良い天気に恵まれ、いよいよ両ダンゴの季節到来
先日の武蔵の池への釣行を聞いて、うちの彼女から自動計量機のあるところで釣りをしたいとリクエストがありました。
同じ武蔵の池も考えましたが、半年振りに椎の木湖へ行くことにしました。なんといってもデカいへらぶなが魅力的です。
10時に待ち合わせて道中でお昼ゴハンを買い、11時過ぎには現地に到着しました。中に入ってみると意外と空きがあります。2号桟橋の奥の方、255、256番に釣り座を構えました。
うららかに晴れた空の下でのんびりとお昼ゴハンを食べ、開店準備に取り掛かります。
彼女に「どんな方法で釣る?」と訊くと、桟橋を歩きながら周りを見てると両ダンゴで釣ってる人が多いみたいだから両ダンゴでと答えます。よく見てるねぇ。そういう心がけが上達に繋がるのですよ。
竿は8尺、道糸0.8号、ハリス0.4号20-27cm、ハリはアスカ6号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用6号です。えさはガッテン単品:水を5:1の割合です。簡単なので今回からは彼女もえさ作りに入門してもらいます。
最初から全て自分で準備をして、釣り開始です。いつも撮影を始める前に釣ってしまうので、今日は納得のいく撮影ができるまで竿を出しません。暖かくなってウキも活発に動く季節になったし、久しぶりの撮影です。
えさの付け方でウキのなじみ方がどう変わるかを注意してごらんとアドバイスします。いろいろと試してウキのトップが1目盛り残しでなじむ付け方が分かってきた頃、ウキがモヤモヤと動きます。
そろそろ魚が寄ってきた。どんどん打ち返したら魚が我先にえさを食べにくるようになるよ、と言うと、ウキが力強く水中に引かれるようになってきました。なかなかハリ掛かりしなかったのですが、遂に12時34分、初物ゲットの瞬間が訪れます。
第1号が釣れました編 1min42sec
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いよいよ釣れるようになってきたと再びえさを振り込むと続けてヒット!初物から2連続は立派です。その後も順調に釣果を伸ばしていくので、安心して自分の準備にとりかかります。
僕も同じく浅ダナの両ダンゴをやりますが、先日の武蔵の池で何かを少しだけつかんだような気がしないでもない(笑)ので、今回も落ち込みのアタリを取る速い両ダンゴを目指します。
竿は9尺、道糸0.8号、ハリス0.4号20-27cm、ハリは上下とも改良ヤラズ4号、ウキはリコーサーバンスのさみだれPCトップ浅ダナ用5号です。えさは同じくガッテンの単品で始めました。
えさを1ボウル打ち終わるまで様子を見たのですが、落ち込みでのアタリは少なく、あわせてもハリ掛かりしませんでした。この間彼女は数枚のへらを釣っています。
彼女にだけ釣れている状況からあれこれ考えてみます。
振り込み | 桟橋からの距離 | |
---|---|---|
彼女 | 竿先直下 | 近い(竿8尺) |
僕 | 落とし込み | 遠い(竿9尺+道糸) |
仮説→桟橋近くに元気なヤツがいる?
アタリの出るタイミング | |
---|---|
彼女 | ウキがなじんでからエサ落ちまでにアタる |
僕 | ウキがなじんだらえさを切るのでアタらない |
仮説→えさがブラ下がる方がよい?落ちていくえさをすぐに食うほど元気じゃない?
アタリが遠のいてきた彼女は魚は上の方にいるみたいと感想を述べています。多分、なじむまでにウケやトメが多いが、なじんでしまうとアタリが無いこと、糸ズレが多いこと、あわせた後にスレ掛かることから、このように感じたのでしょう。むむ、鋭い。
「水深1mより上にへらが多く、下に食い気のある魚を寄せきれないんだよ」と言うと、どうにか上の魚を下に連れてこれないかな?と悩んでたと言います。ほぼ初めての両ダンゴでそこまで考えた…?やるなぁ。
次の一手はウキを小さくします。浅ダナ用PCムクトップ5番から浅ダナ用ハイテクトップ4番へ替えると、えさ落ち目盛りとつり合う板オモリ量はさらに少なくなります。これで仕掛け全体をふんわり落として1mより下へ誘導する作戦です。
桟橋近くにやる気のあるへらがいることに期待して竿先直下への落とし込みでふんわりとえさが落ちていくようにします。ぶら下げる感じかな~?とウキがなじんで上がってくるまで待ちます。数投すると早々にツン!と鋭いアタリが出ました。
待ってたぜ!とばかりにあわせると重々しいヒキで竿が引き絞られます。う~ん相変わらず椎の木湖のへらはデカいぜ~。
どうやら工夫の効果が出たようです。まぐれじゃないよね…?と続けてえさを投入すると、すぐにあたって2連続です。よっしゃ!コレや!
