なぜだかグルメツアーになってました
良い気候になってきたので久しぶりにへらぶな釣りに行きたい。鎌北湖に行ってみたいと彼女からリクエストを頂きました。
朝早起きを避ける計画なので9時30分に岩槻駅に集合と決めると、道中の東北道浦和料金所付近は16kmの大渋滞です。R122号とR16号の交差点付近の渋滞をなんとか避けても15分ほど遅刻してしまいました。
出発後もチラリと見た関越道も大渋滞です。高速道路やR254号線、川越市街地など混みそうなところを避けると、11時30分頃、無事鎌北湖に到着しました。
雪月花前の駐車場は満車だったので、奥の駐車場の様子を伺うと、こちらも9割方埋まっています。たくさんの人が来てるねぇ、と再び雪月花前の駐車場に戻ると、ポロッと一ヶ所空きました。ラッキー。
車を停めて、まずはお昼ごはんと雪月花できのこうどんときのこそばをめいめい注文しました。席の前には珍しい花の鉢植えがあって、店のご主人が天然記念物の*****だよ。珍しい花なんだと説明してくれました。
ごめんなさい。名前は覚えられませんでした
お腹も膨れたところで釣りに取り掛かります。ざっと見渡すと釣り座は既に釣り人が入っています。空いているのは雪月花の対岸。ここは昨年夏にも釣りをしたところで、結構空いてる不人気ポイント(笑)。決して釣れないからではなく、対岸の緑が湖面に映ってウキが見え難いため避けられるようです。
とはいえ他に入れる場所も無く、二人で荷物を担いで斜面を降りていきます。ちゃんとスニーカーを履いてきた彼女は想像していたよりも斜面が急と言っていましたが、ロープをつたって無事釣り座を構えます。
釣り座からの景色
ここのところへらぶなの活性が上がりきらないような釣りばかりですので、お気楽に両ダンゴなどと言っていられないと判断し、彼女の釣りはウドンセットにします。これまで8尺、9尺しか使ったことのない彼女にはあまり極端に長い竿は…と考え、先日中古で購入したシマノ慶匠10尺を使ってもらいます。8尺から11尺まで同一モデルで揃えましたので、違和感無く使えるでしょう。
道糸は1号、上ハリス0.5号10cm、下ハリス0.4号40cm、上ハリ改良ヤラズ5号、下ハリ同3号、ウキはリコーサーバンスのさみだれハイテクトップ浅ダナ用6号です。ウキ下は1.5m程度にしました。
バラケえさは鬼武者:麩王:速攻かっつけ:水を150:100:100:100ccで作りました。通常はペレットを入れるのですが、野釣りなのでいらないかな?と。食わせえさは力玉大粒です。
釣り開始は13時30分頃になっていたでしょうか。ぎゅっとバラケえさを付けて振り込むと、久しぶりのへらぶな釣りにも関わらず、早々にウキのトップ1目盛り残しまでキチンとなじませています。このバラケの付け方は僕より数段上手なんだよなぁ。
ゆっくりナジんでいって、ゆっくりウキがあがってくる、とうち返しを繰り返しているうちにサワリが出てきました。ツン!と入るアタリも出てきたのですが、なかなかハリ掛かりしません。
新しい道糸が太いせいか表面張力を持ってしまってなかなか水中に沈みません。道糸を0.8号に変更して、ウキのナジミを一定になるようにします。
ウキの動きが一定になったら、次の手は食わせえさを吸い込みやすいように力玉(わらび職人漬け)との併用を勧めてみます。さらにカラツンが出るので、下ハリスを35cmに詰めます。
ウキの動きが糸ズレらしきものになってきたのでウキ下を1mほどに上げると、ようやくへらぶなが掛かって久しぶりの魚のヒキを味わってもらいました。
モヤモヤとジャミのアタリが続きますが、へらぶなが寄ってきたのか、ジッと強いアタリを待つと引き続き2匹めが釣れました。
しっかりナジませる釣りで釣れ始めたので、この調子でいけばアタリ続けるかな?とひと安心です。僕は自分の釣りの準備に取り掛かりました。その間も順調に釣り続けています。
僕はシマノ慶匠11尺を出します。水深を測ってみると竿いっぱいで底が取れるので底釣りやろうかな?と考えたのですが、5cmも沖に打つとトップが沈んでしまうような傾斜地みたいなので、やっぱりウドンセットにしました。
道糸0.8号、上ハリス0.5号10cm、下ハリス0.4号35cm、上ハリ改良ヤラズ5号、下ハリ同3号、ウキはリコーサーバンスのさみだれハイテクトップ浅ダナ用7号です。ウキ下は1mを切るくらいにしました。
バラケえさは若武者:速攻かっつけ:水を300:100:100ccで作りました。食わせえさは力玉大粒です。
