カンパチ・イナダを狙ってきました
大学時代の先輩、齋藤さんからライトジギングのお誘いを頂きました。千葉県は飯岡から沖に出てカンパチ・イナダを狙います。
10時前、後輩の泉谷くん達3人と都内で集合した後出発。首都高湾岸線がディズニーランドまで大渋滞しており、飯岡漁港に到着したのは12時30分頃でした。
今回の船宿は2006年6月にオニカサゴを狙った際にお世話になった清勝丸です。荷物を積み込んで早速出発です。
風が結構強く、外房ならではのウネリが若干あります。船足もあまり出せないようでポイントまでは少々時間が掛かりました。
こんな機会にこそ、と思っていた自作ライトジギングロッドは残念ながら間に合いませんでした。釣りにかまけて放ったらかしにしていたのです。今回間に合わなければいつ使うんだろう?という気もしますが、まぁのんびり作ります。
シイラのジャークベイト用に使っているタックルです。左舷大ドモに釣り座を構えて、スティンガーバタフライ(かな?)黒75gを結び、14時前に釣り開始です。
さてはてどうかな…と落としてはシャクリを繰り返します。シイラ用のキャスティングロッドはグリップが短いので、シャクリの動作がやりにくなぁ、やっぱり脇に竿尻を挟んで操作できる方がいいな、と思っていた頃、右舷トモで釣りをしていた泉谷くんの後輩、古川くんが船中の初物をヒットです。
記念撮影をした際にジグの色は何でした?と聞くとピンクですとのことです。早速僕もジグをピンクのブランカ80gに結び替えます。
ジグを結び替えて3投くらいでガツッ!とアタリが出ました。ヨッシャ!きた!とあわせるとギューと竿が絞られていきます。ゆっくり巻き上げてくるとカンパチがあがってきました。やったー!初カンパチだ!
この日はワーッと食いの立つ時合、という感じではなくて、ポツポツ拾っていく…という感じでした。前回齋藤さんがこられた時は一人20本も釣って、事前にデカいクーラーを持ってきなよと期待大だったのです。
今日は少し潮が濁っていたような気もしますし、風も強く釣り難い。前回釣れたからといっていつもパカパカ釣れるわけじゃないのが釣りというものです。
アシストフック2本で2匹
少しお話させて頂いた齋藤さんの会社の方(15:51)
一匹釣った後はベイトタックルでやってみました。バスのトップ用で胴から曲がる柔らかい竿です。メタリックサーディン60gグリーンを結んでシャクると、やってやれないことはない、というところです。ジギング自体はベイトタックルの方がやり易いですね。
底近くをネチネチやってみっか、とジャーク幅を小さく細かいピッチでシャクってみるとゴン!と来ました。この竿もリアグリップが短いので踏ん張りが効かず、あたった瞬間竿を持っていかれそうになりましたが、なんとかいなして浮かせると、船長さんが移動しますと言うので慌てて左舷大ドモ、釣れてま~すと声を掛けると気付いてくれました(汗)。
2匹目の魚を締めている途中、船長が魚なんか後でいいよ。釣りしなよとマイクで声を掛けてきました。何十匹もたくさん掛かっているような大釣りの時ならいざ知らず、この日はボウズの人も出るような渋い状況なのに、虎の子の一本をほったらかし…というのはどうにも合点がいきません。不味い魚を3本より旨い魚を2本持ち帰る方がいいと思いません?
数が釣れれば新聞の釣り欄やHPに良い宣伝ができる→良い釣況を見て客がくるという都合でしょうが、お客は美味しく食べたいから一匹を丁寧に扱いたいわけです。釣宿や沖釣りメディアの根底に流れる釣果至上主義はやがて釣り全体の発展の阻害要因になるとは僕のお師匠が15年以上も前に指摘してきたことですが、確かにお客のニーズに合ってないなぁと思ったりしました。
秋の夕陽は釣瓶落としの如く、17時頃この日の釣りを終えました。
参加メンバーはもうちょっと釣れれば…という感想を持ったようです。僕は胃袋のサイズにちょうどいい釣果だったので充分満足でした。
というのも、ベイトタックルでもう一回ヒットがあったのですが、最初の走りで突っ込まれてバラしてしまったのでした。トップ用ロッドの短いリアグリップでは手首が曲がって力が掛けられず堪え切れなかったのでしょう。釣果至上主義の方には怒られますが、柔らかいタックルで翻弄されるくらいが面白いです。
釣果を憂いて次回を期すよりもやっぱりリアグリップの長いジグ専用ロッドがあるといいな…、竿を完成させようと思って次の機会に臨むのがどうやら僕の性分のようです。
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