久し振りにへらウキの動きを
撮ってみる

武蔵の池で短竿浅ダナ両ダンゴの特訓

2008-05-18

　前回へらむぎさんとご一緒させて頂いた釣行の際に貰った割引券があったので、これをアテにして武蔵の池へ行ってきました。
　ここで釣れるようになればどこへ行っても対応できると教わったこともあり、数を釣れるように特訓します。目標は自己記録37枚の更新です。
　今回はビデオカメラでウキの動きを撮影し、後から比較検討できるようにします。と言えば聞こえはいいですが、単に面白そうだから撮ってるだけなんですけどね。

　朝6時30分を少し回った頃、池に到着しました。5時30分から営業開始ですのでかなり出遅れてしまいました。そのため自動検量機がある座席は結構埋まっています。左右両隣に迷惑を掛けないように3席続きの空きを探すと110番の席がありました。
　他には、中央桟橋から東に伸びる桟橋の角の奥の方にあと一ヶ所あるかな…？という程度でしたので、なかなかの入りでしょう。一方で検量機の無い事務所脇の北桟橋には全然お客さんがいませんでしたから、やはり人気が偏っています。

　釣り方は一番数を伸ばすために必修科目となるであろう短竿浅ダナ両ダンゴです。竿8尺、道糸0.8号、ハリス0.4号20-27cm、ハリは上下ともカイト5号の仕掛けです。ウキはリコーサーバンス社のさみだれPCトップ浅ダナ用5号をつけました。えさはガッテンの単品で粉：水を5:1の袋書き通りに作ります。

110番の釣り座にて準備完了（7:10）

　準備を終えて第1投を打ったのは7時10分になっていました。空は曇り、風はほとんどありません。
　まずはビデオ撮影はしません。最初の数投で、えさの付け方、ウキのなじみ方を確認します。最初はトップが沈没するのですが、魚が寄ったら大丈夫だろう？とウキがなじんで上がり始めたらえさを切って打ち返しを1ボウル約30分程続けてみます。ところがモヤモヤとサワリが出るくらいで、しきりに沈没を繰り返します。当然アタリも出ません。

　どうもハリがウキに合ってない？と改良ヤラズ4号に替え、気持ち小さめにえさ付けすると、トップ1目盛り残しで堪えてくれるようになりました。
　ここからさらに1ボウル30分程えさ打ちすると、今度はウキがなじむ前に激しくピョコピョコと動き出し、えさ落ち目盛りまでもウキが沈みません。えさが持ってない。う～ん。かなりアオられてる？

　えさが小さめで持たないのなら…とアオリ対策にハリスを15-20cmに詰めます。するとウキがすんなりなじむようになり、アオリはかなり改善されました。ところが強いアタリが一向に出ません。む～。まだ工夫が必要？

　ここまでで2時間近くが経過してしまいました。アレコレ試しているうちに矢のように時間が過ぎていきます。
　とうとう早いアタリを取っていく釣りを諦めて、えさがぶら下がってジワジワとウキのトップが上がってくるのを待つようにしたところ、ツン！と強いアタリが出るようになりました。すかさずあわせてギュン！とへらが竿を絞ってくれましたが、今日もやっぱりそうか…と。

ようやく第１号が釣れました（9:16）

　ここで思ったのがPCムクトップを使った釣りは魚の活性が高く、かなり寄った状態でやる釣りなんじゃないか？ということでした。しきりに寒が戻ったこの春の今日では、まだまだ時季が早いのかも知れません。そもそも日曜の混雑に決まる釣り方ではないのかも知れないし。
　とにかく釣り方ありきではなく状況にあわせて選ぶと。改めて書く程のコトじゃないんですけど。

程無く2枚めを釣りました（9:23）

　そんなわけでウキをきちんとなじませてから、ジワジワ上がってくる途中の強いアタリを取る、という普通の釣り方に切り替えると、へらが釣れるようになりました。5枚ほど釣ったところで、ウキをさみだれハイテクトップ5号に変えて、きちんとなじませてからアタリを取る釣りに合わせます。動画で撮るにもトップが太い方がピントが合いやすいので、却って好都合です。

動画

久しぶりに撮ってみました編　1min3sec

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動画

あんまりなじんでないけど…編　1min12sec

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動画

少し大きくなりました編　1min6sec

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動画

ズボッと入りました編　59sec

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動画

チクッと入りました編　1min36sec

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動画

ズームアウトし忘れました編　45sec

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動画

早いアタリが出ました編　1min14sec

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動画

あ～！逃げられた編　1min3sec

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　ウキのなじみ具合もアタリの出方も千差万別です。釣れたアタリだけでこれだけ違うのですから、カラツンを喰らったものを含めると、一体どれだけのウキの動きを見極めなければならないのでしょうか。考えただけでも気が遠くなるような修行の道程ですね。

