最近へらぶながアツいのです、個人的に。
焦燥と困惑のうちに午前が過ぎてしまったので、売店でカップラーメンを買ってお昼ご飯にします。こういう時は場所と気分を変えないとどうにもなりません。この頃雨が降り出してきたのでビデオを車の中へ引き上げてしまいます。天気予報ではさいたまの雨は夕方からとなっていたのですが、降り出すのが少し早いようです。残念ながら撮影はここまでで午後は釣りに集中します。
午後はここで釣りました(17時前に撮影)
右上画面外あたりが午前中に釣りしていた場所です
午後は中桟橋の中央桟橋寄り北向きに入って、テントを借りて立てます。テントでの釣りは初めてなのですが、いいですね、これ。なかなか快適です。
午前中の宙釣りでは1枚しか釣れませんでしたので、このまま完敗では帰れません。もうちょっと釣果を伴ったカタチで何かを掴みたいので、午後も宙釣りから入ります。しかし浅いタナではジャミの猛攻に再び遭う可能性が高いので、深いタナを狙ってみたいと思います。
水深を測ると約1.8mくらい。午前中の場所よりやや浅いようです。底上約30cmくらいにえさがくるようにウキ下を合わせます。この水深でもジャミアタリがひどいようなら底にします。
えさは同じくパウダーベイトヘラ+特Sです。午前中の虎の子の1枚の感触を思い出しつつ、えさは大きめ、溶けて食べ頃サイズになるまで待つ、イイあたりだけを取るとブツブツ復唱しながら、えさを打ち込みます。
さわりが出始めたのは10投もしないうちでしょうか。午前中と違ってウキの動きが落ち着いていてイイ感じです。ウキがなじむ際に少し止まることがあるものの、ジャミが盛んに…という程ではありません。
深くなじんで、ゆっくりえさが溶けてウキの目盛りが2~3つ上がった頃にモヤッと触ります。ジャミが小賢しくピンピン触る感じではなく、ゆっくりとウキが上下しています。お?なんかへらっぽいよ~。
大きくは無いものの力強くツン!とあたってあわせるとギュン!とへらが引き込みます。これこれ!本で勉強したアタリの雰囲気ってこんな感じだったのよ~。やっとイメージトレーニングが役に立ちました。
この調子で次行ってみよう!と続けて投げ込みます。ふわっと上がったウキがぷるっと震えて食い上げだ!とあわせると、3枚目がギュンと竿を絞ってくれます。
スレで1匹掛けた後、雨が止んで次第にアタリがジャミっぽい感じになってきました。あわせると空振りするようになり、更にはクチボソを3匹程掛けてしまいました。午前とあわせると5~6匹程釣っています。へらぶなより多いジャン。なかなか長続きしませんね。
水面にはみるみるうちにクチボソが大量発生してきました。ぷちぷちパチパチ音と波紋を出しながらウキに竿にと当たってきます。竿に手を掛けているとコツンコツンと当たって煩わしいったらありゃしない。ジャミ対策ってどうしたらいいのかな?結局今日はこれに尽きるようでした。
14時30分頃、ちょうどえさも無くなったし、どうにもへらぶなっぽいアタリもなくなってきたので、底釣りに切り替えます。深いタナでの宙釣りで2枚取れたし、今度はすっきりと切り替えができます。
お地蔵さまからアドバイスを頂いた底取りの作業をしてウキ下を調節します。えさは両ダンゴの底釣り用の餌を持ってないのでパウダーベイトヘラ+特Sのままで行きます。水を気持ち多めにして柔らかく、練り込みも多めにして、空気を抜いて早めに沈む重めのえさ作りにしてみました。
打ち込んでみると横風が少しあるせいか2~3目盛りほど馴染みます。底を切ってしまうよりは少しくらい這っている方がいいんだけど大丈夫かな?と思っていると3投目くらいでモヤッとサワリ始めます。なんだ、この場所は底も良いんじゃん。
