相変わらず手厳しいへらぶな達です…
去る10月20日に椎の木湖でウドンセットの釣りに初挑戦したのですが、これが見事に釣れませんでした。掛かった4枚のうち3枚がバラケのダンゴを食っているというトホホな状態で、これは何か根本的なコトが分かってないんじゃないか?と謙虚に反省しました。
関連書物を読んだりネットで情報を探し、掲示板でダイゾーさんから頂いたアドバイスを読んで、イメージトレーニングを繰り返します(笑)。鉄は熱いうちに打っとけ!と再び挑戦を決意したのですが、27日は台風の影響で雨風が強く釣行を断念しました。28日に仕切り直しを決めると彼女も行きたいとのこと。
決戦(?)を控えて、先週折ったウキや増えてしまったエサを持ち運ぶためのバッカンなどを上州屋浦和店に買いに行くと、店次長の五十嵐さんにお会いしました。あれから2度ほど椎の木湖へ行ってウドンセットでやっても釣れないんですよ~と相談するとアレコレとアドバイスを頂きました。またマルキューの新製品POWER-Xを勧めてもらったりして準備は万端!です。
朝10時に待ち合わせをし、一路東北道を北上して椎の木湖に着いたのは11時15分頃でした。半日券を買って釣り場を見渡してみると相変わらずお客さんがたくさん入っていて盛況です。受付で聞いてみると1号桟橋は少し空きがあるけど、2号と3号は奥に少し2人分並んで入れるところがあるくらいとのことです。どこの釣り座に入ろうか…と思案の結果、1号桟橋に入って奥の方の様子を見ることにしました。
奥の方まで歩いてみると、1号桟橋には少し空きがある程度で、2号、3号は奥の端に並んで入れるところが1箇所あるくらいです。あんまり端の方でも…と思い、1号桟橋の153,154番に釣り座を構えました。
昨日の雨風でへらぶなの活性も下がったことでしょうし、今回は2人とも当初の予定通りウキ下1mのウドンセットで釣りを始めます。バラケえさはPOWER-Xのパッケージ裏に書いてある通りのPOWER-X:特S:水を3:2:1(単位は100cc)で作ります。食わせは感嘆2です。
仕掛けの面では前回は使ったウキが大きかったかも知れない。小さなアタリが出にくかったかも?との反省からリコーサーバンス社製さみだれシリーズのハイテクトップ浅ダナ用5号と6号を使います。
ウキの浮力が小さくなった分、ハリも上バリを改良ヤラズ5号に落とします。あまりバラケの粒子を撒き散らさないようにして、寄せは手返しでカバーします。
道糸は1号、ハリスは0.4号の7-30cmでスタートして、寄り具合などで変更していくつもりです。
釣り座の準備を整えて、えさを打ち始めたのは12時過ぎになっていました。いつも彼女が先に釣るので撮影を…とビデオカメラを構えると、今日はリベンジなんだから釣りに集中しなさいとのお達しが出ました。それでは…と自分もえさを振り込んでいきます。
まずはお地蔵さまのアドバイスを思い出し、振り切りでえさを打ち込んでいきます。ところがウキが全然なじみません。どうやら思ったよりえさが早くバラけてしまうようです。隣の彼女も全然ウキがなじまないというので、二人ともウキがなじむようになるまでえさを練り込んでいきます。結局10回くらい練ったでしょうか。
ようやくウキがなじむようになったら、次第になじみが遅くなりフカフカとさわるようになってきました。へらぶなが寄り始めたようです。しかしここからスコン!とウキが…と待てども、鋭く落とすことがありません。
う~む。まだ寄り始めなのかな?それとも仕掛けが合ってないのかな?ハリス長なのかしら?えさの付け方?と疑念がアタマをもたげてきます。すると隣の彼女が何も言わずに竿を立てています。早っ!
うわ~とかキタ~とか言わずに淡々と魚をあしらってタモ入れしてしまいます。一緒に来ている僕の釣りの手を止めないよう、何事も自分でできるようになりたいと言って、今ではハリ結びまでバッチリです。もはや一丁前どころか僕より上手。今日も第1号は彼女がゲットしました(T_T)。
彼女が釣ったのとえさは同じ、仕掛けもほぼ変わりませんので、ひとまずはこのままでいいんじゃないかな?とにかくへらぶなが食ってくるまで寄せよう、と振り込みを続けると、またもや彼女にお魚が。椎の木湖のへらは女性にサービスが良い?それともやっぱり腕前の差?
