彼女と道満河岸釣り場で花見釣行
当初管理釣り場で鱒を釣りたいと彼女からリクエストをもらっていたのですが、ちょうど道満の桜が満開ですよとへらむぎさんから情報を頂いたので、鱒釣りじゃなくてお花見へらぶな釣行に行きませんか?と道満河岸釣り場へ行ってきました。
12時過ぎに自宅の最寄駅に集合し、駅前のスーパーでお花見弁当とお団子を購入して、いざ道満河岸釣り場へ向かいます。彩湖・道満グリーンパークにやってくると場内の桜が綺麗に咲いています。駐車場から事務所への道も普段と違い、子供達がはしゃぎ家族連れが歩いています。
桜の枝を見上げながら事務所へ
場内に入る頃には13時30分になっていたので、事務所のおじさんに16時までなんだよ、申し訳ないねぇと言われたのですが、我々は釣りよりお花見が目的なので、委細構わず桟橋から桜の枝振りの良さそうな場所を物色します。奥の北の方が良く見えないのですが、入口右の金魚釣り場に続く道路側の桜が見事なので、中桟橋に入って道路向きに釣り座を構えました。もっと釣り人が多いかと思っていたのですが、北からの風が強いせいかかなり空きがありました。
道満桜、まさに今が盛りです
(写真はクリックすると大きな画像になります)
風は強かったけど、良いお天気でした。
グラウンドシートを広げ、と椅子・座布団を敷いたら、竿掛けも組まずにまずは何よりお昼ゴハンとお花見弁当を広げます。
満開になった桜を眺めながらお弁当をいただきます。ここ数日で一気に咲いた桜ですが、ウグイスの声も随分上手になっていて、いよいよ春がやってきたことを感じます。こんなに静かにのんびり桜を観ながらお弁当を食べるのは初めてと彼女が感想を漏らします。
考えてみれば、もとよりへらぶな釣りは静かに釣るものです。さらに荷物が多くて車で来る釣り人が多いためヨッパライがいません(それでもへらぶな管理釣り場は飲酒率が高いのだが)。今日は人が少ないこともありますが、実は道満河岸釣り場は隠れた絶好のお花見スポットだったのです。…一般の人にはあまり知られて欲しくないケド。
さてお弁当も堪能したので、いよいよ釣り開始です。もう14時ですから正味2時間ほどしかありませんが、道満のへらぶなにご挨拶できればいいよね?と1枚釣れれば御の字です。
彼女は8尺のウドンセットで釣ってもらいます。先週の清久大池での仕掛けをそのまま使います。道糸0.6号、ハリス0.4号8-65cm、上ハリが改良ヤラズ5号、下同2号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用5番です。水深を測ってみると1m程度とかなり浅いので、下ハリスが長いかなぁ?と思いましたが、まずはそのままやってみて様子を伺いましょう。
えさもまたへらむぎさんに清久大池で教えてもらったパウダーベイトスーパーセット:パワーX:特S:水を2:2:1:1の配合で作ってバラケえさにします。食わせえさは力玉です。
自分の仕掛けを作りながらどう?と聞いてみると、3投めくらいで何かモヤっとウキが動いたみたいと言うではありませんか。更に間もなく何か掛かったみたいと仕掛けを上げるときに根掛かりのような感触があったようです。もしかして魚の体に掛かってない?と聞くとそういえば少し上げたら掛かったみたい…と返事。
むむっ!これは意外に寄りが早い?と判断し、アタリが出やすいように調整します。まずは下ハリスを60cmに詰めてみます。
彼女が仕掛けを振り込んだら、ウキの動きを観察します。よ~く見るとやっぱりウキにごく僅かなサワリが出ています。むむっ?これは獲れるでしょう。獲らなければ。
改良ヤラズ3号に0.4号50cmを結んで下ハリスを交換します。ハリスを短くしてハリを1サイズ上げて、仕掛けを張らせて分かり易いアタリを…との目論みです。
仕掛けを替えて彼女が仕掛けを振り込むと、早速ビシュ!と鋭いアワセ音が聞こえます。
