風が強くて難渋しました
そろそろフライロッドを振りたいなぁと思っていたのですが、18日(金)には大雨に強風、19日(土)にも強風が残り、20日の朝になっても風が収まりません。これではフライはダメだと見切りを付け、どこへ行こうか?何を釣ろうか?と悩みました。
背後が木々で覆われていること、四方に釣り座を構えられることから、どうにか風を凌げるのではないか?との考えで結局、近場の道満河岸釣り場へ行くことにしました。
また先週の道祖土園での例会ではなんちゃって段底でしか釣れなかったため、宙でのウドンセットのおさらいをしておかねば、うかうかしてると両ダンゴの季節になっちゃう!とまたもやへらぶな釣りにしてしまいました。
6時30分頃に釣り場に着くと、強風にも関わらず中桟橋、東桟橋には釣り人がいっぱい入っていました。風向きは…というとコロコロと変わって定まりません。奥まで歩いて北中央桟橋までいくと木の葉が打ち寄せられていましたので、少し手前の手前桟橋の第3水車前に釣り座を構えました。ここだと右から風が吹いてくるので、竹枠の左隣に竿を出します。
竿は8尺、道糸0.6号、ハリス0.3号8-30cm、ハリ改良ヤラズ上5号、下2号の仕掛けに、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用の5号を付けます。入門書で復習するとウドンセットには小さめの浮力の弱いウキとあったので、長めの竿ということもあって前回は大き過ぎたか…?との反省から小さいウキを使いました。
ウキ下は約1mにセットし、念のため底取りゴムで水深を測ると、底を50cm程切ったあたりになるようです。よしよし。今日はなんちゃって段底には手を出さないぞ、と。
バラケえさはパウダーベイトスーパーセット:パワーX:特S:水を2:2:1:1のいつものブレンドです。食わせは魚信を電子レンジで作ってポンプ出し。ポンプの径はカッターで削った3.5mmと4.0mmの2種類を準備しました。
えさ打ちを始めたのは7時30分頃。最初に4目盛り出しのウキがトップ先端1目盛り残しまでなじむようにバラケの付け方を調節します。ジャミが多いこの釣り場では派手にバラけずジワジワとえさが溶ける感じがいいんじゃなかろうか?と10回ほどボウルに押し付けて作ったえさをしっかりめにハリに付けます。
すると10投もしないうちにウキがフワフワ動き始めました。へらかな?ジャミかな?と思いつつ、ツン!と強いアタリを待ってあわせると、やっぱりプルプルと軽い手ごたえが。いいアタリを出すんですよ、ここのクチボソくんは。
この後もまさにジャミアタックの嵐です。あわせどもあわせどもクチボソくんしか掛かってきません。これではイカンとウキを1番手上げて6号に変えます。ジャミアタリに過敏に反応してもらっても、コッチがついていけない…。
とにかくへらが寄ってくればジャミの猛攻も少しは収まるはず…とめげずにえさを打ちますが、風が強くなったり、向きを変えたりで釣り難いことこの上ありません。ようやくへら第1号を釣ったのは釣り開始から2時間も掛かった頃でした。
ようやくへらが寄ってきたかぁ?と次のえさを打つと、またもやウキがスパーッと沈んで2枚めゲットです。おぉ連荘じゃん!
ココからわっさわっさとへらを釣ってやるぜぃと意気込んだ途端、へらはすぐに終了、ジャミアタック再開です。へらを掛けたら散ってしまうのかな?どっさり寄せないとダメなのかな?
