2度目の来訪はロクな釣りになりませんでした
来月8日に隼人大池で道満へら鮒会11月例会が行われます。すっかり秋めいてきた今日この頃ですが、試釣を兼ねて出掛けました。
隼人大池は2回目です。週刊へらニュースで130枚!という記事を読み、30枚くらいなら僕にも…とイソイソと出掛けて行ったのが昨年7月のことでしたので、随分ご無沙汰ということになります。
2008年は既に9月22日に新べらが放流されています。次の例会が開催される時季に放流される新べらは状況を大きく左右する可能性が高いです。しかしこれまで新べらを狙った釣りはほとんど経験がありません。特徴があるという新べらの動向を少しでも研究しておきたいと思っていました。
少し出遅れて7時頃に到着しました。事務所にて料金を払う際に釣れ具合はどうですか?と訊くと、もう10月の末だからねぇ、結構渋くなってるよと返ってきました。難しそうだねぇ。
池に入ると旧池には空きがポツポツあるものの新池はほぼ埋まっており、どこに入ろうかと悩みます。普段なら空きのある旧池を選ぶのでしょうが、例会の釣り座は抽選で決まるので当日は恐らく混雑の中で釣らなければならないはず。ここで易きに流れては己のためになるまい…と心を決め、敢えて混雑する新池へと足を向けます。
事務所裏側まで入ると、浮き桟橋奥の北向きに空きスペースを発見。釣り座を構えることにしました。
当初左右に3席ずつ空いていたのですが、左隣にご夫妻が入り、やはり混雑から逃れることはできず。まぁお隣さんが気にしなければ一向に構いません。
例会当日は新べら放流の時季、人災による食い渋りが予想されるので、長竿を振る練習をします。とはいえいきなり18尺を出す度胸も勇気も無かったので、竿ケースから15尺を取り出します。
今日は所用にて午前中だけしか釣りができません。とりあえず両グルテン入門から始めてみます。
仕掛けは道糸1.0号、ハリス0.5号40-50cm、ハリ上下とも改良ヤラズ4号、ウキは凱(かちどき)のSPTオールラウンド6番です。ウキ下はオモリまでが2m。エサは新べらグルテンを100cc、水75ccで作りました。
この段階で分かっている方には既におや?と思われてしまう仕掛けになってます。
失敗その1はハリが小さ過ぎでした。グルテン=食わせえさのイメージから両ダンゴでのハリの基本にしている改良ヤラズ5号より一番手落としたサイズにしたのです。ところがウキに全くナジミが出ないのです。麩えさよりも軽いグルテン、当然大きいハリで大きくえさを付けなければナジミが出なくて当然です。えさがタナまで持っているかすら分かりません。
失敗その2はパイプトップのウキは使っちゃダメでした。ムク(無垢:中空のパイプ状ではなく中身が詰まったもの)トップが正解でした。パイプトップは中空であるため体積が大きく、浮力が大きくなります。軽いえさを使うのですから浮力が小さく、弱い力でトップが大きく上下動することを狙ってムクトップのウキを使わなければいけないでしょう。
パイプトップはその名の通り、パイプ(中空状)になっています。真ん中が空洞だから太いんです。
ムクトップは中身が詰まっていて細い。従って同じ長さだけトップが水中に没すると、直径が太い分パイプトップの方が水中に没しているトップの体積が大きいんです。
浮力は水中に没している体積に応じて強くなります(アルキメデスの定理でしたっけ?)からパイプトップの方が浮力が強くなります。
とにかく一生懸命えさを大きく付けてウキのナジミを出そうとしていました。というのも準備途中から雨が降ってきたんです。金曜日に見た天気予報では土曜以降は秋晴れって言ってたのに…嘘つき!
天気の所為にしましたが、要はウキとハリを替えるのが億劫だったと。今日は事前準備ができずに釣り座で道糸をスプールから引き出すところから始めたんです。もう池の端に座っているんですもの、仕掛けを作るより竿を振りたいじゃないですか、ねぇ。
さらには途中、穂先のリリアンから道糸が外れてしまい、竿をあげてもウキが帰ってこないという失態をやらかしてしまいました。お隣のご主人に仕掛けを回収して頂きました。ありがとうございました。
そんなこんなでこれじゃ釣れねぇよと思いつつ、えさのグルテンを打ち切りました。えぇ。もはやこれはココロのリハビリなんです。とにかくえさを打ってウキを眺めていたかったんです。もしかして病んでますか…僕?
兎にも角にも、えさのグルテンを打ち切ったところで気が晴れました(笑)。8時からえさ打ちを始め、既に10時になっていましたがようやくリハビリ完了です。
両グルテンは家に帰って復習することにして、15尺の竿のままチョウチン両ダンゴに替えました。10月末の雨の日に両ダンゴは無いでしょうという意見が聞こえてきますが、とにかくウキ下を上げていってサワリが出るタナを知りたかったんです。それくらいはやっとかないと試釣って言えないから(苦笑)。
仕掛けを変更します。ウキをリコーサーバンス社のさみだれPCトップ深宙用8号に、ハリスを0.5号55-70cm、ハリを上下とも改良ヤラズ7号に替えました。
ウキ下を15尺の竿いっぱいにして、天々:ガッテン:水:2:1:0.8で作って、天々1で締めたえさを打っていきました。
サワリがなかなか出なかったのですが、ウキがなじんでいく途中でトメられたりするケースが出てきました。ナジみ切るとまるでさわりませんから、もうちょい上?と50cmずつウキを下げていきます。一番いいサワリから強く引き込むアタリが出たのはウキ下2mでした。しかし悉くカラ振り。カラツン・ザ・オンパレードです。
そんな中唯一ハリ掛かりしてくれたのが彼でした。
キミだけだったよ、ボクの相手をしてくれたのは…(11:16)
ウキ下1.5mまで試しましたが、一番良かったのは2mでした。しかし2週間後は様子がガラッと変わっているんでしょうね…。ウキをのんびり眺めつつ2週間後はどうなっているだろうか?とアレコレ考えているうちに12時になり終了です。
帰りに春日部にある中古釣具店アクアマリンに寄ってシマノの慶匠11尺を買ってしまいました。
そろそろ彼女にもうちょっと長い竿に挑戦してもらおうかな?それなら普段使っている8尺と同じ竿がいいかな?と思って購入です。今年は順調に秋が深まっているので、2週間後に激混雑&激渋になって新べらが手に負えないようなら11尺のメーターウドンセットをやるより他無いかも知れませんし。
ご近所の上州屋春日部店に寄り、前回例会で折ってしまったリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用7号とウキケースを購入します。
引き続き上州屋東川口店にも寄り、リコーサーバンス社のさみだれPCトップ浅ダナ用8・9号、えさ各種を購入しました。
帰宅してから新べら攻略法のおさらいをして、今日の失敗を隼人大池(新池324番)の底より深く(5.4mだから結構ある!)反省しました。次回は11月1日にもう一度試釣に行こうと思います。その時はちゃんとした道具立てで挑んで、自分に釣れる魚がいるのか、どうするのかを確認したいと思っています。
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