早速彼女のウキとオモリを交換します。どうかな~釣れるかな~と祈るように様子を見ていると、効果抜群!いきなり釣れました。良かった~。
さて両ダンゴ用の一番小さいパイプトップウキを彼女に使ってもらってますので、この間に別の釣り方を探ることにします。1mダナの気難しいヤツを避けて、素直なへらぶなを釣る方法を…と考えたのがチョウチンウドンセットです。
9尺竿にハリス10-25cm、上ハリ改良ヤラズ5号、下同3号で仕掛けを作り、約2.5m程度のタナを探ります。
バラケえさは最近愛用しているパウダーベイトスーパーセット:パワーX:特S:水を2:2:1:1のブレンドです。食わせは魚信。バラケをぎゅっと握って竿先の直下に落とし込むと早速サワリが出ます。
いるいる、素直なへら達が…と内心ほくそ笑んでいると、1目盛り残しまで馴染んだウキがスコン!と消し込まれ、すかさずあわせるとギュ~っと引き込む重い感触が伝わります。こっちの方が簡単かも…。
3投に2回はカラツンになってしまうのですが、立て続けに3枚釣れました。こちらの方が簡単だろうと彼女に9尺竿を手渡して、手馴れているだろうチョウチンウドンセットを勧めました。
替わりに8尺竿とえさを受け取ると、えさボウルの中には可愛いおダンゴがたくさん…。
あらかじめダンゴを作って次に備えるのは素晴らしい。でも待ち釣りの方が良さげなのは確かだけど、アタリを待ち過ぎてるんじゃないかな?えさ打ちのペースが遅くなっちゃってるみたい。ウドンセットの方がいいかもね?
僕は再び浅ダナの両ダンゴに戻ります。こちらも順調で、やはりえさをブラ下げてウキが戻ってくるくらいの待ち釣りで3枚を追加しました。
ところがふと見ると、彼女が得意のウドンセットで1枚も釣っていません。イカン!自分が夢中になってて気が付かなかった!そろそろ終了時刻も近づいてきているので、何かしらの手を打たないと!
本人はバラケの付け方がいまいち良く分からないと言っていました。圧調整や大きさなどは自分で試行錯誤しないとなかなかうまく伝えきれない感覚です。もしかして僕が隣で浅ダナ両ダンゴのえさをセッセと打ち返したから、寄せ負けしちゃっているのかも知れません。チョウチンウドンセットは裏目だったか?
浅いところの魚は気難しそうだったので、深いタナの素直な魚を狙う作戦だったのですが、彼女は浅いところに魚が居たよね?と深いタナを狙ったことが腑に落ちていない様子です。ここはストレートにそこに居る魚を狙う方が分かり易いと切り替えて、タナを1mに戻します。
するとあっさりへらぶなを掛けてしまいます。自分がシンプルに分かる方法になると気難しい魚でもすんなり引っ張ってきちゃう。う~ん敵わないなぁ。
いよいよ音楽とともに営業終了を告げる放送が聞こえてきました。最後に1枚欲しいなぁと粘って最後の1投をすると、スコン!とウキが沈んでアガリ1枚をゲット!椎の木湖で悪あがきが効いたのは初めてじゃないかしら…。今日はよく釣れる状況だったんだなぁとシミジミ感じながら、慌てて後片付けに取り掛かります。
最後に事務所で釣果シートを受け取ります。
彼女の釣果
苦労していた時間もあったけど10枚釣ってツ抜けは立派。最大991gもこれまた立派。
僕の釣果
途中彼女の釣りを参考にして追い上げたんだけど、結果9枚。また彼女の方がたくさん釣ってるし…。やっぱ敵わないなぁ。
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