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はじめての長竿

道満へら鮒会4月例会の試釣で道祖土園へ

2008-04-05

 道満へら鮒会の4月例会は来週12日、さいたま市の道祖土園で行われます。ここは2007年7月17日に行ったことがあるだけです。
 そこで1週間前の試釣に行ってきました。実は遠出したいなぁ~と思っていたのですが、ここのところ仕事が忙しくて午前様が続き、土日は昼頃まで寝ていないと体力が回復しません。ゆっくり起きてもやれるところがへらぶな釣りのいいところです。

 道祖土園に着いたのは12時を回った頃でした。受付で料金を支払うとこれからかい?じゃあサービスだよと言ってお茶350cc缶を1本頂きました。やはり昼過ぎからへらぶな釣りをする人は少ないのでしょうか?道祖土園なんか浦和の住宅地の中にあるのですから、ちょっとやるか…というお客さんが多いんじゃないかな?と思うんですけどね。

 あわせて釣況を聞くと長い竿での浅ダナが一番良いとのこと。長い人は18尺を使うよという話なので、僕も今日は長竿の練習にしてみようかと釣り場に入ります。
 天気の良い土曜日なので恐らく満員なのだろうと思ったら、釣り座がポツポツ空いています。来週の例会は奥の池だよ、と教えてもらったので、奥へとずんずん進んでいきます。
 風は微風。時折、左奥から事務所右へ向かってと吹いている程度なので、池の一番奥、事務所向き真ん中辺りに釣り座を構えます。

思った程、満員ってワケじゃなかったです
奥から事務所に向かって釣り座を構えます。

 右を向くと池の隣に立派な桜の樹があります。チラホラと桜の花びらが舞い散ってきて、なかなか風情を感じさせます。

少し茶色くなっていました。桜ももう終わりですね
借景とはこのことか。桜も今日明日で終わりですね。

 開店準備に取り掛かります。周りを見渡すとあまり竿が立っていないようなので、釣り方はウドンセットにします。竿は今回が初登場のシマノ惜春18尺、道糸は0.8号、ハリは上が改良ヤラズ5号、下が同3号でハリスを0.4号8-50cmとしました。ウキはリコーサーバンス社さみだれハイテクトップ浅ダナ用8番です。
 えさはパウダーベイトスーパーセット:パワーX:特S:水を2:2:1:1でブレンドしたバラケと食わせに力玉です。

 えさ落ち目盛りを測って第1投を振り込んだのはちょうど13時でした。2投3投と振り込んでへらぶなを寄せにかかっていると、右前方からゴオッという音を立てて、小さな竜巻が池を横切っていきました。水面が一部分だけザワつき、次第に左へと移っていきます。思わず竜巻だ!とカメラを取り出すとちょうど池の端に到達する頃で、釣り人が突風にさらされ道具が飛ばされています。その後隣の畑へ移って、砂を舞い上げて去っていきます。

すげぇ!初めて見た
砂が舞い上げられています(13:08)

 隣のおじさんは竜巻なんて珍しいね、見たの2回めだよと言ってましたが、昨年は地震、今日は竜巻とへらぶな釣りを始めて以来変わったものに遭遇するようになりました。何でかな?
 この竜巻の後、急に風が強く吹き始めました。しかも向きが変わって右前方から。これでは18尺の振込みがままならない…。水面も波立ってきてウキが見難くなってきました。偏光グラスは必須ですね。
 ウキはフカフカとさわりが出てきているのでせっかく寄せたのに勿体無いと風が止むのを待って振り込んだり、逐一立って振り込んだりと一時間あまり色々工夫しましたが、次第に強くなってきたのでやむなく対岸へと場所移動しました。

 これを機会に短い竿にしようか…?とも思ったのですが、もうしばらく長竿の練習を…と同じ18尺を継ぎます。釣りを再開すると追い風の効果か、意外とすんなり振り込めます。しかし遠いウキはやっぱり見難い。対岸の植え込みの影になるよう、やや左に投げ込むとどうにか見えます。ヨシヨシ、これなら…と10投もしないうちにまたもやウキがフカフカと動き始めます。あれ?結構活性高い?
 食わせの力玉を大粒のものに変えて、ハリスの張りを出すようにしてみるか…と試したところ、ツン!と勢いのあるアタリが出て、それ!っとあわせるとズズン!と魚の重みが掛かります。スレで掛かったか?と思わず左手を添えてゆっくり上げてくるとちゃんと口に掛かっています。無事タモに入れたら尺には全然届かないサイズで、18尺で掛けるとこんなに重いのね…と、これまたビックリです。

