強風の中の初釣りになってしまいました
2009年初となる道満へら鮒会の1月例会は10日(土)野田幸手園で行われました。今年はこの日が初釣りとなりました。
家を出発する際に車に乗ろうとすると窓が真っ白です。9日に降った雨が窓を濡らし、急激な気温低下でそのまま凍ってしまったようです。しばらくエアコンをガンガンにかけたのですがこのままではラチがあかないとぬるま湯をザブザブ掛けて溶かしてからの出発となりました。おかげで集合時刻に遅れてしまい、へらむぎさんにご心配をお掛けしてしまいました。
今回は2・3・4号桟橋が釣り座として指定されました。割と早く順番を呼ばれた僕は2号桟橋へ入ります。凍っている桟橋の鉄板がツルツル滑り非常に危険な状態なのであまり歩きたくないと事務所側から7席くらい?のところに釣り座を構えました。目の前で魚がモジったので丁度良いと決めました(笑)。
釣り座には次々と人が埋まっていきますが、左側が3人が場所替えでいきなりいなくなってしまいました。こりゃラッキー!相変わらず仕掛けを作っていない僕は、のんびり準備を開始します。
ところが準備の途中でストーブのボンベの燃料が切れてしまいました。こうなると只の邪魔な荷物…予備のボンベを持ってこなかったのが悔やまれます。
今日は、金曜の雨で底はダメだろうと勝手に決めつけてメーターウドンセットと心中するつもりです。昨年末中古で購入したシマノ慶匠11尺を初めて使おうと取り出します。
仕掛けは道糸0.6号、上ハリス0.4号10cm、下ハリス0.3号30cm、上ハリはガマカツ改良ヤラズ4号、下ハリはオーナーのアクト3号。ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅だな用5号です。
バラケえさは粒戦25cc+水50ccで吸水させておいて、パワーX150cc:特S100ccに入れて作りました。くわせえさは力玉です。白、赤(食紅染め)、黄色(わらび職人漬け)、青(何で染めているのか不明)と4色揃えて信号機セットと呼んでいます。さらには大粒の白と黄色も準備しました。
昨年10月の野田幸手園では赤に大型ばかりが喰ってきたと釣果に偏りがあったような気がするので、今回も頼りにしています。
ウキのえさ落ち目盛りを合わせていると、H氏が早々に3席左に移動してきました。程無くへらをあげて調子良く釣っているようです。
7時40分、ようやく全ての準備が整って釣り開始です。ちょうど正面の低い位置に太陽があって眩しいです。慌てて偏光サングラスをかけてもウキが見難くて仕方ありません。さりとて冬の太陽は暖かくありがたい存在です。高く昇るまでの辛抱です。
えさを打ち始めると4投めくらいにサワリが出ます。さすが野田幸手園、魚影が濃いとニンマリするものの、さっぱりアタりません。サワリが出て3投めくらいで短いかな?不安視していた下ハリスを30cmから45cmに早々に変更します。
これが良かったのか、変更後すぐに鋭いアタリが出て、2009年第1号が竿を絞ってくれました。良かった~。初釣りでボウズだと一年の先行きが怪しいもんなぁ。
この調子でドンドン釣りたいところですが、そこは極寒の1月です。とにかく少しでもサワリを出し続けて1枚ずつ拾っていくつもりで…と思っていたら、糸ズレやスレが多く、タナ1mより浅いところにへらが多いようなウキの動きをしています。
隣のH氏に聞いてみてもへらのタナ(泳層)が浅いねぇとの返事です。意外に元気なのかしら?
バラケが浅い段階で盛大に溶けているのかも?と、バラケをギュッと押さえつけて、タナで溶けるように心がけてみます。周りでもスレが多いなぁとの声が聞こえ始めた頃、2枚めのへらがムズッと小さいアタリを出しました。
バラケえさがジワジワと溶けて、ウキのトップがジワジワと上がってくるのが良いのか、ポロッとバラケえさが外れてスッとウキが上がってくるのが良いのか、えさの付け方をアレコレ試しながら探っていきます。
さらにはウキが上がってクワセえさだけになったら誘ってみる、など試してみるのですが、コレ!と言ってアタリに結びつくような決め手が見当たりません。
う~ん?と唸りながら考えていると、そろそろ上げようかと思った頃にツン!と鋭いアタリが出ました。むむ…?
どうやら何もしないで待った方がいいみたい?と手掛かりを掴んだような気がします。あまり待ち過ぎると魚がいなくなってしまう恐れがあるのですが、今度は食わせえさのウドンだけになってから、何もしないで待ってみることにします。すると焦れて限界に近づいてきた頃にツン!とアタリが出るではありませんか。
しかし次第に太陽が雲に隠れて肌寒くなったり、細かい雨が降り出したり、と天候が不安定になってきました。パラソルを持ってくるのを忘れたので、できれば雨は降らないで欲しい…。しかしながらH氏は今日は風が強くなるって天気予報で言ってたよとのこと。これはヤバいかも?今のうちに釣らないと。
待ってアタリが出ていた状況が次第に変わってきたのか、はたまた魚が寄ってきたのか、カラツンが出るようになってきました。さらに時間とともに風が強くなってきました。風にウキが流されるとアタリが出にくいだろうと、竿を前に送って道糸を緩めると、いいアタリが出るのですが、ことごとくカラツンになります。もう一歩決め手が必要なのかなぁ?
悩んでいるうちにますます風が強くなり、帽子やポリ袋を飛ばされる人が出てきました。竿を上げても仕掛けが手前に寄ってこないで、まるで凧上げのように風になびいてしまいます。
竿を後ろに倒して左手で一生懸命道糸を掴もうとする怪しげな動きが増えてゆき、ついにはパラソルやえさボウル・竿ケースまで飛ばされる人が出てきました。かくいう僕もえさボウルに力玉大粒のビンを入れて重しにしていたのに、風に飛ばされてしまいました。ひえ~。
当然の如く、アタリもドンドン無くなっていき、ロクに釣りになりません。11時過ぎ、8尺のチョウチンウドンセットに切り替えたものの、1投めでスレ掛かりしただけで、さっぱりアタりません。
あまりの風の強さに周りの釣り人がどんどん早揚がりしていきます。ボウルに残ったバラケえさが無くなったので僕も早揚がりにしたのが12時30分頃でしたが、既に最後の一人になってました。
検量すると5枚で4.2kg、型が良かったのが幸いでした。強風の中後片付けをして13時過ぎに事務所に着くと暖かくてまさに天国のようでした。
この日のトップは10kg。ウドンセットのバランスの底釣りだそうです。今回もトップの半分釣れなかったな…。
抽選で頂いた静岡産のイチゴです
抽選の参加賞では大きなイチゴと舞茸を頂きました。
参加賞に頂いた立派な舞茸です
表彰が終わるとそのまま総会が開催されました。僕の昨年の総合成績は34位でした。
新年早々、タイヘンな天候の中での釣りとなってしまいましたが、とりあえずへらぶなの顔も見れたし、まぁ良かったとするべきなんでしょう。来月の例会も天候が心配ですが、今年も一年頑張ってへらぶなを釣っていきます。
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