やっぱり1枚は釣らなきゃと翌日も道満河岸へ
昨日に引き続き桜が満開の道満河岸釣り場へ行ってきました。やっぱり1枚でもちゃんと満開の桜の樹の下からへらぶなを上げておきたいじゃないですか、ねぇ。
今日も昼過ぎに駐車場に到着すると、空いてる場所を探すのに苦労するくらい混雑しています。事務所でおじさんから車、停められました?と聞かれて『停める場所探しに苦労しましたよ、今日混んでるんですか?』と返答すると、ココのお客さんは100人くらいだけど、お花見のお客さんとソフトボール大会で混雑しているみたいだよとのことでした。釣り場に入っちゃえば公園の混雑が嘘のように静かなのは昨日も来て知ってるモンねと料金を払って桟橋に進みます。
桟橋からぐるっと辺りを見回すと、昨日はあれほど少なかった中桟橋に結構人が入っています。さすが日曜日。昨日は強風の予報通りの天気でしたから、今日は…というお客さんが多いのでしょう。
北側の奥へと歩いて景色を見渡してみますが、やはり北の方には桜の樹が少ないです。やはりココは桜の樹の下から釣らねばなるまいと再び中桟橋へと戻ります。
事務所前を通過し、金魚釣り場へ向かって道路側の岸辺を歩き、桜の樹の下を通っていきます。昨日短竿を使って桜の樹の合間から釣れないかな?と思ったのですが、万力を固定する角木が無いので釣台が必要です。来年の宿題ですね。
南桟橋寄りの釣り座から事務所方向へ
(写真はクリックすると拡大します)
金魚釣り場近くまで歩くと中桟橋の南桟橋寄りには幾分空きがあるのが分かりました。東桟橋に向いている釣り人が多い中、ジャマにならないよう道路側へ向かって釣り座を物色します。
できれば枝振りの良い桜の前が良いけど、今日は左(南)からの風がやや強いため、風除けの竹枠のそばに釣り座を構えたいところです。するとさすがに桜の枝の下にウキを浮かべる…というわけにはいきません。今日釣らなきゃ次は来年になっちゃうと思うと、釣り易さを優先しました(笑)。
釣り座の正面。ちょうど樹の間になっちゃいました(12:49)
早速釣り支度を始めます。今日も底釣り。昨日と同じ11尺竿です。道糸0.6号、ハリス0.4号30-35cm、ハリは上が改良ヤラズ5号、下同4号、ウキは安物のセット聖のボディ17cmです。
えさも同じ真底:バラケマッハ:水を2:1:1のブレンドで、食わせは新べらグルテン底を袋書きの基準通り、えさ:水=1:0.9で作りました。
底を取ってウキをセットし、まずは両バラケでえさを打ちます。13時30分くらいになっていたんじゃないでしょうか。
えさを打ち始めて4~5投くらいでウキにサワリが出始めます。昨日と同様、早い動き出しですが、どうやらブカブカ動き過ぎるところをみるとジャミのようです。もうジャミが動き始める季節なんだねぇ、春になったんだなぁ、と感じると同時に、昨夏ココのジャミの猛アタックにやっつけられた記憶が蘇ります。今後はジャミ対策をどうにかしなきゃなぁとボンヤリ考えていると、ズッ!とウキが引き込まれました。
慌ててあわせるとギュン!と走った後、すぐにハリが外れました。スレで掛かったようですが、やっぱりへらもちゃんといるようです。
食わせのグルテンを付けても、ウキがなじんでいく途中からジャミのアタックがあったりして、なかなかハリ掛かりしません。怪しいアタリは全部あわせて結果えさを数多く打つ!へらが寄ったらコイツら落ち着くはずとココロに決めるのですが、一向にジャミアタックが落ち着きません。ついにはウキのトップが沈没したまま上がってこなかったりして非常に釣り難いのです。
もうちょっと浮力のあるウキにと安物のセット聖のボディ20cmに替えます。手間を惜しむ者は釣果を逃がすと再び底立て、上ハリトントンのウキ下を取り直します。
このおかげでウキのなじみ幅に余裕が出てきて、トップの先端1目盛り残しで踏ん張るようになってきました。ヨシヨシ、と見易くなったウキを確認してえさを打ち返そうとするとグッと重みが掛かるではありませんか。
バチャバチャと暴れるへらを確認するとちゃんとハリが口に掛かっています。居食い?ウキ下が深い?とにかく初物1枚は上げたけど、かえって疑問が残ってしまいました。
もう一回そのまま振り込んでみようとえさを打つと、ジャミのアタックが落ち着いたのか緩やかなサワリです。その後ゆっくりトップが戻ってきて、えさ落ち目盛りが出たところでツン!と理想的なアタリが出ました。よっしゃ!とあわせるとギュン!と魚が走って僕もニンマリです。
なんだぁ、ちゃんと釣れるんじゃん。ウキ下も大丈夫みたいね。ジャミアタックも落ち着いてきたようだし、ようやく底釣りの時合ができてきたか?と上機嫌で釣り続けます。
次もジャミのサワリはなく、シズシズとウキがなじんでいきます。ヨシヨシ、そこでツン!と落とせ!…あれ…?ダメか…?仕方無い、また打ち返すか…。おや?重いぞ!また居食いだよぉ!ウキ下合ってんのか?!これ!
釣れてなお悩む、げに恐ろしきはへらの底釣り。しかも3枚釣ると再びジャミアタックが再開です。へらを寄せつつ散らさず釣る、言うは易し行うは難し。まだまだ精進が足りないようです。
またもやジャミアタックによる空振りを堪えつつ、へらを寄せるべくえさを打ち続けます。しばらくしてサワリが落ち着いたかな…と思った途端にツン!と明確なアタリが出ました。ここぞ!とあわせると魚のヒキが伝わり、竿を矯めて堪えます。よっしゃ!
う~ん、やっぱりこういうことなのね…と久しぶりの底釣りを思い出してきました。まだまだ分からないコトだらけで五里霧中ですが、やればやるだけ楽しいねぇ。桜の季節に合う釣りなんじゃないかな?との思いを新たにしました。
とはいえこの後、ポツポツと雨が降り出しました。花散らしの雨とは風情の無いこと…とパラソルを立てると、周りの人達は早めの撤収に掛かっています。サギがここからはオイラの時間だぜと言わんばかりに、人が居なくなって寂しげになった桟橋にやってきます。
終了30分前の放送が掛かり、釣り人が少なくなったら爆釣タイム!の目論見で粘ってみたのですが、次第に雨が強くなってきました。曇天で気温が上がらないうえに、日が翳ってくる時間帯に雨のダブルパンチで、すっかり冬のような寒さになってきました。
ウキの動きはジャミアタックが少なくなったのに、へらのアタリも遠のいていきました。最後に底釣り専用のウキを試してみようとリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ底釣り用13号に替えてみましたが、魚を追釣することはできずに終了の時間となってしまいました。
雨の中、アタフタと後片付けをして、すっかり誰もいなくなった釣り場を後にします。すっかり冷えた体を車の暖房で暖めて、明日から花冷えになっちゃうのかな?と帰路に着いたのでした。
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