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へらむぎさんからブログ仲間と武蔵の池に行くんだけど、良かったらどう?とお誘いを頂き、新しく知り合いが増える良い機会とご一緒させて頂くことにしました。
朝6時に現地に集合すると既に駐車場が半分ほど埋まっています。大盛況だとびっくりしていると、へらむぎさんが到着され、入場口の辺りで今回ご一緒させて頂くA.K.さんとお会いしました。
釣り座は事務所の前の席は好ポイントだよとへらむぎさんに教わり、北桟橋の中央桟橋よりから3人で並ぶことにしました。僕は一番右側で桟橋寄りの29番です。入場したら3歩で着席ってのは最短記録だなぁ(笑)。
釣り方は来月の白水湖での例会を見越して段差の底釣り(段底)にしました。武蔵の池での冬場の段底は定番中のド定番です。久しぶりなのでちょうどいい練習だと思っていたのでした。
竿はシマノ朱紋峰 本造り13尺。水深を測ると12尺で長いハリスを使うとちょうど良いくらいで、少し竿先とウキの間が空いてしまいます。底釣りをやると1尺刻みで竿を揃えたくなりますね。特に野田幸手園と武蔵の池は底釣りをやるといつも12尺が欲しくなります(苦笑)。でも先立つモノがねぇ。
道糸は0.6号、上ハリス0.4号10cm、下ハリス0.3号60cm、上ハリ改良ヤラズ5号、下ハリはアクト4号です。ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ底釣り用15号です。う~む、段底をやるならムクトップの底釣り用ウキが欲しいぞ。あぁ、どんどん欲しいものが増えていく…。
バラケえさは粒戦:水を50cc:100ccで吸水させ、段底400ccで作りました。食わせえさは魚信を約半袋に水50ccで電子レンジ作り。ラップに包んでノズル径4mmのポンプに詰めて持って来ました。
釣りを始めたのは7時過ぎ頃だったでしょうか。初めはバラケえさの大きさと圧力を変えながら、ウキのトップが一目盛り残しまでなじむ付け方を探ります。そうこうしているうちにサワリが出るのが常ですが、今日はサッパリ動きがありません。
しばらくは真面目に釣りをしていましたが、次第に暖かくなってきたこともあって、左隣のA.K.さんとお話を始めます。
A.K.さんはA.K.のへらぶな日記というブログを開設されておられます。僕も普段はへらむぎさんのブログのコメントから巡回させて頂き、精進湖への釣行前に記事を参考にしていました。実際にお会いしてあぁ、こんな方なんだと分かるのは、いつも新鮮な楽しみがありますね。
時折サワるくらいでまさに激渋です。次第にバラケえさを締めて、ゆっくりチリチリとバラケるように調整します。バラケにじっくり近づいてくるように、と心掛ける感じですね。
ジワリジワリとウキのトップが上がってくるようなバラケで無いとサワリも出ないようです。こんな感じかな?と調整していくと、ツン!とアタリが出ました。
待ってましたとあわせるとギュンと竿を絞ってくれます。活性は低いがヒキは元気、と寄せてくると尺はあるなかなか男前のへらでした。
やはり硬くボソっとしたバラケをジリジリ溶けるようにするしかないんだな…とバラケのタッチを探っていきますが、当然の如く後がなかなか続きません。
食い渋り対策に、と下ハリスを0.25号65cm、下ハリをアクト3号に替えて、バラケが少しずつ溶けて食わせえさに降りかかる、とイメージしているとモヤモヤとサワリが出ます。よしよし!そこで当たって!と念じると再びツン!と一節落としました。
お日さまも高くなり随分暖かくなってきたので、なんとか早いバラケの溶け具合で釣れないかな?と試みるのですが、バラケがタナに入った直後に僅かにサワるだけで、溶けていくにしたがってサワリが減る、といった状況が続きます。
バラケを早めに抜いて底へ魚を誘導する目的で、吸水させたペレ匠デカ粒を加え、セット専用バラケを足していきます。しかしながらこの目論見は不発でした。やはりバラけさせるほどにサワリが遠のいていくばかりでした。
どうにも手立てがありません。イカン!このままではダルマさん(どうにか2枚釣って両目は開いたが手も足も出ない)になってしまう…。
定番の手として下ハリスを細く伸ばして段差を広げることにします。東レ将鱗へらスーパープロプラスハリス0.2号70cmとしてみました。
去る12月31日の中の島センターへの釣行で初めて使った0.2号ハリスは、極軟9尺竿の柔らかさゆえハリス切れもなく使えたのか?と思っていたため、中古で購入したシマノ朱紋峰 本造り13尺で尺べらが獲れるのか?と半信半疑でした。うむ。この竿なかなか良いじゃん、見直したぞ。しかし強いな、昨今の糸は。
A.K.さんに手足が出てきたじゃないですかと言われて気を良くするも、後がサッパリ続きません。
ここまでシブいと大きく釣りを変える方が良いかも知れません。メーターウドンセット?沖段底?あれこれと頭をよぎるのですが、コロコロと変わる風向きと流れで決心が付きません。結局例会組が釣りを終える15時過ぎに期待を掛けることにして、そのまま段底で通したのですが、後から考えるとちょっと惰性で釣っていたかな?と反省です。
A.K.さんは竿を替えたり、食わせのウドンにまぶし粉やドロを付けたり、と熱心に試しておられました。特にトロロとウドンを掛けるヒゲ段底はツ抜けもしてないので何とも言えませんが、今日はこればかりにアタりますと言っておられました。こうした対応が重要なのよね…。
僕は寒くなるとへらバッグからトロロを出してしまいます。釣れない時間が続くと工夫が止まってしまうし…。そんな不真面目な釣り人に釣れるほど武蔵の池は甘くありません。結局釣果を伸ばすことができず、終了の15時30分を迎えてしまいました。
暖かく絶好の釣り日和だったのですが、いやぁ~シビれる地合でしたねとの感想に尽きる一日でした。お疲れさまでした。ぜひまたご一緒させて下さい。
余談ですが、翌日アトリエでエノさんとお会いした時に、この日の話になりました。実は前日の15日に武蔵の池に釣行し、左隣に入ったA.K.さんと同じ釣り座で釣っていたとのことでした。アトリエのブログにコメントを残して頂いていたのですが、僕がうっかり見落として全然知らなかったのでした。ああ失敗…。
曰く僕の入っている釣り座は左に緩く深くなっており、下バリトントンでは底が切れてしまうから、5cmくらいまでズラシを入れてタナを探るべしとのこと。確かにあまりズラシを入れていく方向では探っていなかったので釣れなかった理由として合点がいきます。
また曰く重いウドンでは底がヘドロで埋まって潜ってしまうせいか良くない。軽めのウドンを使うべしとのアドバイスも。なるほど。もしかすると左隣のA.K.さんのヒゲウドンが効果的だったのはトロロの抵抗で潜りにくいからかも知れない?と考えると合点がいきます。
これまで秘儀とされていたものの、マルキユーのへらエサパワーブック2010冬・春の34ページでへらエサ裏ワザ小ワザとして紹介され、一気に巷でブームとなった感のあるヒゲ段底ですが、ヘドロが溜まってウドンが潜ってしまうような管理池で、トロロが付いているためウドンが潜りにくい、あるいは、へらのアオリなどによる水流を受けて食わせえさがヘドロ上に出てくるための抵抗としてトロロが機能するというのが僕の仮説です。これはちょっと検証の余地があるのでは?あぁ、へら釣りって釣行のたびに新しい宿題をもらうのよね…。
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