大きなお魚に引っ張られてみませんか
いよいよサケ釣りの15日(日)の朝を迎えました。道に迷って集合時刻の6時45分ちょうどに到着すると、係りの方が既に注意事項などを説明し始めたところでした。
受付を済ませて準備に取り掛かります。漁協の方には上流がいいよと教わったので、受付棟の前には釣り人があまりいません。ルアーを投げる練習をしてもらって、感じを掴んだら上流へと移動します。
たくさんの人が既に釣りを始めているので、邪魔にならない場所がなかなかありません。結局調査区間の最上流の看板付近まで登ってきて釣り開始です。
まずは何といっても朝イチが勝負です。彼女にサケのヒキを味わってもらうべく、貼り付きでレクチャーします。
斜め上流に投げたら底を転がすように巻き取ってきます。時折底にコツン!と当たるくらいになるよう流速と深さに合わせたルアーの選択がキモです。言い換えればこれができれば後は難しいコトは必要ありません。
足元が急に深くなっているところですので、ウェーダーを履いていても無理には立ち込みません。昨日よりずいぶん水が引いていますが、まだ濁りがあるので無闇に入ると危険です。
竿を立てると根掛かりしにくいです
彼女に一匹釣ってもらうまでは…と自分の竿を持ってこなかったのですが、周囲でもあまり釣れていません。上流側(左)に入っていたルアーでの二人組がかなり良いペースでアタリを拾っているようでしたが、なかなかハリ掛かりしないようです。
あまりの釣れなさ加減に漁協の方が調査区間の上流を解放することにしたようです。放送で区間最上流部の看板より上流に行って良いですとアナウンスをし、パワーショベルを動員して、右岸上流の流れ込み付近をガリガリ引っ掻き始めました。
すると川には濁りが入ってきます。この濁りでサケの活性が上がる、とのことなんですが、僕の経験ではあまり良くなった経験がありません。どうなんだろう?
この日は晴れて太陽が射した分、暖かくて過ごしやすく、11月中旬の福島としては良い釣り日和となりました。ただ風が少しあってこれがやや冷たい。車に戻った際に、今シーズン初めての巻きポカを取り出し、装着しました。
結局一本の竿を交替で使っていたのですが、8フィート10インチのシーバス用竿では重いのか、彼女が疲れてきたといいます。ひとまず車に戻って釣り座の近くに移動し、6フィートのシイラ用竿に変更しました。
この竿で釣れないかな?
この竿は軽いので彼女も苦にならなかったようです。その分ルアーの飛距離が短くなったようです。対岸近くまで飛ばさないと釣れない…というわけではなかったようですが、どのようにしたら釣れるのか、さっぱり手が無い状態です。どうにも魚が少ない印象です。
釣果をあげることができないまま、お昼ゴハンの時間になってしまいました。漁協で準備してもらったお弁当と味噌汁を頂きます。
外で食べるゴハンはいつも美味しいです
お昼ごはんの後は再び釣りに戻ります。漁協の方に上流がいいよとアドバイスを頂いたので、午前中より上流に移動します。
ところが午前中の場所よりも浅く流速が速いため、彼女はいまいちスプーンが流れる感触が掴めなかったようです。結局、午前中と同じ場所に戻ってきてしまいました。
背後の林に太陽が掛かり、日陰になると体感温度が下がってきます。頑張ってスプーンを投げ続けるのですが、魚信もないまま14時になり終了の時間を迎えました。
残念ながらサケを釣ることはできませんでした。お土産に一人2本頂けるので、引き換えと同時に、別途料金を払って三枚におろしてもらいました。
帰りは常磐道が渋滞していたため、北関東道から国道4号線に迂回すると意外にすんなりと帰ってこれました。やはり日曜の帰りは高速代ETC1,000円の影響からか、非常に混雑するようになりましたね。
遠くまで出掛けて長時間頑張ったのですが、釣果に恵まれませんでした。彼女は山盛りのイベントで疲れたと言っていましたが、楽しんでもらえたようで良かったです。
大きなサケに引っ張られてきゃー!と叫んでもらう予定だったのですが、来年以降に持越しです。遡上のタイミングが合わないとさっぱりな結果になってしまう釣り物ですので、気長にチャンスを待つしかないのかも知れません。
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