ようやく水面を割るシーンを撮れました
来週に岡山遠征を企画しました。カヌーの共同所有者2人がいるので、お別れ興行です。
ところが6月は休日がありません。土日で岡山まで往復するのは非常にツライので、行きと帰りを2週に分けることにしました。これも大阪の実家に車を停めておくという裏技あってのことですが、それならばと1週めは和歌山遠征にして、普段モルディブでしか会わない武部くんに会いに行くことにしました。
今回の遠征の目的もカヌーに乗って10 Cast Game the Movieに挑戦することです。ブラックバスのサーフェスゲームは未経験の武部くんですが、GTが上げる水柱は百回以上も撮影してきた経験の持ち主です。ここは彼の腕前を借りて、今度こそバスが水面に飛び出るシーンを撮ってみたいと思います。
quiet funkというルアーで知られるビルダー久保田氏が提唱するブラックバスのサーフェスゲームを楽しむ趣向です。
2人以上で同船し、10キャストごと(制限時間15分)に釣り人を交代します。釣りをしない人は操船、観覧、撮影を担当します。
ポイントの選定、キャストへの集中、バイトへの期待など釣りの濃密感を高めるのが、このルール設定の目的です。
同船者は随時募集中です。一緒に楽しんでみませんか?私は好きなフライフィッシングを取り入れてますが、勿論ルアーのみでもフライのみでも大歓迎です。
27日(金)の21時に埼玉の自宅を出発し、東名・名神・近畿・阪和道と走っていきます。このガソリン高騰の折、僕はなんて無茶なコトをしているんだろう…との自省の念がアタマをよぎりますが、こういうコトは勢いが大事!と自分に言い聞かせて走ります(笑)。無事武部くんと落ち合ったのは28日(土)6時になっていました。
事前に武部くんに情報収集をしてもらったところによると、和歌山市内から近い山田ダムと有田川上流の二川(ふたがわ)ダムが良いらしい、とのことです。
お出かけの際は遠くからの基本通り、まずは二川ダムへと行きます。ところがカヌーを降ろす場所を探してウロウロすると、道路からかなり離れたスロープと急な傾斜を降りる小道があるのみでした。さらに大幅な減水で湖岸は全面ガレ場と、ちっともそそられない風景なので、山田ダムへ転進します。
山田ダムへ着いてカヌーを降ろせるところを…と眺めると、ダムサイトから少し登った流れ込み脇に降ろせる斜面が見えました。早速行ってみると、へらぶな釣りの人が10人以上釣台を出しています。もしかしてへらの好ポイントなのでしょうか?
既に11時に近くなっていましたので、ひとまずコンビニへ食料調達に行きます。ところが早めに食べた昼食でお腹が膨れてマッタリしちゃったので、お昼寝にしてしまいました。二人とも寝ていなかったので居眠りして落水では洒落にもなりません。
ひと眠りした後の14時頃にようやく出船します。時折小雨がパラついています。風はあまり無いのでカヌーの操船にはあまり影響がなさそうです。
ゴムボートとジョンボートが1隻ずつ先行者で出ています。へらぶな釣りの邪魔にならないように、ダムサイト寄りのオイルフェンスにルアーを投げ始めると、早速ギルが突ついてきました。
それでは流しながら上流へ進んでいこうか、と右岸(左手付き)で進んでいくのですが、オイルフェンス以来、さっぱり魚が出ません。
途中で同じくトップを投げるジョンボートの2人組とすれ違ったので声を掛けると10匹くらい釣ったとのこと。むこうは調子良いのね…。
僕はお手製のシングルスウィッシャーからパフィーポップ、ジッタースティック、ビッグバドと変更しましたが、ジッタースティックにギルが1回つついてきただけです。
武部くんもスマートアレック、ゲイリーウィッチ、アンクルスミスとルアーを変えていきますが、魚が出てきません。
そろそろ手が無くなってきました。これまで木が覆い被さる岸際を撃ってきましたが出ません。ここのところの三島湖釣行と良く似た状況かな?と浅いところを探しますが、ダム湖の奥行きがあって浅いところが少ないのです。
ふと見ると、遠くに馬の背になっている岬が見えたので、一気に大移動します。
ここでクレイジーペンシルを投入します。小魚が逃げ惑うようなパニックアクションは、数々のピンチを救ってくれました。今度も…と投げると早速ゴボッ!という音を出して魚が出てきましたが、残念ながらハリ掛かりしませんでした。武部くんもあさっての方を見ていたので撮影もできませんでした。
柳の木の下に…ではありませんが、再び投げてみます。
馬の背編 1min
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やっと出てきた!と思ったら、どうやらおチビさんだったようです。
さらに上流に進んでいきます。ポツポツと浅いところが出てきました。ワンド状になったところで武部くんがジャイアントドッグXを投げていくと、小さいながらもご挨拶がありました。
出た!ちっちゃいけど…編 45sec
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夕方になって少しは活性が上がってきたのでしょうか?やはり浅いところの方がいいんじゃない?などと話していたら、突然武部くんが釣れそう!と言って真剣にビデオカメラを構えます。
ココは素直に武部くんの野生の勘に従って、緩やかな斜面にバスが付いているんじゃなかろうか?とクレイジーペンシルを投げると、待望のバイトがやってきました。
獲ったど~!編 2min10sec
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よく見ると尾びれが擦り切れて回復しきっていません。想像するに産卵後なのでしょう。ここまでバスが出なかったのは、下流の方は産卵からまだ回復していないのではないか?急な湖岸の木の下に浮くにはまだ季節が早かったのでは?と推測します。
上流の方で先に元気を回復したこの魚が、浅いところへエサになる魚を食いに出できたのではないかと思いました。
さらに上流の浅いところを攻めたいところですが、気が付くと18時を回っていました。暗くなる前に戻らないと大変なコトになりそうです。最下流のオイルフェンス周辺に望みを掛けることにして、出船場所に戻っていきます。
帰る途中で入ったワンドで僕が20cmにも満たないような小さいバスを3匹掛けました。全てクレイジーペンシルです。下流部の魚は産卵に参加していないお子様サイズなのでしょうか?これが夕方になって元気が出てきたのかな?
最後にオイルフェンス際を攻めます。僕はクレイジーペンシル、武部くんはビッグラッシュを投げていきます。最後に一発欲しいところですねぇ。
何だろう?編 58sec
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何者かがつついてきた?単なる水飛沫?よく分かりませんが、残念ながら釣れないまま19時になってしまいました。後片付けが困難になる前に釣りは終了としました。
その2へ続く
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