次にへらが掛かったのは30分以上経った10時39分。50分に4枚めを釣ったら、またもやパタッとへらが釣れなくなって、またもやジャミの猛攻です。う~んへらを寄せつつ釣り続けるって難しい…。
少し早めの11時30分頃に昼食を取る前後にスレ掛かりが目立つようになりました。特に下あごに掛かるアッパーが2回ほどありました。ハリスが長すぎるのかな?と下ハリスを25cmに詰めると、ウキがなじんだところでスコン!とウキが消し込みました。
次第に活性があがってきてバラケに近いところでへらが食っているのかなぁ?と思っていると、6枚めはとうとう上バリに食ってきました。
この1枚でもう両ダンゴの方がいいのかな?でも今日はウドンセットをやろうと思ってきたのだし…と悩むことになりました。どうしようかな…と思いつつもウドンセットを続けていても、へらがなかなか掛かりません。
釣れなくなると、ますます両ダンゴ…?と迷いが強くなっていきます。1時間半ほどウドンセットを続けたのですが、とうとう両ダンゴに変えました。
ハリス0.3号を20-27cm、ハリを上下とも改良ヤラズの4号に変えて、えさをガッテン:水を4:1で作りました。これでワッセワッセとえさを打ち返していきます。
しかしツン!という強いアタリが出ず、モヤモヤと動くだけ。う~ん両ダンゴを食うまでには活性が上がってないか?あまりバラケないのでへらが寄ってないか?といまいち判断が付きません。
そこで下バリに魚信を大きめに付けて、へらが居るならこれ食うんじゃない?と探りを入れてみることにしました。バラケにガッテンを使ったウドンセットと言うべきか、はたまたダンゴウドンとでも呼ぶべきか?
これを試してみると早々にスコン!とウキが沈んでへらが食ってきました。おお~!ヘタな考えもやってみるもんですな。
そこからは両ダンゴでひたすらえさを打って、大きめのカラツンが出たり、へらのスレ掛かりっぽい感触があったら、ここぞとばかりにウドンを付けるという変則技を試してみました。先端1目盛り残しまでウキがなじんで、1目盛り戻したところでツン!と強いアタリが出るとへらが掛かる、というパターンで14時45分に8枚め、15時12分に9枚めが釣れました。
ドンドン釣れるというペースではありませんが、両ダンゴでは釣り切れない、されどバラケに強い興味を持っててウドンセットでは釣り難いという状況なのでしょうか。もしかするとトロ掛けが一番合うのかもしれませんが、残念ながらトロロを持ってきていません。そういえば先週の例会の時にへらむぎさんがトロ掛け試していたなぁ…。
15時30分頃から、これまで強く吹いていた風が収まる時間が目立ち始め、次第に食わせのウドンでも釣れなくなってきました。16時頃にはとうとうあれだけ強く吹いていた風が止んでしまいました。これは風が止んでへらの状況が変わったのかもしれないと思い始めた頃、両ダンゴでスパッ!と消し込むアタリが出ました。これをあわせると横へギュン!と強く走った元気なへらが釣れました。
周りの釣り人も少なくなってきたし、いよいよ両ダンゴで釣れる活性になったか?と喜んだのですが、その後が続きません。カラツンが続いてあれジャミかぁ?というような強いアタリが出るのですが、ハリ掛かりしません。水を多めにして柔らかいえさにしたり、小さめに付けたりしても両ダンゴでの2枚めは釣れず、ウドンを付けてもやはりカラツンです。
途方に暮れてハリスを詰めてみるか?と思いついた頃、閉園30分前の放送が流れて、結局そのまま終了の時間となってしまいました。
清遊湖の例会以来、実に2ヶ月ぶりのツ抜けとなったのは良かったのですが、今日もやっぱり悩んだまま釣りを終えてしまいました。う~んすっきりしないまま両ダンゴの時季を迎えてしまうのか。半年後がまたもや悩ましい。
半年振りに太郎と花子もご挨拶にきました。そろそろ両ダンゴのシーズンですね
帰りに上州屋浦和店に寄り、リコーサーバンス社のさみだれPCトップ浅ダナ用の5,6,7号の3本を購入しました。
来る両ダンゴのシーズンに向けてはPCムクトップのウキを使いこなせるようになりたいと課題を立ててみました。特にウキがなじみ切った頃にストン!と落とすような早い釣りができれば、釣果も伸びると思うのですが。今年はツ抜けがどうにか…というレベルから一皮剥けたいなぁ。
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