また楽しい釣りのご縁ができました
へらむぎさんに年末釣行のお誘いを頂きました。へらむぎさんのブログ仲間と一緒に…とのことで、場所はお任せしたところ、鮎川湖はいかがでしょう?と連絡を頂きました。
鮎川湖は名前を聞いたことがあったものの訪れたことはありません。行ったことの無いところへ行ってみたい病のキャリアとしては一も二も無く賛成です。ここはへらぶなよりもむしろワカサギ釣りで有名かも知れないというところで、へらむぎさんのブログ仲間であるF迷人さんがお勧めしてくれました。
F迷人さんは先月11月にはここ鮎川湖で束釣りをされており、詳細な情報と豊富な知識をお持ちです。また野釣りの経験が豊富で、鎌北湖など埼玉県内の野釣り場にも大変詳しいお方です。
6時30分開場となりますが、6時頃に着けばいいかな?2時間くらいあれば大丈夫かな?と4時過ぎに出発すると、カーナビはちょうど行程を100kmと示しています。上信越道藤岡ICを降りて走ると、1時間ちょっとで着いてしまいました。
まだ暗い中、湖の堰堤の上に進むと、たくさんの車が停まっており、皆ワカサギ釣りの準備に余念が無いようです。すごい人気だな。
事務所で釣り券を買ってワカサギ釣りの道具などを見ていたら、へらむぎさんとF迷人さんがいらっしゃいました。F迷人さんは僕より早く着いていたようです。
初めましてとご挨拶を交わしたら、早速事務所前でへらぶな談義に華が咲きます。F迷人さんの鮎川湖の詳細な攻略情報はたいへんタメになります。野釣りは経験で蓄積された知識こそが一番の武器ですからね。
東桟橋の入り口です
6時30分の開場が近くなり、今日釣りをする東桟橋から釣り券購入順に入場します。入り口に並んだのは我々3人を含めても10人足らず。ゆっくりのんびり釣りができそうです。
こちらが東桟橋です
岸近くに湖岸に平行に掛けられた桟橋の奥まで歩いていき、突端の前傾写真の右側本湖向き、29番にF迷人さん、一席空けてへらむぎさんが31番、さらに一席空けて僕が33番に座りました。
水深の目安となる看板
(写真提供はF迷人さん)
(横長の写真はクリックすると拡大表示します)
桟橋突端本湖向きは水深があり、18~20尺くらいで底が取れます。風が向かい風ですが、朝の弱いうちに長竿の底釣りをやろう、ということになりました。
ワタクシ偶然にもこの前日に竿を一本新調しました。以前から欲しいなぁとは思っていたシマノの翼21尺です。2ヶ月程前に行った筑波湖以来、長竿が欲しくなったものの管理釣り場が中心の僕はあまり使う機会が無い…どうしよう?と思っていたのですが、来春にはもっと野釣りに行こう!と購入したのでした。それがこんなに早く出番がやってくるなんて(*^_^*)。
望外の嬉し恥ずかし竿下ろしとなりました。購入翌日かつ6m以上の長竿なので当然家で仕掛けを作れるはずもなく(笑)、釣り場でさっそく仕掛け作りから始めます。
道糸はDUELのSMOOTHへら0.5号、ハリス0.4号30-38cm、ハリ上下とも改良ヤラズ5号、ウキは以前にペレ宙入門に…とどこかで購入した記憶のある旭匠17号という大きなウキです。
えさはF迷人さん、へらむぎさんに相談しながらペレ道:ダンゴの底釣り夏:バラケマッハ:水を各50ccで作りました。
全ての準備が整ってえさを打ち始めます。人生最長の6mオーバーの21尺ですが、カタログ記載重量が100gと随分軽くできており、シャキッとした先調子になっています。これまでの最長竿である惜春18尺はカタログ記載重量で110gなのですが、翼21尺の方が10gどころかもっと軽く感じます。
4~5投でなんとなくモヤッとウキが動き始めたような気がするのですが、さすがに6m超かつ冬の底釣り。ウキが良く見えずアタリがさっぱり分かりません。
積極的にドンドンあわせていったのですが悉く空振りし、ついには上ずってしまったか、スレで掛かり始めました。
次第に向かい風が強くなり、道糸がウキの周りで絡むトラブルが頻発します。竿捌きが下手なのは自他共に認めるところですが、こうも絡むと釣りにならない…。
F迷人さんは18尺で快調に釣って、早くもツ抜け。へらむぎさんも僕もこれが人生最長と笑っておられた翼19尺を振って数枚を上げておられます。
仕掛けを詰めたりしてなんとか使い易く工夫したものの、結局10時30分頃、正面からの風が強くなりギブアップです。結局2枚のスレでしか魚のヒキを感じることができませんでした。残念。
桟橋を後ろへ振り返って岸向きに釣り座を変えます。26番にF迷人さん、25番がへらむぎさん、そして24番が僕と席を詰めて3人並びました。
ここは10尺で底が取れますとF迷人さんに教えて頂いた水深ですが、手前に来るほど深くなる逆カケアガリです。
僕は10尺の竿を持っていませんのでシマノ慶匠11尺を取り出し、底釣りの仕掛けを準備します。
道糸0.6号、ハリス0.4号30-35cm、ハリは上下とも改良ヤラズ5号、ウキはへきしゅう水凪8号をつけましたが、順光では無塗装のトップが透けて見えて使いにくいことが分かったので、リコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ底釣り用15号に付け替えました。
えさはそのままの配合で作り直し、底取りをすると竿先からウキまでが50cm程残ってしまいます。後ろから風を受けるとはいえ、竿先から道糸までが弛むと釣れない可能性が頭をよぎったので、振り切りで底を取りました。
