武蔵の池に行ってきました
道満へら鮒会の7月例会はさいたま市にある武蔵の池で行われました。先週まで遠征に出ていたため、今回は試釣していません。しかしここは過去に2回来ていますので、もはや道に迷うことはありません(笑)。
朝5時30分の集合時間から15分ほど遅れてしまいました。今回は中央桟橋の両側が例会の指定座席になっていますが、みなさん釣り座に付いて準備を始めています。釣り座は既にほとんど埋まっていたので、中央桟橋奥の西側、ちょうど太陽を背にできる25番に入れてもらいました。
釣り方をどうしようかと悩んでいたのですが、晴れていますし、久し振りに水深のある釣り場に来たので深宙をやってみたいと思いました。11尺の竿を出して底を取ってみると30cmほど足りません。仕掛けは少しバカが出ていますので、水深は約3.5mといったところでしょうか。
延べ竿(リール無し)を使う際に、竿の全長より長く飛び出した仕掛けの部分をバカといいます。5mの竿に道糸5mハリス50cmの仕掛けであれば、ハリスバカが50cm、などといいます。
この11尺竿に、道糸1号、ハリス0.5号50-65cm、ハリ上下とも改良ヤラズ6号の仕掛けを繋ぎます。ウキは穂先から約30cmの位置にリコーサーバンス社のさみだれ浅ダナ用ハイテクトップ9号をつけました。
えさは雑誌の記事を参考に作ろうと思っていたのですが、天々200cc:GTS200ccに水を間違えて200cc入れてしまいました。慌てて天々400ccを追加して何とか仕上げると、大量のえさになってしまいました。仕方が無いからコイツをガンガン打つか、と気を取り直して釣りを始めたのは7時になっていました。
えさを打ち始めると全然ウキがなじみません。練り込みが足りなかったかな?とえさを小分けして練っていくとようやくウキにナジミが出ました。
ウキのなじみが出るようになると早々にアタリが出ます。ツンと力強く引き込むアタリを合わせると、スレで掛かってきました。
上ずっちゃったのかなぁとその後のアタリをあわせるも、ことごとくスレ掛かりです。特に口周りが多く、口の外側からが2回、顔が2回。胸鰭や下あごも結構ありました。
1枚も口に掛けられないまま、1ボウルめのえさが終わってしまったので、当初作りたかったものを作ります。天々200cc:GTS200cc:水100ccで作った後、天々を200cc入れて仕上げました。
このえさに替えると次第にアタリが少なくなっていきました。アタリの数とスレの多さからタナが浅い?とみてウキ下を30cmほど浅くすると、ようやく第1号が、続けて2枚め釣れました。
えさ打ちを繰り返していると、水面直下に魚が泳いでいるのが見えるようになってきました。えさを振り込むとハリスが長いため、オモリに引かれて沈むまでに少し時間が掛かってしまいます。えさが水面直下を漂っているその瞬間にへらがえさに激しくアタックして、えさが落とされてしまいます。
これではタナまでえさが持たないので、釣れるはずがありません。対処としてハリスを50-65cmから10cmずつ短く40-55ccにして、えさのダンゴが漂う時間を短くします。これでようやく釣れるようになりました。
日向に置いてたら日差しで熱くなったので、
水に漬けて冷ますとレンズが曇ってしまいました(11:01)
しかしえさ打ちとともに水面直下に群がるへらぶなの数が増えてきます。えさが水面に落ちるポチャンという音を聞きつけてやってくるようです。さらにハリスを10cmずつ詰めて30-45cmにします。これで数枚追加しますが、相変わらずえさが持ちません。
えさの配合を少し替えてみます。GTSをガッテンに替えてバラケを抑えたり、粘力を入れて持たせるようにしてみますが、時折ウキになじみが出る時に、ポツポツとしか釣ることができません。
いよいよダメだとウキを変更します。オモリを重くしてへらの群れを突破しないとどうにもなりません。リコーサーバンスのさみだれ深宙用PCムクトップの10号に替えて、トップの根元にえさ落ち目盛りを調整します。最初からこのウキを使うべきだったのかも…。
これでようやくウキのなじみがほぼ毎回出るようになったのですが、はっきりしたアタリがなかなか出ません。ポツポツペースで竿を絞り、ようやくツ抜けに漕ぎ付けたところで、お昼になってしまいました。
事務所でざるうどんの昼食をとり、コンピュータで途中経過をみると、トップは50枚も釣っています。2席右隣のHさんは3位につけています。さすがは先月の優勝者です。全然レベルが違うじゃん。
お昼ごはん後の12時30分頃、道糸が高切れしてしまいました。ウキは水面に浮いていたので回収できましたが、こんなこと初めてです。多分ウキまわりで道糸が絡んでしまったので、そこが弱くなってしまったのでしょう。
残り時間2時間半ですので、ここで浅ダナに替えることにしました。慶匠8尺、道糸1号、ハリス0.5号20-26cm、ハリ上下とも改良ヤラズ4号で仕掛けを作ります。ウキはリコーサーバンスのさみだれ浅ダナ用PCムクトップ8号です。
えさはガッテン400cc:浅ダナ一本100cc:水100ccで作りました。浅ダナ一本ってなんかバナナっぽい匂いがするので、なんとなく好きです。
浅ダナでなんとかいいペースに持ち込めれば、それっぽい重量まで挽回できるかも…とおもったのですが、そんなに甘い話はありませんでした。
それでも今日イチのサイズが食ってきました。何だ、深宙じゃなくて浅ダナでこのサイズが食うのかよ。朝からやってた僕がバカみたいじゃん。と独り言さえ自虐的になってきました。
やはり水面直下のへらにえさが落とされてしまうようなので、ブレンドを変えてみました。ガッテン300cc:黒べら100cc:浅ダナ一本100cc:水100ccにして、あまりバラけないようにしたブレンドです。
ところがこれもはっきりとしたアタリが出ません。食いアタリの出るダンゴのタッチは微妙なようです。
どんどん時間だけが経過していきます。お昼を回って太陽が正面にくると、直射日光にさらされると肌が刺されるように暑いのです。なんとかパラソルで日陰を作るようにアレコレ角度を替えるのですが、竿の操作の邪魔になってしまいます。
今使っている安物は、竿が長過ぎで途中で角度が替えられません。ネジ留めの力も弱く、ちょっとした風で飛ばされてしまいました。新しいパラソルを買おうかな?来月の椎の木湖のことを考えると、今のものでは心許ないです。
もうやめちゃおうか?とも思ったのですが、最後の30分は直射日光にさらされるのも辞さず、なんとかもう1枚だけでも、と頑張ります。終了間際の14時56分、恐らく最後になるんだろうな…というへらが上がりました。
とうとう15時の終了を迎えてしまいました。いや~それにしても暑かった。汗だくになりながら頑張ったのですが、釣果は芳しくありませんでした。
今日の結果です
結局13枚、6.99kgでした。トホホな釣果です。この一ヶ月ブラックバスに浮気したのが原因でしょうか。例会に参加するようになったものの、思うようにはへらぶなは釣れません。
思うに2年目のスランプというヤツだと思います。へらぶな釣りに少し慣れてきて良いアタリしか手を出さない、怪しいアタリはスレや空振りだろうと見送っているのが原因でしょう。もっと貪欲にアワセないと本当の食いアタリが見えてこないんじゃないかと思います。
今回の参加賞は食品用ラップと伊藤園の水出し用麦茶でした。これは写真も撮らず、すぐさま彼女のお宅で活躍してもらうことにしました。
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