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約20年ぶりに淀川で
ハゼを釣ってみる

思い出の場所を巡る旅 第2弾

2007-09-08

 再び実家に行く機会ができましたので思い出の場所を巡る旅 第2弾をやってみることにしました。残念ながら今回は4時間程しか時間がないので、たっぷり釣りをすることはできません。
 どうしようかな~?と考えるうちに思いついたのが淀川でのハゼ釣りでした。

 淀川に初めてハゼを釣りに行ったのは多分小学4年生くらいの頃だと思います。淀川でハゼ釣り大会をやるという情報をテレビで見たと記憶しています。
 その大会の受付だったのがJR塚本駅前の塚本フィッシングセンターという釣具店で、そこからすぐ近くのJR東海道本線陸橋付近の川岸に弟と一緒に父親に連れて行ってもらったのが最初の機会でした。

 大会の結果は参加賞だけでしたが、初めてのハゼ釣りでも結構釣れて楽しかったです。その後も何度か連れて行ってもらって要領が掴めたので、弟と二人だけで行ったりもしました。二人だけの時はハリスを長くし過ぎて全然釣れず、近くのオジサンにアドバイスを貰ったのがえさも捨ててしまった帰り際。肩を落として帰ったことを覚えています。

 この他にも中学生の頃には友人達と阪急南方駅から歩いて新御堂筋陸橋付近にハゼ釣りに行ったこともありました。川岸をスコップで掘ってえさのゴカイを捕まえてから始める自給自足スタイルで釣ったのが懐かしいです。

 前回の帰省では若竹池でへらぶなを釣ったわけですがいかんせん道具が多い!。4時間くらいのお手軽な釣りのために大きな荷物を発送するのもいかがなものか…?
 そういう点からもハゼ釣りなら道具立てがシンプルです。そもそも子供の頃の釣りって安近短なコトしかできなかったワケですから、オトナになった今では4時間程のお手軽な釣りにちょうど良いのですね。

 気掛かりなのは、潮時表を見ると大阪の干潮が11時13分、満潮が18時46分と上げ3分から7分くらいの時間帯になります。川だから少し遅れると考えるとちょっと潮が引いてて釣りにくいかもしれないというトコロでしょうか。

 今回はえさの調達ができないと困るので、前述したJR東海道本線陸橋付近の川岸に行くことにしました。
 道具をデイパックに詰めて12時過ぎに阪急電車にのって梅田へ向かいます。ここでJR大阪駅から神戸方面の電車に乗り換え、次の塚本駅で降ります。

お~久しぶり
JR塚本駅

 塚本駅から程近くの塚本フィッシングセンターでえさを購入します。イシゴカイを1パック分500円でした。

ここも何年ぶりかしら?
塚本フィッシングセンター

 えさのゴカイを購入したらテクテク歩いて淀川へ向かいます。3分くらいでしょうか、近いモンです。

テクテクと
堤防に向かって歩いていきます

なじみの景色
堤防の上から淀川を望む

 JR鉄橋の下はワンド状になっています。橋脚の近くで釣り始めることにして、仕掛けを準備します。
 竿は4.5mの渓流竿、道糸1号、小さめの棒ウキがゆっくり沈む程度の割りビシをつけます。連結具はハリス交換が簡単なようにハリス止め付きサルカンを使って、ハリスはあまり長いとアタリが出なくなるので、0.8号を約10cm取ります。ハリは袖の5号です。

 丁寧にウキ下を計って、棒ウキの頭が少し出るように調節して、えさを付けて振り込みます。早速ピコピコとウキが動いたところを軽くあわせると、クンクンと小気味良いヒキが伝わってきます。

キター!
約20年ぶりの淀川のハゼ

 無事1匹釣れたので、右手にビデオカメラを持って撮影に挑戦します。ちょっと釣りにくいのですが、当然竿は左手に持ちます。ハゼ釣りであればなんとか自画撮りできるかな?との思惑です。
 何とか撮れましたがなかなかウキが見つけられなかったり、画面に映せなかったりで難しいですね。

動画

ハゼ釣り編
ハゼ釣り編 29sec

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Macintosh : QT(2,565KB)
Windows : WMV(21,706KB)

 えさが底に付いていないと釣れないので、オモリをやや重めにしています。次第に潮が上げてくると水深が深くなり、ウキが沈没するのでウキ下を深くします。
 この場合はウキを見ていれば分かるのであまり神経質になる必要はないのですが、潮が下げていく途中では逆に水深が浅くなるので、道糸が弛んでしまうことがあります。
 これに気が付かないとアタリが出なくなるので、ハゼのウキ釣りをする場合にはウキ下に注意が必要です。

チビっこ!
小さいハゼが釣れました

 ワンド状の場所から本流へ場所を移動しつつ、5匹ほど釣ったところで横風が強くなってきました。竿がブルブル震えて釣りにくいので、風の当たらないワンド状のポイントへ再び戻ります。
 ところがなかなかハゼが釣れなくなってしまいました。先程までは振り込めばすぐに釣れる入れパク状態だったのですが、アタリをあわせてもなかなかハリ掛かりしなくなり、ポツポツ2・3尾釣るのがやっとです。

 ところがハゼ以外の魚達が元気になってきたようです。ハゼの他にキビレとコトヒキが釣れました。子供の頃は掌サイズの小さなカレイも釣れて賑やかだったことを思い出しました。

これも久しぶり
キビレが釣れました

何故か多いのよね
コトヒキが釣れました

 更には水面にイナっ子(小ボラ?)がボラボラ湧いてきました。水の中を覗き込むと大きいボラがヒラを打っています。

ボラがボラボラ
小ボラがワラワラ群れになっています

 ウキ下を浅くして大きいボラが掛からないかなぁ?と試してみたら、いきなりジャンプ一発で40cmくらいと分かるボラが掛かりました。ヤバイ!0.8号ハリスじゃ獲れないかも?と思った瞬間、ハリが外れてしまいました。しかもハリだけでなく、ウキも外れてプカプカ浮いて流れて行ってしまいました。

 仕方がないので玉ウキに替えましたが、やはりなかなかハリ掛かりしません。あっという間に終了予定の16時になってしまったので頑張ってアガリ1本を釣って終了です。

これにて終了
アガリ1本が釣れました

 今日の釣果は多分10匹くらいです。プルプルと小気味良いヒキを思い出すと3匹あたりから数はどうでもよくなって、ゆっくりのんびり久し振りのハゼ釣りを楽しむ気分になっていました。途中でボラを狙ったりして相変わらず集中できないし、目移りして落ち着かない性格は昔から変わらないんですねぇ。

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