こちらも5投くらいでサワリが出始める好感触。ひたすらモヤモヤと動くのですが、なかなかハッキリとしたアタリが出ません。小さくてもしっかりしたアタリが出た時にあわせると、ようやくへらぶなが竿を絞ってくれました。
試行錯誤を繰り返し、約6時間でようやく鮎川湖のへらぶなを口に掛けることができました。長かったぁ。これまでへらむぎさんに頑張って釣ってねとさりげなくプレッシャーを掛けられていましたので(笑)。
ようやく両目が開いたので遅い昼ごはんをとることにしました。ストーブでお湯を沸かし、この冬初めての釣り場でカップラーメンを作りました。寒い時期はやっぱりコレですかね。
お湯が湧くまでに一枚、お湯を注いで待っている間に一枚と追加したのですが、落ち着いて食べている間にへらぶなが移動してしまったのか、釣れない時間に逆戻りしてしまいました。
こちらの釣り座ではへらむぎさんが早々に連続ヒットしました。その後決まったかな?と思ったらまたアタリが止まる、といった具合でいまいち釣れ続かない感じでした。
F迷人さんも出足好調だったのですが、ウキが馴染まない…とパッタリ止まってしまいました。こちらは後にオモリが外れてえさ落ち目盛りが変わってしまったことが判明したのですが、群れで動いているのかな?と思うような波のある釣れ具合でした。
お昼ゴハンの後は30分ほど釣果が伸びませんでした。スレ掛かりが多くなり、魚を上ずらせてしまったようです。対策としてえさの配合を変えてみました。ペレ道:ダンゴの底釣り夏:粒戦細粒:水を各50ccです。
お手洗いに行って底休めをした後の変更直後は、寄せ効果が薄くなったかな?と思いましたが、次第にあたるようになりました。
51分に6枚めを追加し、そろそろ終了となる15時が近づいてきました。どうにかツ抜けの10枚まで行きたいなぁ…なんて思っていると、なかなか釣果は伸びないものです。2・3枚釣ってはカラツンが出たりスレになったりと状況が変わってしまいます。
特にこの頃から雲が出て太陽が翳ってしまい、へらむぎさんも活性がおちたかな?と仰ってました。
14時20分にまたもや久しぶりの7枚めを釣った後、36分にカチッ!としっかり入ったいいアタリが出ました。この日これまでハッキリしたアタリはほとんどカラかスレだったので、ギュン!と力強く竿を絞ったヒキでまたスレかしら…?と思ったらちゃんと口に掛かっていました。タモですくうと尺を超える今日イチの立派なへらぶなでした。
珍しくいいアタリでハリ掛かりしたなぁ…と続けてえさを振り込むと、またもやカチッ!と音でもしそうな理想的なアタリが出ます。よっしゃあ!とあわせると連続ヒットです。おいおい急にどうしちゃったんだい?
さらに程無く42分にツ抜けとなる10枚めが釣れました。これも分かり易いアタリがちゃんとハリ掛かりしたもので、明らかにこれまでと魚の状況が違うような気がしました。へらむぎさんは活性が落ちて程良いへらぶなの寄り具合になったんじゃない?と仰ってました。なるほどぉ。確かにこれまではスレが多かった…。
これでずいぶん釣り易くなった…というか、しっかりしたアタリをあわせれば良い、というのは精神衛生上すごくラクです。すぐ後の46分にはまたまたしっかりしたアタリが出て、あわせるとギュン!と魚が竿を絞ります。おぉ、いい感じになってきた。
すると右に左に泳ぐ魚が水面下で身を翻すと、魚の様子が何だか変です。あれ?おかしいと声を上げて、再び潜った魚を寄せてくると、あれれ?
正体は赤べらでした。赤べらの話は道祖土園や野田幸手園などで聞いてはいたのですが、実際に釣ったのは初めてです。見てみるとうっすら色着いた感じでなかなか綺麗です。アルビノなのかな?と思っていたのですが、個体差もあるそうでネットで調べた画像などを見るとやっぱり錦鯉に近い印象です。しかしどうやったら赤べらって生まれてくるのかしら?
さてはて珍客だったワイ…と釣りを再開すると、いよいよ終わりの15時が近づいてきました。F迷人さん、へらむぎさんともに19枚で、あと一枚が欲しいねぇ…と話しています。ここでF迷人さんが20枚めを釣って大台に乗せました。僕は20枚なんてあと何時間必要かしら…?というところなので、プレッシャーもなく普通に追加です。
もうそろそろ放送が掛かって終わりだね…と話しながら、最後のアガリ一枚を求めてもう一投、あと一投を繰り返してえさを打つ3人。やっぱり皆さん釣りド阿呆です(笑。褒め言葉ですからね)。
もちろん僕も同様です。スコン!と入ったウキにあわせて竿を曲げ、これが口だったらアガリにしちゃいますよと言っていたのですが、残念ながらスレだったので、その後3投くらいしてました。
結局3人ともアガリべら一丁釣ってお終いとはいかず、終了となりました。
みなさんのおかげで大変楽しい釣行となりました。特にF迷人さんのアドバイスが無ければワカサギにいいようにあしらわれて撃沈していたことでしょう。景色も良いし、桟橋から長い竿が振れるし、短竿でもオッケー。年の瀬のこの時季に両ダンゴの底釣りでこれだけウキが動くのは貴重でしょうし、盛期にボートで出て違う釣り方を試したらどんな感じになるのかな?と考えると、まだまだ楽しみが広がります。
気に入りましたよ鮎川湖。良いところに連れてきて頂いてへらむぎさん、F迷人さんに感謝しております。ありがとうございました。また是非ご一緒させて下さい。
とにかく僕は新調した翼21尺に入魂できなかったので盛期に違う釣りで…などと言わず、近いうちにまた来ます(笑)。
終了後の鮎川湖
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