ちょうど準備ができた頃、15時になりましたので、おやつの時間としました。さきほど雪月花で買ったゆずパイです。
雪月花ではゆずジャムを売っているのですが、これはそのゆずジャムを詰めたパイです。ぎっしり詰まっていて、ゆず大好きな彼女はうまい!と上機嫌です。
さておやつも食べて満足な僕もようやく釣り開始です。えさを打ち始めるとウキがほとんどなじみません。足元にバラケえさを落としてみると、水面直下で漂いながらバラけています。軽いえさなんだなぁとちょっと驚きつつ、彼女も釣果も少し止まったようなので、ウキをリコーサーバンスのさみだれハイテクトップ浅ダナ用5号に変更します。
これでも甘く付けると1目盛りくらいしかなじみません。バラケえさを触った感じではモチッとしていてタナまで充分もちそうなので、大エサにしてナジミを出しつつ、早いえさ打ちで寄せに掛かります。
う~ん、どうしようかな…
えさはもっていると信じて、タナを漂う粒子にまぎれて食わせるイメージで、と食わせえさを力玉(食紅染め)と小さくします。ジャミのふわふわ動くサワリは我慢して、へらが食ったと思える強いアタリを待ったら、スパッ!とウキが入りました。
ようやく釣れたよ~(15:50)
ここで彼女はずっと同じ姿勢をしていると身体が痛いとお散歩に出かけました。雪月花まで歩いてゆずジャムを買いに行くようです。
お散歩の途中に3枚め(16:05)
歩いて戻ってくる間に4枚め(16:06)
彼女がえさ打ちを止めた間にへらぶながやってきたのか3連続で釣れました。無事ゆずジャムも買えたので再び釣りを再開すると、あっさり釣りましたので全部僕の方に来たわけではないみたいです。
日が傾き、へらぶなの活性も上がってきたのか、その後もめいめい釣りました。バラケえさが無くなってしまった彼女は一足先に終了。僕もバラケえさが無くなるまで枚数を重ねました。
ちょうどツ抜けの10枚め(17:10)
ボウルに残ったバラケをかき集めて打った最後の一投はダメかな~?と気を抜いた後にアタリが出たので空振りしてしまいました。ちょっと名残り惜しいところですがあっという間に暗くなるよという彼女の警告ももっともなのでこれにて終了です。
後片付けを終えて、帰路に着きます。車を出したら彼女が行きの途中で見かけた甘酒アイスクリームの看板が気になると言うので、看板を出していた長澤酒造へ行ってみました。
入り口には営業時間が18時までと書いてあったのですが、時計を見るとまさに18時。大丈夫かな?と言いつつ店内に入っていくと、ご主人が出てきました。18時ちょうどにすみませんと言うといえいえ。まだ大丈夫ですよと応対してくれました。
甘酒アイスクリームの他に日本酒ロールケーキもあったので、それぞれ一つずつ購入しました。日本酒ロールケーキは冷凍されているので解凍待ち。甘酒アイスクリームを食べました。
お味の程は?
ほんのり甘酒の香りがするさっぱりとした味わいで美味しかったです。
車はさらに帰路を走り川越へと向かいます。偶然先日の宮沢湖釣行の帰路と同じ道になりました。辺りも暗くなってきて晩御飯の頃合になったので、この先にいも膳という有名なお店があるってO氏に教えてもらったと話すと、行こう!と話がまとまりました。
店はすぐに見つかりました。立派な店構えで釣りの帰りにふらっと立ち寄るには分不相応なところだねぇ、予約無しでも大丈夫かしら?と案じていると、すんなり席に案内されました。
いも料理だけなのかな?と思っていたらそうでもなく、うなぎの料理もメニューに載っています。二人で松花堂弁当を注文しました。
デザートを写真に撮るのを忘れたものの、料理は文句無く美味。すっかりグルメツアーになっちゃったね、とニコニコしながら満腹満足です。
彼女はすっかり鎌北湖が気に入ったと言っておりました。鎌北湖とへらぶな釣りというより周辺の美味しいものがすっかり得点を稼いだ気もしますが、また行こうねと言ってくれればこの上なしというものです。
なお彼女がお土産にと購入した日本酒ロールケーキは車の後ろの座席に忘れられてしまい、僕が帰宅してから気付きましたので、申し訳ないな…と思いつつ、僕が頂きました。
ほんのり甘酒の香りがして、ふわっふわの食感で、これもまた非常に美味でした。ぜひご賞味あれ、なんて書いたら恨まれそうだなぁ。(笑)
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