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夏の喰い渋り対策
トロロセットに挑戦

釣れない時間帯の克服が最重要課題

2007-07-08

　先週、へらぶな釣りに入門して初めてツ抜けを達成したことに気を良くして、またもや道満河岸へら釣り場へ行ってきました。昨日釣行予定だった富津の半夜メバルは強風のため出船中止と若干フラストレーションが溜まってますので（笑）、メバルの仇をへらぶなで討つと、開場の朝6時を目指して突撃します。

　今週木曜日に買った凱（かちどき）のブラックカッツケ2番を試してみたいので、今日も浅ダナの宙釣りからスタートします。そして恐らくまた釣れない時間帯がやってくるでしょうから、その時にいろんな釣りを試して打開する！というのが、今日のテーマです。

　6時過ぎに釣り場に入ると例会が無いようで、意外に人が少ないです。どこにしようかと迷いましたが、せっかくの機会だし…と、普段人がたくさん入っている中桟橋の第一水車前に釣り座を構えました。さてはて人気場所の実力や如何に？

右前に見えるのが第一水車です

　ウキ下は50cm程にセットし、GTS：特S：水を2：2：1（単位は100cc）でブレンドしたえさを作ります。準備を終えて第1投を振り込んだのは6時30分頃でした。
　えさを10投ほど打った頃、ウキがモヤモヤと動き始めますが、なかなかツン！という良いアタリがでません。やはりジャミにつつかれているようです。たちまちえさが落とされてしまうようなので、えさを練り込んで粘りを出していきます。
　前回も粘りを出さないとえさが持たなかったなぁと思いながら調整すること30分程、ようやくツン！とアタリが出て、これをあわせると魚が竿を絞ります。ようやく1枚目が釣れました。

待望の1枚め（6時59分）

　しかしいつものごとく後が続きません。えさを打ち返すのですがツン！と力強いへらのアタリが出ません。フワフワとジャミがつつくウキの動きだけなので、どんどんえさを練り込んで粘りを出していきます。
　お好みのえさは硬いめかな？と途中でGTSを足したり、あれこれ試行錯誤しているうちに、たちまち1時間が過ぎようとしていました。最初に作ったえさがそろそろ無くなりそう…。本当にアッという間に時間が過ぎてしまいます。
　えさを丸めているうちに皮膚に粒子が付いてしまうくらい粘りの出た結構硬めの状態になった頃、ようやくウキが沈むくらいの良いアタリが出て2枚めが釣れました。

時間が掛かった2枚め（7時52分）

　再開すると続けて3・4枚めが釣れました。よし！連続だ！このえさの感じが正解かな？とようやく行きつけたようです。前回も同じような感触のえさになったことを思い出しました。ジャミが多い場合にはあまりバラけず、つつかれても多少持つえさが良いのかも知れません。

3枚め・4枚めは連続（7時56分・59分）

　ところが悪いことにちょうどえさがなくなってしまったタイミングでした。改めてえさを同じように作ると、かなり柔らかくなってしまいます。そこで後からGTSを200ccを加えるとイイ感じで硬めになりました。
　ここからなんとか先程のえさの再現を…と頑張っていると、8時36分に5枚め、8時54分に6枚めが釣れました。少しは対応力が付いてきたかな？…30分もかかってしまうようでは、まだまだ修行が足りませんな。

もう一度同じえさを作るのに苦労した5枚め（8時36分）

とはいえなかなか釣れ続かない6枚め（8時54分）

　9時を回って、時折陽が差すようになってきました。次第にまたツン！のいいアタリが出なくなって、7枚めが釣れたのは9時40分でした。6枚めから1時間近くが経っています。どうやら釣れない時間帯に突入してきたようです。

瞬く間に1時間近くが過ぎてしまった7枚め（9時40分）

　10時頃になって、これはイカン！事態を打開する次の一手を打たねば！と釣り方を変更することにしました。今日は昨晩スーパーで買ってきたふじっ子の純とろ（トロロコンブ）を投入して、トロロセットに挑戦してみたいと思います。

真夜中過ぎのスーパーで購入したふじっ子の純とろ

　上バリにこれまで使っていたえさを、下バリにトロロコンブの繊維を引っ掛けて投入します。思った以上にトロロコンブって抜けないんですね。
　雑誌に載っていたようにハリス7-15cmの短ハリスで初めてみたのですが、ジャミがつつくためかウキがピョコピョコ動いてとてもアタリがとれません。
　これまでの両ダンゴでの15-23cmのハリスに戻してみると、ウキが落ち着くようになってきました。雑誌記事を鵜呑みってワケにはいかないなぁと反省し、へらぶなっぽい力強いアタリにだけ集中してあわせると、トロロ初のへらぶながギュン！と竿を絞ってくれました。へぇ～、やっぱりトロロでも釣れるのね。

祝！初トロロで8枚め（10時42分）

　トロロセットで釣れない時間を克服だぁ！と見立てていた思惑が一応奏功したと申しましょうか、30分程間が空くことがあるものの、ポツポツと釣れ続いて釣果を伸ばすことができました。

その後トロロセットで9枚ゲット！

　昼間のアタリの途絶える時間をどうにかする、という打開策としては、充分効果アリと言えるのではないでしょうか。初めてにしては上出来です。
　左隣のお兄ちゃんなんかは1mタナの両ダンゴで押し通して今日はそんなに釣ってないですよ。へらが上ずっちゃってと言いながらも、僕の倍は釣っていましたので、もちろん腕が良ければ問題ない話です。しかし釣り難い時間帯にず～っと釣れるえさのタッチ（感触）を探ってシビアな試行錯誤を続けていくのは、結構ツライものがあります。トロロセットであれば未熟者でもどうにか食わせることができると言えそうです。

緋鯉の花子もご挨拶

　トロロセットに好感触を持ちながら、そろそろ釣り終了予定の14時が近づいてきます。少しえさも残っていることだし、1枚でも多く釣りたいなぁ、と粘っているうちに、時間がドンドン過ぎていきます。帰らなきゃ！でも帰れない！

そろそろ帰らなきゃと焦っている18枚め（13時54分）

　結局14時30分には車に乗って出発しよう、それが限界だとギリギリまで粘ってしまいました。14時20分に釣れた1枚を最後に、慌てて道具を片付け釣り場を後にします。

アガリ1枚となった19枚め（14時20分）

　結局8時間余りで19枚のへらぶなを釣ることができました。トロロセットのおかげです。もちろん早いアタリや微妙なアタリを取り切れなかったし、基本的な点で修行が足りないと思うところがいっぱいあります。いろんな釣り方を試して幅を広げていくと同時に、もっと数を釣って技術を磨いていきたいなぁ、と思っています。

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