いやぁ長竿だと魚が重い
ようやく第1号ゲット(14:34)

 続けてえさを振り込むとウキが景気良くフカフカと動きます。次第にウキの動きが大きくなり、どうやら糸がスレているらしく、とても食ったようなアタリではなくなってきました。かなりのへらが寄ってきたようなので、下ハリスを40cmと詰めてみることにしました。
 ハリスを替えている間に散ったかな…?と心配していたのですが、ツン!と分かり易いアタリが出て、2枚めのへらが食ってきました。

よっしゃ~この調子!
ハリス変更にニンマリの2枚め(14:58)

 その後もへらの寄りは続いているのですが、ウキが大きく動くため、食いアタリがいまいち良く分かりません。ウキがなじんでいく途中にツン!と入るのですが、これをあわせてしまうとへらが上ずってしまいそう…。トップが戻ってくるまで待ってからのアタリを狙っていると、今度はシーンと反応が無くなってしまいます。むむ…、バラケの切れ目がサワリの切れ目とは、現金なへらたちめ。

 えさが落ちたと思われるタイミングでのアワセが3回ほどカラツンになったので、ここは思い切ってさらに10cm下ハリスを詰めて30cmにしてみました。10cm刻みは大変更かな?5cm刻みの方がいいかな?と思いつつ、えさを振り込んでみると、ウキが次第に沈没して、水面になかなか出てこないケースが出てきました。かなり揉まれているのかな?と思っていると、ツン!と分かり易いアタリが出て、待望のアワセ。18尺竿で堪えること3度めのへらが右へ左へ走ります。

長竿で左右に走られるとドキドキします。
次第にウキが堪えきれなくなってきた3枚め(15:31)

 へらに揉まれて沈没するようになってきたため、ウキをさみだれハイテクトップ浅ダナ用9番にサイズアップしました。それでも沈没が収まらないので粒戦を追い足し、バラケを少し練りこんで固く小さく付けたりと工夫します。これよりデカいウキは浅ダナ用じゃなくなる…。
 沈没したウキが水面に戻ってくるまで待ってから…と水面にトップが出てきた途端、ピュッと勢い良く消し込んでいきました。ヨシ!とあわせると、またもや元気にへらが走ります。 

どんどんへらが元気になってきたなぁ
沈没後、ピュッと沈んだ4枚め(15:43)

 終了時刻が近づいて池に釣り人が少なくなると、へらがいよいよ元気になってきました。あまりにえさが揉まれてしまうので、ハリスを18-25cmともはやカッツケ並みの長さに変更します。これだと長竿でない方が良いのですが…っていうか両ダンゴの時合かも?
 バラケが無くなってしまったので、パウダーベイドスーパーセット単品に粒戦を足して上ずり対策のえさを作ったのですが、水の分量を間違えてしまったので、あと半日は使えるくらい大量のえさになってしまいました。あちゃ~。やっちゃった。

 これでどうにか分かり易いアタリが出てくれないかな?と振り込むと、ウキがスコン!と消し込んでいきました。やっぱりハリスが短いとアタリが派手だなぁ。

夏のような派手なアタリでした
ウキがスコンと消しこんだ5枚め(15:53)

 いよいよ魚の元気も最高潮になってきたのか、久しぶりの連続ヒットも出ました。次の1投はウキが立つ前に水中に持っていかれてしまいました。

あらら~
ウキが立つ前に持っていかれた6枚め(15:56)

 もう終了の時刻ですが、ちゃんとあわせてアガリ1枚にしたいなぁと数投します。残念ながらカラツンで終わってしまい、観念して釣り終了です。
 誰もいなくなった釣り場で後片付けをした後、帰路に着きます。道が込むこともなく家に着いたのが17時前でした。まだまだ明るく、これから夕まずめの頃でしたね。やっぱ近いなぁ。

今日の感想

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