるとそんなに大きくはないサイズです。廻りに見せ付けるみたいでなんかヤラしい感じになっちゃった。けどうれしい!
計ってみると35cmくらいでした。撮影してもらってからリリースしてほっと一息つけました。良かった良かった。
その後も釣り続けます。またもやアタリがあってあわせるとドパーンと元気に跳ねました。え?今跳ねたの?と戸惑っているとグッと重くなってしまい、引っ張り上げると何時の間にやら藻のダンゴに化けられていました。トホホ。
次第にアタらなくなってきました。同じフライにスレてきたかな?とオリーブのアオミドロに替えるとアタってきましたが、これもジャンプ一発でバラしてしまいました。どうやらローテーションも必要みたいです。オレンジに替えると一発でアタるが乗りません。
その後アタリも出なくなり、17時も迫ってきたので終了しました。1キャッチ2バラシと幾分寂しい結果ですが、結構夢中になって朝8時から夕方17時まで食事もとらずにバッチリ釣ったのは久し振りです。
今回は撮影に協力するリポーターに任命されましたので、ボートを降りてから締めのコメントを石橋さんと撮影しました。マイクが壊れていたこともあって、本当にカメラの目の前に立っての撮影でした。すごく緊張してしまってちゃんと喋れていたかさっぱり覚えていません。目線をどうしていいか分からなくてキョロキョロしていたことだけ覚えています。
寒い中スタッフの皆様お疲れ様でした。お蔭様で楽しい釣行会でした。また機会がありましたらよろしくお願いします。
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