ピコッとウキが動いたよ!掛からなかったけどと残念がっていますが、どうやらこの方向で良さそう…と思っていると、2投めにはまたもやハッシ!とあわせています。今度はググッと竿が曲がってへらが掛かったようです。
右へ左へ走るへらの感触を久しぶりに堪能してもらえているでしょうか。タモを手渡すとへらがタモに驚いて再び走り出します。
無事タモに入ったへらぶなを見ると結構いい型です。尺は超えているんじゃないでしょうか。桜の樹をバックに記念撮影です。季節感のある写真になりました。
とにもかくにも彼女に今年最初のへらぶながやってきてくれたので一安心です。僕もようやく仕掛けができて3投くらいしたところでした。
僕は最近ずっとやりたいと思っていた底釣りです。11尺竿、道糸0.6号、ハリス0.4号30-35cm、ハリは上が改良ヤラズ5号、下同4号、ウキは安物のセット聖のボディ17cmです。
えさは真底:バラケマッハ:水を2:1:1の思いつきブレンドです。まずは両ダンゴで打ってサワリが出たら食わせのグルテンを作る腹積もりです。
水深が浅いので竿先からウキまで2.5mくらいあります。道糸が風に流されウキが傾きます。正確な底取りが難しいのであまり神経質にならずに、釣りながらウキ下を調整することにします。
道糸が風に流されて釣りづらくても11尺竿にしたのはちょうど正面の桜の枝の下にウキが浮く振り込みになるのです。どうしてもこれがやりたかったのです。
いよいよ自分の釣りを…とウキを見ると、さっそくウキがモヤモヤと動いてサワリが出ています。まだ4投めだよ?もしかしてこの辺りにへらがゴッソリ固まってる?
ツン!と鋭く入ったアタリをあわせるとギュン!と魚が竿を絞ります。よっしゃ!
よしよし。きたきたぁ~(15:06)
右側に置いていたタモを取るために竿を左手に持ち替えるなど変則的なやり取りをしつつも、ほれほれコッチおいで…とへらを寄せてきます。
よく見ると口元へのスレでした。残念。彼女が写真を撮ると言うのも聞かずに黙って再放流です。今日は桜に底釣り、デートに適した短時間の釣りとコダワリ満載デーですから、釣った枚数など度外視してハリ掛かりのカタチにも拘らねば。武士は食わねど高楊枝の心意気で様式美を追求するのです。桜花の下で潔さを見せずに何とする(笑)。
しかし続けて釣るも、そのコダワリの1枚が出ません。サワリはかなり頻繁にあり、糸ズレと思われる怪しいウキの動きもあるのですが、鋭く落とすアタリが出ないのです。むむっ。ウキ下が浅いかなぁ?
こうして次第に悩み始めたところに、隣の彼女がビシッ!と合わせます。危うく忘れて自分のウキに没頭するところでした。いかんいかん。彼女の様子もちゃんと見ないとなぁと振り向くと、きっちり浮かせてしっかりタモ入れしてます。ちゃんと一人でできるもんってな具合です。
ハリを外すから暴れないでね…。
その後、閉園30分前の場内放送が掛かり、やっぱり自分のウキに夢中になってしまいました(笑)。両ダンゴで少しカラツンが出てしまったので、食わせえさに新べらグルテン底を柔らかめに作ったのですが、それでもハリ掛かりしません。1cmずつウキを上げながら鋭いアタリを待ったのですが、残念ながら時間切れ。16時の閉園の場内放送が流れたのでした。
残念ながら僕はスレ1枚で終わってしまいましたが、彼女の今年初のへらぶな釣りで短時間ながら2枚を釣ることができたので、満足してもらえたようです。良かった良かった。
しかしまぁ相変わらず釣ること…。最近じゃ僕より釣るのが当たり前ですもんね。このままでは終われないなぁ、明日どこかに行ってくるか…。
帰宅してからへらむぎさんのブログを見ると、なんと奥の方で釣りをされていたとあるではありませんか。へらむぎさんは野田幸手園から変更、我々は鱒の管理釣り場から変更でしたので、お互いココには来ていないだろう、と思っていたら実はニアミスしていました。そんなことなら連絡してご一緒させてもらえば良かった…と思ったのでした。
翌日へ続く
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