自分の釣りに集中するあまり、結局絶好の撮影チャンスを逃してしまいました。やっぱり最初に撮影すればよかった…とビデオを構えます。いつもすぐには釣れないよとか言って騙されてしまうのです(笑)。
モヤッときました編 1min9sec
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ズボッと入りました編 27sec
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残念ながらサービスタイムが終わってしまったのか、この日は彼女も苦労したようで撮影のタイミングで簡単に釣り上げるというわけにはいきませんでした。それでは…と僕も釣りに戻りましたが、相変わらずアタリが出ません。
ようやく彼女が3枚めを釣り上げたのは約1時間ほど経った後でした。アタリが少ない…と言っていたのでハリスを伸ばしてみたら?と45cmに伸ばした後の1枚です。でもハリス延長の効果についてはどうかな…?と言っていましたので、あまり実感は無かったようです。
僕もハリスを伸ばしてみようかな?どうしようかな?と悩んでいるうちに彼女は4枚めを釣り上げます。こちらはロクにあわせることも無いのに…。
これで決心しました(笑)。ハリスを伸ばして40cmに替えました。もう釣り始めて2時間、そろそろ工夫しないとボウズを食らってしまいそうです。もうちょっと早めに動くべきだったかな…と思っていると、彼女が程無く5枚めを釣りました。
5枚め。三脚に固定したビデオで撮っているので同じアングルばっかり(14時5分)
いよいよこれは釣れてる人の真似っこをしてでも…と彼女の釣りを観察します。えさを振り込むというより、竿下にえさを落とし込んでいるので、僕も竿下への振り込みにしてみます。
そういえば前回も竿下くらいが一番サワリがあったよな…と思い出していると、いきなりウキがズボッと引き込まれました。どうやら桟橋下にへらぶなが溜まっているのかも知れません。
これで…と思いきや、胸ビレへのスレが1枚あっただけで、鋭いアタリが続きません。ウキは力無くフカフカ動くだけなので、寄ってはきていると思うのですが、釣れね~釣れね~の連発です。
その後彼女もペースが次第に落ちてきたようです。あわせる動作が目に見えて減っていき、難しい~とタメイキが出るようになってきました。
しかし久しぶりに竿を立てたと思うと、いかにも重そうな水音が聞こえてきます。ビュッと音を立ててハリスが切られた後だっただけに慎重に寄せてくると、これまでよりも大きい立派なへらが寄ってきます。やったね。
難しい~と言いながらも6枚めのへらは1kgオーバー(14時26分)
ペアへらぶな大会以来、大きくてヒキの強いへらぶなにビックリしつつも1kgオーバーを目標に頑張ってきましたので、この1枚はとても嬉しかったようです。1kg超えたよ!と目を輝かせている姿は釣りに合う性分なんだろうなぁと思わせます。そして素質は僕より遥かに上です(T_T)。
時計を見ると、そろそろ残り1時間という頃になってきました。このままではリベンジどころかジリ貧です。右斜め正面から風も吹き出してきたのでウキを上げてチョウチンでやってみることにします。
すると3投めにウキがスポン!と消し込まれました。なんだ、もしかして今日は深いタナだったの?
キタキタぁ~。青い空に差し上げられて曲がる竿(14時38分)
どうやら深いタナの方が活発な魚がいるようです。考えてみれば昨日は強い風に冷たい雨、深いタナの方が良くても不思議はありません。どうしてもっと早くにチョウチンを試してみなかったのだろう?
1mのウキ下より強いアタリが出るようになってはきたものの、なかなかハリ掛かりしません。どうにかここからでも追い上げたいんだけど…と思っていると、彼女に7枚めのへらぶながきました。6枚めからかなり間が空いて苦労していたようですが、なんとか釣り上げました。
次第にペースが落ちてきたものの7枚めのへらぶなをゲット(15時16分)
終了間際になって僕のウキの動きも良くなってきました。もう一枚くらい釣りたいなぁ~と思っていると、無情にも15時30分になり場内に営業終了のアナウンスと寂しげな音楽が流れます。あ~、終わっちゃう~と思っていると、ウキがスパッと消えました。ここを逃してなるものか!とあわせをくれるとズシッと重みが。やった!
よっしゃぁ~!キタぁ~!(15時31分)
初めはすんなり浮いてきたのですが、その姿が見えてデカっ!1kgあるんじゃねぇ?と思った途端に魚が右へ左へ走り出します。終了間際のラストチャンス。ここを逃すと後が無いので、バレるなよ~とお祈りしながら何度も寄せてきます。
アガリ1枚はずっしり重いへらぶなでした
タモがずっしりと重く感じた1枚は1kgを超える良型でした。3枚と数は物足りないのですが、最後を締めくくってくれたと、これにて終了です。
顔を上げると周りの人達はもう帰り支度を始めています。秋の早い夕暮れの椎の木湖の桟橋はどこか寂しい景色に見えました。釣り場に流れる閉店の音楽の所為?それとも釣果の所為かしら?(T_T)。
荷物をまとめて釣り座を後にして、受付で釣果記録紙を受け取ります。彼女は7枚、5.32kgで最大が1,044gでした。ここ3回で7,6,7枚。う~ん安定してるなぁ。
一方の僕は3枚、2.31kgで最大が1,060gでした。ここ3回で2,3,3枚。トホホ…低空飛行です。
今日こそは!と意気込んで来たものの、やっぱり返り討ちに遭ってしまいました。彼女と反省会をするとオモリの重さでえさがぴゅーっと沈んでしまわないように糸を張って少しずつ沈めてみたとかウドンは大きめが良かったみたいとかアレコレと工夫を凝らしていたようです。やっぱセンスあるなぁ。
僕はと言えば、もう少し何かの手が打てなかったのかなぁ?特にチョウチンに切り替えるのが遅かったなぁと、3枚の貧果に終わってしまって、とてもヘコんでしまいました。
二人でへらぶな釣りも、アレコレと話しながら手を探るという段階に入ってきて、かなりアツくなってきました。気候はこれからドンドン寒くなって厳しくなりますが、まだまだ引き下がれません。
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