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使わない竿は作り替えちゃおう

バスロッドからライトジギングロッドへ再生

2006-1-19~2014-3-11

その1 発端

 僕が初めてブランクからビルディングを試みた竿は、小学生当時、親にねだって買って貰ったルアー用のスピニングタックルを作る(!)セットでした。
 RYOBIから発売されており、3ピース(継ぎ)の竿、小型スピニングリール、スプーン・スピナー・ミノーの3個のルアーが入っていました。ルアーは根掛りで無くし、竿は塗装がこなせず無塗装のまま、リールも同じく無塗装の白いボディのままで、部品を無くしてしまってベールを起こしても止まらないという出来でした。
 これを親に買って貰うまでは2年くらい口説いたと思います。値段の問題ではなくどうせ完成させられないだろうという読みからシブっていたようなのですが、その予想は概ねのセンで当っていたと言えます。(^^;)
 ちなみにこれ、今となってはモノを紛失(多分捨てた)し、名前が思い出せません。ご存知の方教えて下さい。

 それ以来ロッドビルディングからは離れていたのですが、次に買ったブランクで初めて完成に漕ぎ着けました。もう記憶が定かではないのですが多分1995年か96年、当時池袋のマルイスポーツ館に入っていた釣具店で買ったブラックバスのベイトロッド用ブランクでした。バズベイトが好きなので、向いた竿を作れないかな?と購入したものです。
 その頃アングルが輸入販売していたPACIFIC BAYの6フィートのブランクで、推奨されるルアーの重さが3/8~1ozと指定されたファーストアクション(先調子)の竿でした。こちらは値札が残っていてC-723と品番が書いてあります。価格は6,000円です。
 ちなみにこちらも今となってはPACIFIC BAYかどうかも記憶が定かではありません。どなたか教えて下さい。

結構強いです
購入当時の値札です。バズベイト用には明らかにオーバースペック…。

 これはどうにか数年がかりで完成させたのですが、ブランクを薄緑のラッカースプレーで塗っただけ、というお粗末な塗装だったため、数回の釣行で塗膜が剥がれてきてしまいました。念頭にあったバズベイトを使う竿としては硬く、どうやらブッシュにスピナーベイトを撃ち込むとかラバージグを操るといった用途の竿だったようで、実際に魚を釣ったのは2004年7月に釣行したタチウオだけでした。
 塗料の剥がれたブランクを見てそろそろ補修しないとなぁ~と思ったのですが、なにぶんカバー撃ちのバス釣りなんて何年もやっていません。そもそもカヌーやフロートチューブでは使うことの少ないタイプの竿なのだと気付いたのです。 

ホームセンターで購入
塗装に使ったスプレーがこれ。

 そこで実際に釣ったタチウオのように60gくらいのジグを使うライトジギング用の竿にしてしまえばいいのでは?と閃きました。これも一度しか経験が無いのですが、タチウオ・シーバス・イナダくらいのジギング船は東京湾にいくらでもあるので、やろうと思えばどちらかというと身近な釣りです。
 うむ。決まった。この方針で行こう。この竿の第2の人生(?)はライトジギングロッドだ!と思ったときには、もうラッピングを解いていました。

 その2へ続く

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