遠方より友来る。三島湖にカヌーを浮かべてプチ探検
HuchoWork氏が北海道から東京に帰省しました。カヌーの共同購入者6人の一人である彼は、僕が共同購入者5名との10 Cast Game the Movieを撮り終えたら、次の管理者としてカヌーを北海道へ持っていく予定にしています。
とっととやってカヌーを送ってねという催促は、久し振りに彼と釣りをする絶好のチャンスでもあります。どこに行こうか考えましたが、やっぱり三島湖へ行ってきました。
quiet funkというルアーで知られるビルダー久保田氏が提唱するブラックバスのサーフェスゲームを楽しむ趣向です。
2人以上で同船し、10キャストごと(制限時間15分)に釣り人を交代します。釣りをしない人は操船、観覧、撮影を担当します。
ポイントの選定、キャストへの集中、バイトへの期待など釣りの濃密感を高めるのが、このルール設定の目的です。
同船者は随時募集中です。一緒に楽しんでみませんか?私は好きなフライフィッシングを取り入れてますが、勿論ルアーのみでもフライのみでも大歓迎です。
事前の天気予報通り雨になったのでのんびりやりますかと綾瀬駅で10時に彼を拾って、現地に着いたのは12時前になりました。湖上の様子を覗うと湖面は満水。先々週のormitte氏との釣行時とは大違いで、金曜から降り続く雨の影響で肌寒く、へらぶな釣りのボートが全然いません。釣りには好都合ですが、今回も残念ながら動画撮影はできませんでした。
出船後、へらぶな釣りのボートがいないことを幸いに下流へと流していきましたが、バスの反応はありません。活性が良くないみたいね?とカヌーを進めるうちに辿り着いたボート屋(石井釣船店?)対岸の小ワンド内で、緩やかな傾斜の浅場にHuchoWork氏が投げたプロップダーターに待望のバイトがありました。
パッと見たところ20cm強といったサイズの魚がルアーを食いきれずにパチャっと出てきただけでしたが唯一の手掛かりです。切り立った岩盤手前に覆い被さる樹の下には魚の姿が見えないことから今日はキノシタくん(木の下に浮いてる魚)はお休みだね。アサイくん(浅いところにいる魚)を探そうと浅場を求めて上流へと転進します。
次第に谷が深くなる川筋を遡っていくと、雨の影響で岩盤の上から滝のように水が落ちてくるところがあります。タキモトくん(滝の足元にいる魚)はいませんか?と投げるもお留守。木が水面から飛び出しているところでは、タチキくん(立木に付く魚)はどうですか?と試しても出ません。
更に上流へ進むと木の枝に覆われた流れ込みの奥にちょっとした滝があります。水深が浅いところはカヌーでしか進めません。こういう(探検チックな)ランドマークは行っとかなきゃと木の枝をくぐって侵入を試みます。
ズンズン進んでいきます
ピッタリくっついてアオリで激写
ドバドバいって流れてます
ここでも魚の姿は見えず。普段浅いところにはバスやギルがぼーっと浮いているのですが、今日は魚の姿が見えません。
やはり浅いところかな?と更に進むと、先々週僕が釣った第2柳前に差し掛かります。前回も浅いところだったしね…と話しながら、浅場の竹が浮いている辺りへHuchoWork氏がロングキャスト。(そのキャスト)いいねぇと声を掛けた後の3アクションめにバフッとバスが出ました。
早々にジャンプした魚体は40cmくらいはありそうないいサイズです。次第に寄せてきてデカいじゃんとHuchoWork氏が言ったところへ、バスは2度目のジャンプで抵抗すると、プロップダーターがポロッと外れてしまいました。嗚呼。痛恨のバラシ。
その後は上流を目指してのんびり進みながらルアーを投げていきますが、魚からのご挨拶も無く、三島湖の最上流部にパラダイスはありませんでした。
倒木の下をくぐり、ブッシュの脇を抜けて、とうとう川の流れ込みに到達しました。ここ、もう流れが出てるんじゃない?という最上流部は水深が50cm程度でしょうか。これまたカヌーならではの探検気分です。
ここで既に16時になっていました。そろそろ戻りますかとUターン。下りは前回ormitte氏がバラした倒木を撃つのみでスイスイと下ってきました。
生憎の雨で肌寒く、風も時折吹き、結局魚も釣れませんでしたが、HuchoWork氏は久しぶりのカヌーを楽しんでもらえたようで良かったです。人の少ない湖の、雨で煙る深い谷をゆったり遡っていく風情もなかなかのもので、僕も充分堪能しました。
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