逃げられてから記念撮影はカメラに切り替えた18枚め（12:45）

　お昼休みを挟んで撮影を続けてきましたが、とうとうバッテリーがなくなって終了です。ここまでで18（+1）枚のへらぶなが釣れました。これから後は釣りに集中して釣果を伸ばすことを目指します。しかし7時から13時前まで6時間やって目標枚数の半分にも到達していないのに、あと2時間半で同数以上釣るというのはあまりに厳しい。
　このままでは自己記録の更新は無理です。何かしらの工夫をしないととえさに手水を打って柔らかい感触のものを試してみることにしました。カラツンが多くてあまりハリ掛かりしないのが数が伸びない理由と踏んでみました。

　ここまでは上ずりを恐れてバラケない硬めのえさにしていたのですが、左隣の人は水面に湧く程のへらを寄せて池の中でもブッチギリのペースで釣っています。寝ウキアタリやスレも多く、あまり真似しちゃイカンなと思うような釣りでしたが、若干のリスクは冒してでも工夫しないと事態は変わらないでしょう。

　13時30分頃まで釣れない時間が続きましたが、再びへらが寄ってきたのか良いアタリが出るようになってきました。やはりある程度バラけるえさで寄せ負けしない程度には打っていかないといけないんでしょうね。

久しぶりに釣れた19枚め（13:22）

　ここからは極力寄せたへらが離れていかないように頑張ってえさを打っていきます。えさを柔らかめにした分、ハリ掛かりする率が上がれば…と、タッチに気を付けて釣っていくと、13時37分に20枚め、13時51分に21枚め、14時2分に22枚め、と次第にペースが上がっていきます。
　この下にはワッサワッサとへらが寄ってきて、奪い合うようにえさを食べに来い！と言い聞かせるようにえさ打ちを続けると、23（14:07）・24枚め（14:09）は本日初の連釣がやってきました。1投置いて25（14:16）・26枚め（14:19）が連釣です！う～ん調子が上がってきたぞ。こうでなくっちゃ。

14時台に入って2度の連釣！

　ここで少し間が空いてしまいました。やはり何匹か釣ると魚が暴れるせいか、ウキが静かになってしまいます。取り込みにも工夫が必要なのでしょう。
　諦めずに再びえさを打ってへらを集めていきます。次第にサワリが増え、なじみが遅くなり、強いアタリが出始めます…くるぞくるぞ。さっきと似た状況になってきた。
　ようやく魚がハリ掛かりするまで約30分掛かりました。14時42分に27枚めを釣ったら、充分に魚が寄ったようで、28枚め（14:44）・29枚め（14:46）は3連釣！30枚めも2投ほど後の14時51分に釣れました。このペースなら自己記録更新も夢じゃないかも？

イッキに数を伸ばしました

　14時から15時までの1時間で10枚の、まさに夢のようなペースです。朝イチ開始から2時間程、1枚も釣れなかったことを振り返ると、自分のことながら同じ人間とは思えない…。

時間10枚達成！（15:00）

　しかし15時を回って、周りの例会参加者が釣りを終えて後片付けを始めます。すると途端にへらの寄りがきつくなり、水面に激しく群がるようになりました。ウキが煽られてアタリが取りづらいのです。32枚めはウキが立っていく途中、まだ斜めの状態でスポン！と引き込まれました。

出た！本日最大の1kg超え（15:10）

　柔らかいえさのままでは水面直下でバラケてしまい、へらを寄せすぎてしまったようです。慌ててえさを硬くしてウキがなじむようにしましたが、今度は食いアタリが出ません。う～ん、どうしよう…。
　とにかく硬いえさから少しずつ柔らかくして、ぎりぎりの妥協点を探っていきます。どうにかなじんでアタリが出るようになったのは本当に終了間際になってしまいました。ようやく33枚めのへらを掛けて手元の時計を見ると15時30分。あ～もう終わっちゃう…。

　放送が掛かるまでは…とえさを振り込むと、これまたアタリが出ます。ギュン！と竿を絞られながら、またもやペースが上向いてきたぞ！と思った34枚めを取り込んでいる最中に終了の放送が流れました。これがアガリ1枚になりました。う～ん残念。あと少しだったのに…。　

アガリ１枚になった34枚め（15:33）