東古屋湖に行ってきました
ffmediaで一緒に釣行させて頂くようになったお地蔵さまと石橋さんが東古屋湖へ釣り納めに行くとのことで、ご一緒させて頂きました。BSをしっかり教わる絶好のチャンスです。
お地蔵様からアドバイスを頂き、事前準備を進めました。
大きい魚が釣れるとのことでタックルは#6ロッド+#7ヘッドに#8ロッド+#9ヘッドを追加した2本体制です。ヘッドはtype6が良いとのことで2本ともブレイデッドループを繋いでリールに巻き込みます。
ラインバスケットも必要とのことで、買ったはいいものの今まで使ったことがないバスケットを引っ張り出しつつ、念のためホームセンターで折りたたみバスケットを購入し、フライの雑誌78号を参考にゴムひもが張れるようにしました。先々週出番の無かったサケ掬い用の大きい折りたたみネットも車に突っ込み、事前準備はバッチリです。
冷たい雨が降る中、寒くなりそうだなぁと防寒対策を施し、自宅を3時半頃に出発します。給油・買出しと経て、東北道の矢板ICを降りてカーナビ任せに進むと、組合事務所前の駐車場に着いたのはちょうど6時でした。
しばらくすると今回のメンバーであるお地蔵さま、石橋さん、野沢さん、青木さんが到着しました。ご挨拶もそこそこにボートを借りて出船の準備に取り掛かります。
石橋さんと青木さんが同船、野沢さんは一人で、僕はお地蔵さまと同船してBSの実際をバッチリ教えていただきます。荷物を積み込んで出船したのは7時を回ったころでしょうか。
ボート乗り場を出たら対岸下流側の岬の沖にアンカーを打ちます。魚探を見ながらお地蔵さまが岸近くから一気に12mくらいまで落ち込んで、それから平らな地形になっています。この岬を中心に魚が回ってきますと解説をしてくれました。
お地蔵さまのアドバイスにより竿は8番を使います。6番じゃ伸されて上げられないような大物が居ますよなどと刺激的なコトをおっしゃるので(笑)。ティペットの長さは3X+4Xで約1.5mにしました。フライはBSスカッド(オレンジ)です。
最初にお地蔵さまからリトリーブの方法を伝授して頂きます。まずは竿を持つ右手(右利き)から。
・掌を上向きに竿は軽く載せる程度でよい
・フルウエルタイプのグリップのコバに人差し指を掛けて支える
・中指にラインを掛け、握りこまない
・中指にはストリッピーなどを装着しておくとライン滑りが良い
次に肝心のラインを手繰る左手を。
1.掌を下向きにして親指と人差し指でラインを摘む
2.中指・薬指・小指を順に上から被せて掛ける
3.中指・薬指・小指で掌中に引き寄せる(握り込まない)
4.親指と人差し指を離し、上から回して新たにラインを摘む
5.中指・薬指・小指に輪状に掛かるラインからこれらの指を抜く
6.中指・薬指・小指を順に上から被せて掛ける(2.)に戻る
竿の位置に関する注意点は
・竿とラインは一直線にしてラインの重さだけで感じる
・竿先は水中に入れる
・グリップエンドは扱い易い位置(お地蔵さまは高め)に
実際にやってみると、このリトリーブだと底を引っかいてくる様子が良く分かります。凍える指がなかなか言うことを聞いてくれないのですが、次第に慣れてくるとスピードも速くなりました。
同じ方向・コースでなくアチコチに投げて広く探って下さいとのアドバイスで、色々な方向に投げては引っ張り、を繰り返し、少しずつリトリーブに慣れてきたかな?と思い始めた頃、ココン!とアタリが来ました。
きた!と左手でラインを2回引っ張って右手で竿を立ててあわせると、ググン!と魚のヒキが伝わってきました。おおっ!と思った、その瞬間フッと軽くなってしまいました。あ~バレちゃった。
後から思えば、少し左手のラインの手繰り幅が小さかったかも知れません。菅沼・朝霞ガーデンの少ない経験から3回くらい大きく引っ張ってから竿を立てるくらいが良いような気がしています。でも焦って右手の竿を立てちゃうんだよねぇ。
千載一遇のチャンスだった…てなコトにならなければいいけど、と続けて、キャストを繰り返しますが、なかなか次のアタリが出てくれません。
次第に体が冷えてきて、お腹の調子が悪くなってきました。座って休んでいる分にはいいのだけれど、ボート上に立っているとお腹が落ち着かないのです。
お地蔵さまにもアタリがほとんどないまま、10時前くらいになると、いよいよお腹の調子が落ち着きません。すぐにどうということはないけど、なにぶん船の上ですからいよいよ!という状態になってからでは身動きが取れません。ひとまず上がってトイレに行っていいですか?とボート乗り場へ引き返します。お地蔵さま、ごめんなさい。
上陸したのがちょうど10時でした。トイレに行った後、再びお腹の具合が悪くなってもマズいので、僕の午前の釣りはここで終了、休憩を取ることにして、お地蔵さまだけで釣りの続きをして頂くことにしました。
その後僕は車の中でお昼(朝)寝をして、お地蔵さまに起こされたのは皆さんのお昼休憩が終わった頃でした。
様子を伺うとまだ誰も釣れない非常に厳しい状況です。午前中はほとんどアタリがもらえなかったようです。
午後の釣りは、午前のちょうど対岸、切り立った断崖が岬状になっているところから再開しました。こちらも水深12mほど。深いところに大きなマスが居る可能性がある、ということでした。しかしこのポイントでもアタリが出ず、お地蔵さまは早めに見切って、午前中の岬の沖にボートを移動しました。
岬の沖は石橋さん、青木さんの船が入って攻めていたのですが、近くに入れさせてもらって、再び挑戦です。
この移動の際に魚探の映像を見せてもらうと、岬が水中へ尾根のように続いていることが一目瞭然でした。魚探と言っても地形を確認することがほとんどなので、本当のところは地形探知機なのですが、改めてその威力を知りました。スゴイなぁ。僕も欲しくなっちゃった。
とはいえ、釣りを続けていても相変わらずアタリが出ません。やはり朝のバラシは千載一遇のチャンスを逃してしまったか…と痛感してきた14時30分頃、近くで釣っていた石橋さんに待望のアタリが来ました。
来た!という声に振り返ると竿がまっすぐになった瞬間が目に飛び込んできました。バラしちゃったかな?と思ったのですが、その後に竿が再び引き絞られています。おぉ!掛かってる!
おおっ!きたきた
デカっ!
石橋さん、見事召し取ったり~
遠目に撮影しただけなので、サイズなど詳しいことは分からなかったのですが、暴れた際に水面に広がる波紋やネットで掬い上げた様子から見ると、かなりいいサイズのようです。なかなかアタリが出ない状況の中、まさに乾坤一擲の一本でした。
これで魚が回ってきた?やる気になってきた?という淡い期待の元、こちらも俄然気合が入るのですが、気合が空回りし過ぎて、キャストがボロボロになってしまいました。あ~キャスト練習もしなきゃ、と反省しきりの中、山の端に太陽が掛かっていきます。そろそろ終わりになっちゃう…。
15時30分の終了時刻になっても何回かキャストを繰り返します。最後に一匹釣れてくれないかな…と願うも、最後まで再びマスが僕のフライを襲うことはありませんでした。
ボート乗り場へ戻り、後片付けをして、今回の参加者が寄り集まってワイワイと雑談です。新年初釣りは3日に本栖湖で、と話がまとまり、次こそは…の思いとともに、この日の釣りは終了となりました。
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