続けてえさを打っていきます。ウキが馴染んでから次第にウキが上がっていきます。えさ落ち目盛りが出てから我慢して待つと小さいモヤッした動きが出てきます。ここから集中集中!と自分に言い聞かせます。
そのままウキの動きが止まってしまうことも多々ありますが、モヤモヤの後に小さいけど力強いアタリがチコッと出ます。ハッシとあわせるとギュン!と竿が絞られました。よっしゃ!やっぱり落ち着いて待つ方が精神衛生上イイなぁ。
宙釣りのように頻繁に派手にウキが動くわけではないのでまだ我慢ができる、という点で底釣りの方が合っているのかも知れません。いきなりズボッとウキが沈んだりすると、僕の気持ちも煽られてしまいますから。
とはいえ水面にポコポコと泡付けが出てくると宙釣りの方がいいのかな?との気持ちも出てきます。午前中にはほとんど泡が出てこなかったですから、この状況で浅いタナはどうなんだろう?しかしジャミの猛攻を受けそうだしなぁ。アレコレと思い悩んでしまいます。
それでも底釣りでじっと我慢をしていると時折ツン!とウキが引き込まれ、あわせるとバッチリ掛かりました。釣れるうちはアレコレ変えない方がいいのかな?と思いつつ、5枚目のへらぶなのヒキに竿をためます。
続けて釣るとすぐに6枚目のへらがツン!とウキを引き込んでくれました。この後はもう底釣りで行こうと決めました。釣れりゃ悩みも解消、現金なモンです(笑)
こちらは少し小ぶりですが、続けて釣れたのが嬉しい(15時35分)
この後釣果を聞いて回るおじさんがやってきました。何枚釣れました?と聞かれて6枚ですと答えると、『それは気の毒な…』と言いたげな笑顔でそうですか。と答えてくれました。先週3日にも2枚ですと答えて同様の笑顔をされました。確かに何十枚と釣る達人名手と比べると寂しい釣果です。
しかし先週、この釣りに入門以来、5回目にしてようやく通算10匹のへらぶなを釣ったという、修行の道を歩き始めたばかりです。この道を行けばどうなるものか…。先は険しいですが、いずれはガバガバ釣れるようになる…といいなぁ。
ガバガバとはいかないまでもジリジリと釣果を伸ばしたいと思っていると、またもやアタリが。終了まで1時間足らずを残して7枚目を釣ることができました。やった!自己記録更新!
16時30分には場内でそろそろお帰りの支度を…と放送が掛かります。ここまで7枚。先週一緒にきた彼女が7枚のへらぶなを釣っているので、やっぱりここは彼氏の面目というか、1枚でも多く釣っておきたいというのが本心です。『数釣りに拘って熱心に通って結果がコレじゃ、やっぱり格好付かねぇし』
大丈夫。じっと我慢して待てばきっとチャンスはくる。良いアタリをちゃんと取るんだ、と自分に言い聞かせます。待望のアタリをそれっ!とあわせて、へらがギュン!と走った時にはよかったというより、バレませんようにとお祈りしてました。もう必死のパッチです(笑)。
8枚目を釣った時にこれでアガリ1枚でいいかな?と思いました。残り時間としては10枚釣るのは難しいです。しかしギリギリまで1枚でも多く、という釣りから久しく遠ざかっていましたし、数に拘る釣りに入門したんだから、と粘ることにしました。
結局、この後ツン!とアタリがきてあわせると魚が掛かったのですが、あっという間にバレてしまいました。スレかな?とも思いましたが、仕掛けを見るとハリスが切られていました。何枚か釣ってハリスが弱っていたのでしょう。こういった細かい点検も今後の課題ですね。今日はこれにて終了、慌てて撤収です。
17時前の中桟橋。脱帽一礼、ありがとうございました、の気分デス
ここのところ『へら心』がアツいです。う~む。明日もやりたいぞ。我ながらおバカさんだなぁ。
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