タメ息ばかりのウドンセット釣り
道満へら鮒会の4月例会はさいたま市にある道祖土園での開催です。先週試釣をしたものの長竿の練習になってしまったし、今日こそはたくさん釣れるといいなぁと参加してきました。
6時過ぎに家を出ると、15分ほどで道祖土園に到着しました。さすがに近い。食堂で受付をして釣り座の抽選くじを引くと今日の釣り座は35番に決まりました。さてはて吉と出るか凶と出るか。
奥の池は当会の貸切でした。ここは2度しか来たコトないけど、こんなに人が入っている光景は初めて見ます。狭い池だしこりゃあ結構厳しい釣りになりそうと覚悟を決めます。
開始前のご挨拶、注意事項の確認などを終えたら釣り座に着いて準備開始です。天気は良いのですが、若干風が前から吹いてきます。むむ…クジ運は無かったかしら?
今週は雨が続いて寒の戻りがあった上、この人数です。両隣を見ると右が12尺、左が10尺を継いでいるのをチラ見して13尺を取り出します。13尺は仕掛けを準備していなかったので、釣り座で作ります。例会の朝に何やってんだか…という感じですが、この際ですから道糸0.6号、ハリス0.3号と冬並みの細仕掛けにします。釣り方はウドンセット、タナ1mです。
ハリス長は8-50cm。上ハリが改良ヤラズ4号、下同2号。ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用7番です。
えさを作ります。バラケはここのところずっと使っているパウダーベイトスーパーセット:パワーX:特S:水を2:2:1:1の配合で作りました。食わせは力玉。普通サイズ・わらび職人漬け・大粒と3種で探ります。
全ての準備ができたのは7時30分頃でした。しかしここまで周りではほとんど竿を絞っていません。やはり渋いんだな…とえさを振り込みます。4目盛り出しのウキのトップが1目盛り残しまでなじんで、ゆっくりウキが戻るバラケえさのサイズと硬さを探っていきます。こんなもんかな…と思い始めた4~5投めで早くもウキがもやもや動き出しました。
ところがこれが明らかにジャミアタリです。さっきから周りでもジャミがひどいよなどと声が上がっています。 へらを寄せるまではジャミに苦労しそうだな…と思っていると、ツン!と力強いアタリが出ました。あわせたものの感触がないのであれ?と首を傾げていると、小さいものが水面を滑ってきました。上げてみるとクチボソのスレ掛かり。キミこんないいアタリ出すんだ…。
ジャミが盛んにサワっていますがへらを寄せれば落ち着くハズ…と続けてえさを打ちます。ツン!という強いアタリを待ってあわせると、スレで掛かってしまいました。
へらは寄ってる…我慢だ…いいアタリだけをあわせるんだ…と言い聞かせて、ふわふわ動くウキの動きの中から、力強いアタリに的を絞ると、ギュン!と竿を曲げるいいヒキが!
ようやく1枚めが釣れたと思ったら、急速にジャミのサワリが無くなってきました。へらのアタリだけになるのか?と思いきや、へらのアタリもなくなってしまいました。ヤバい!人災タイムか?
今回は早めに色々試してみようと思い、ハリスを60cmに伸ばしましたが事態は好転せず。浅いタナがプレッシャーで潰れたか?とタナを1本半に下げてみます。すると断然ウキにサワリが出ます。お!これか?と喜んだのですが、なかなか強いアタリが出ません。打ち返すかと思って竿を上げると、ぐぐっと感触が。おや?
2枚めは居食いでした。さっぱりアタリが出ないうちに釣れちゃった。その後スレで1枚掛かって、どうやらタナが深い?とウキを1cmずつ上げていきます。多分底に付いちゃっているんだろうなぁ。こうなりゃ段底だ、と思って、サワリが出る間ず~っと待って誘って待って誘って…ようやく小さいムズっとしたアタリが!アタリ小っちぇ~と苦笑しながらも、ようやく掛けた実感を伴ったへらでした。
その後続けて4枚めを掛けた時はこのペースで釣れるなら段底でもいいなぁと思っていたのですが、次が居食いで食った5枚め、更にはスレで掛かってきたので、次第に尻すぼみ感が出てきました。
ウキを更に1cm上げてスレ回避を…と思ったら、途端にアタリもサワリも出なくなってしまいました。
ちょうど10時頃になったのでお手洗いに行くついでにへらむぎさん、Hさんの様子を見にいきました。へらむぎさんは不調とのこと。お隣さんが18尺の両ダンゴでかなり絞っているそうです。む~やはり長竿?
Hさんは短竿でも羨ましいくらいウキがふかふか動いていますが、なかなか数が伸びない様子。厳しいねぇと感想を漏らしていました。
席に戻って釣りを再開すると、早々にウキをツン!と落として釣れたのですが、フラシに入れ損なって遁走されました(大泣)。このショックからか次の1枚が延々遠いものになろうとは…。
というのもバラケが無くなったので新しく作ることにしたのですが、ここで思い付きブレンドで作ってしまったのです。後から考えれば何も例会本番に思い付きブレンドでやらなくても…というコトなんですが、段底になっているし、もう少しタテバラケを意識して、重さが欲しいなぁとダンゴの底釣り夏やバラケマッハなどを入れて作ったのでした。
ところがこれがかなり粘りが出てしまって大失敗。軽麩を追い足して粘りをとろうとしたのですが、やればやるほどアタリもサワリも遠くなる始末。それでもムキになってしまい、お昼頃まで無為な時間を過ごしてしまいました。
12時になってお昼ゴハンを食べ、少し頭が覚めてきました。両隣を見ると1mタナのウドンセットで僕より良いペースで絞っています。ウキも羨ましいくらい動いています。暖かくなって浅いタナへ上がってきたのかな?と下ハリスを40cm、バラケを最初のブレンドで作り、タナ1mでせっせと打ち返します。
ところがウキにサワリが出るだけで、これ!といった強いアタリが出ません。時間だけが過ぎていき、自分にはやっぱり釣れないのかな…と下ハリスを65cmにして段底に戻すと、これがやっぱり釣れちゃう。
長いハリスの段底で何とか釣れるのは分かったのですが正直言って勝負が遅いです。残り30分だし、どうしても短いハリスを試してみたくて30cmに変更します。両隣はどう見ても30cm程度の下ハリスのウドンセットなんですが、ウキの動きが段違いなのです。
寄せ負けしているのか?と積極的にえさを打ってみたのですが、モヤッとウキにさわりが出たところで終了の時刻になってしまいました。何か決定的に違うんだな…。
検量してもらうと6枚4.2kgでした。2月の清遊湖の方が釣れてるじゃん。どういうこと?
今回の参加賞はオレンジでした
う~ん。いつまで経ってもウドンセットの釣りが上達しないなぁ。混雑の中でも釣れる方法を…と入門したのですが、釣果が全然伸びません。何がイカンのかなぁ…と頭を抱えて帰路についたのでした。
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