まだまだマル秘テクニックがあるんですね…
ffmediaで開催されたワンフライコンテストに参加してきました。これはたった一つのフライでどれだけたくさん釣ることができるか?というルールの大会です。
糸を切られてフライを魚に持っていかれたり、ボロボロになって使えなくなったりしたら、その時点でおしまい。もちろん根掛かりや背後の木に引っ掛けて失くしても終了です。
会場のFish-On!鹿留はこれまで行ったことがなかったので1月4日に様子を見てきたのですが、その時は結局1匹も釣れず、相当に厳しい釣りになりそうだ、との感想を持ちました。
当日を迎え、集合時刻の7時30分には参加メンバーが集まりました。鹿留湖の脇の駐車場で準備をしていると、打ち合わせが始まり、各々の使用フライの撮影を行いました。
まずは池エリアである鹿留湖での釣りから始まります。釣りの時間は8時から10時までの2時間です。
ざっと見てみると、先週の半分以下の人数しかお客さんがいません。この後若干は増えるのでしょうが3連休の最終日にしては釣り易いです。
道路の右側の入口から入ったところの沖には、ときおりライズが起きています。ここが良さそうと釣りを始めました。
ところが自作フライを投げ始めても、食いついてくれる魚が現れません。15分ほど試した後、沖の方に黒い影が見えるなぁと思い切ってロングキャストを試みると、後ろでプチッという感触がしました。
あちゃ~!やっちゃった…?と糸の先端を見ると、案の定フライがなくなっています。このフライが見つからなければ即終了ですので、頑張って9時過ぎまで探したのですが残念ながら見つからずじまい。早々に脱落となってしまいました。
このまま何もしないのではつまらないので、時間終了まで予備のフライで釣りをすることにしました。成績には算入できませんが、とにかく一匹釣りたいなぁ、と仕掛けを取替え、場所を移動します。
BSシステムで釣りをすると、ココンと魚がくわえる感触が3度ほどありました。しかしなかなかハリ掛かりまでには至らず、カラ振りばかりです。えいや!っとあわせるとようやくハリ掛かりしました。ギュン!と元気良く暴れる魚を寄せてくると、かわいいニジマスくんでした。
2時間の池エリアでの釣りはこれにて終了です。早々にフライをなくしてしまったので、成績は0匹。自作フライで魚が釣れることだけは分かったのがせめてもの救い、というトコロでしょうか。お地蔵さまにはフライに名前を付けてないんです…と話すとヒトダマってのはどうです?縁起が悪いですかね?と笑っておられましたがそれ頂きます!密かに気に入ってしまいました。
池エリアの後は川エリアに移動します。川でのフライフィッシングの経験が少ない僕は、定番とも言われるルースニングと呼ばれるインジケーターを付けたいわばウキ釣り仕掛けにビーズヘッドのニンフを結んだシステムで釣りを始めます。
ところがなにぶんこのシステムでの釣りが始めてだったこともあり、水流に対して軽すぎるフライを選んでしまいました。そのためなかなか釣れないでいると、ffmediaの佐伯さんがカメラを抱えたまま、僕の横に付いてイチから釣り方を教えて下さいました。
指導の甲斐あって始めてのルースニングでもニジマスを釣ることができました。結局釣果は2匹だったのですが、アワセが遅かったり、ハリ掛かりしなかった回数は10回以上ありました。まさに指導の内容はバッチリ、後はアナタが釣るだけですという大変勉強になる経験でした。
レストハウスで昼食を取りながら結果発表です。1位の伊原さんは池で18匹と数を稼いで計24匹!すごい!釣り方はエッグフライの落とし込みと話していたと思います。これは僕のほとんど知らない釣りなのでffmediaでの報告を楽しみに待っています。
2位の石橋さんは池で11匹、川で12匹とバランス良く釣って計23匹。池では目論見が外れてマラブーテルチャンのボールを取って急遽マラブーストリーマーに改造する、という臨機応変な対応をしたそうです。これを引っ張ったとのことですが、川では僕の目の前でミニBSというこれまた初めてみる方法をバッチリ見せて頂きました。バシバシとあわせてみるみる釣果を伸ばしていたのが印象的でした。
3位の野沢さんは池での作戦が外れたと仰っていたものの、川で稼いで計22匹。1位から3位までそれぞれ1匹差という激戦でした。みなさん流石です。
まだまだ僕の知らないテクニックがいっぱいあります。お話を聞いているだけでも大変勉強になりました。
午後からは池に戻ってBSのおさらいをしました。石橋さんオリジナルのテルチャンを使って2本釣ることができましたが、全般的にコツとアタるだけでハリ掛かりしないショートバイトが多くて、あわせに課題を持つ僕にはジリジリしてしまう辛い状況でした。
また気温がなかなか上がらず、寒さという点からも辛い状況でした。野外ストーブを脇に置いて温まりながら釣りをする、という奥の手を使ったのですが、次第に今はストーブの方が好きかも…と心変わりしてしまいました(笑)。このせいか16時頃には瞼が重くなってきたので車に戻って仮眠を取ると、目覚めた頃がちょうど営業終了の17時でした。
カートを使って野外ストーブと予備タックルを搬送。
とても寒い日でしたが参加された皆さんはとてもアツく、いろいろと知るコトができました。特に川での釣りはまだまだ知らないことが多く、佐伯さんにたくさんの基本を教わりました。ffmediaのイベントに参加してフライフィッシャーのお知り合いが増えたことで、フライフィッシングの世界がどんどんひらけてきたような気がします。
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