トップ釣行記

テキサスの大将
一年振りの海への巻

マグロ祭りを夢見て出撃

2010-08-23

 テキサスの大将ことTexas Generalに新たな作戦指令が下されました。約1年ぶりの出動です。
 Old River Kawagoeのメンバーであるエノさんから今年もシイラ釣りどう?と声を掛けて頂きました。
 統括作戦本部に入った情報によると、今シーズンの相模湾はキハダが多く、カツオが少ないとか。今回もお世話になる長井・荒崎港の丸伊丸ではマグロがあがったり、カジキが釣れたりとシイラ以外の魚に注目が集まっています。
 昨年の作戦でシイラ・カツオを撃墜しその戦果に加えたので今年はキハダマグロ(キメジ)をその戦果に加えられたしとの命令が発せられたのであります。

 マグロ祭りになるといいなぁと能天気な期待を胸に、4時過ぎに集合すると今回の参加者が集まり、ご挨拶をして乗船です。

使えんのか?5本もお前、使えんのか?(笑)
本日の道具達

手前から
Rod: SHIMANO ScorpionOCEA SCO-S8022BT
Reel: SHIMANO AIRLEX 5000
Line: PE2号
Leader: VARIVAS NylonLeader 60lb

Rod: ZENAQ JiggerTrust P83-5
Reel: DAIWA SALTIGA Z6000
Line: PE6号
Leader: VARIVAS NylonLeader 100lb

Rod: Palms Coralstar CGP-6012i
Reel: DAIWA TD-X 3000iA SW
Line: PE2号
Leader: VARIVAS NylonLeader 40lb

Rod: P.H.Y Texas General Replica
Reel: TENRYU Fate's SW-3
Line: SA Mastery WF8F SWT
ControlButt: VARIVAS NylonLeader 40lb 5ft
ClassTippet: VARIVAS GAME 12lb 1ft
ShockTippet: DUEL HD Carbon 4号 2ft

Rod: G.Loomis GLX FR10812 9' #12
Reel: BillyPate Tarpon AntiReverse
Line: SA Mastery WF12F SWT
ControlButt: VARIVAS NylonLeader 40lb 5ft
ClassTippet: VARIVAS GAME 16lb 1ft
ShockTippet: VARIVAS NylonLeader 60lb 2ft

 今回の作戦では小型のキハダマグロ(キメジ)はテキサスの大将に任せて、不意の大物対策として新調した12番ロッドを持参しました。大将のキャパシティを超えるサイズの魚に当たれば、素直に専任部隊が対処する目論見です。
 さらに大型のクロマグロとの接近遭遇を考慮し、特殊工作部隊の任に当たるGTロッドを持参しました。この竿で獲れない魚は現有戦力の枠外です。出番が来れば望外の幸運というものです。

 最初に到着したのはお馴染みのパヤオ(浮き漁礁)です。左舷のオモテからめいめい釣りを開始しています。やっぱり最初はコレかな?とドラドスライダー(S)を結んで右舷から投げ始めると、エノさんにびぃちゃん、ミヨシに入りなよと促されて、遠慮せず(笑)に入れて頂きます。
 散水が始まり、船長がイワシを投げ入れます。ペンペンサイズのシイラが反応するようで、船中でも何匹か釣れ始めましたが、潮が濁っているのか、色が悪いね。魚の泳層が深いよと船長とエノさんが話しています。

 ペンペンサイズを一匹釣った後、船を立て直して、再びパヤオ周辺に入ります。船長が正面へ投げてみてとアドバイスをくれたので、ミヨシから正面へロングキャストした2投めで、ドバン!と出ました。
 やや遅めのアワセを入れるとハリ掛かりしたようで、魚が走り出します。お?ちょっといいサイズ?と思っていたら、船の右舷側真横でジャンプ。シイラだ!デカいよ!?という声が聞こえます。

 右舷トモまで引っ張られて、エノさんにデカいね。あと5分は掛かるよ(笑)とからかわれ、今度は右舷オモテまで付いてゆき、船長にゆっくりやっていいからねと励まされ、ようやく取り込んだのは随分立派なデコっパチのシイラでした。

デコっパチぃ!
港へ戻ってから記念撮影したものです

 船長に測ってみようか?と言われて、船に備え付けのスケールに当てると、全長127cm、叉長で106cmでした。初のメーターオーバーです。やったぁ。

 早々にシイラを釣ることができたので、後はのんびりトモの方で釣りをしたり、お昼寝をしたりとのんびりクルージング状態でした。全体的にはシブかったですね。
 潮目を巡ると鳥はすごくたくさんいるんですが、のんびり浮かんでいて船に驚いて飛ぶ、といった具合です。もうちょっと野生の王国チックな、小魚を追ってダイブ!とか下からイワシが突き上げられる!とか光景は少なかったです。
 肝心のマグロ類はエノさんがマグロっぽい魚のジャンプを一回見たというだけで、索敵範囲にすら入らない、といった調子で、今回はテキサスの大将の出番は無いようです。

 ペンペンサイズが時折釣れるペースですが、時間が経つにつれて、釣れる気配が薄くなっていく、といった感じです。次第にポッパーやペンシルベイトの出番が少なくなり、ジャークベイトやミノー、メタルジグへとローテーションする…といった具合。
 僕はメタルジグを持ってこなかったので、ドラドスライダーを投げまくってましたがラインブレイク(笑)。さすがにジャークベイト、ミノーと切り替えましたが釣果はあがりません。その中でもトップでイナダをあげてらっしゃる方もいました。旨そう…ウラヤマシイ…(笑)。

トップで釣れたそうです
2kgチョイのイナダをゲットされてました

 12時過ぎ、最後にパヤオ(浮き漁礁)を回って終了にします、と船長のアナウンスがあって、正面に見えてきました。朝イチのところと同じかな?
 散水が始まり、残っていたイワシを撒くと、ミヨシに居たエノさんが魚が船に付いたね。これならフライで釣れるかもよ?と仰います。それでは…とテキサスの大将に出陣を願います。
 昨年良かったガミーミノーを結んで、ミヨシに入れて頂きました。ロールキャストで打ち返し、段を付けて引っ張ると時折魚が食うのですが、魚が小さいのかなかなかヒットしません。数度のフッキングミスの後、ようやく魚が掛かりました。

ちゃんと綺麗に曲がってますよね
お手製バンブーロッドでシイラを釣るの図(12:27)

ペンペンサイズです
こんなサイズでもあれだけ曲げるんです

 この日僕とエノさんの他にエノさんのお知り合いのムラカミさんもフライロッドを持ち込んでらっしゃいました。REDINGTONの13番を使って何本かのシイラをブチ抜いてらっしゃいましたね。
 僕のバンブーを見てどんなもんですか?と興味を持たれたようだったので、手渡して感触をみてもらって洋上のフライロッド談義です(笑)。

洋上のバンブーロッド談義(笑)
「うん。これなら使える」と言って頂きました

 えさのイワシも撒き切って釣りは終了となりました。最後にフライで釣れて良かったけど新調した12番ロッドの出番が無かったなぁ…(笑)。
 丸伊丸のような散水&チャミングの船はフライがやりやすくてありがたいですね。しかしながら散水&チャミングが効いたのは朝の数回と最後の一流しのみ。いささか厳しい日に当たってしまいました。それもこの日のように、散水のエリアに入ってくる魚が小さいとやっぱりルアーでは幾分厳しく、朝イチにシイラ一発勝負!になってしまいました。キメジはまた次の機会に。

焼けてますねー
エノさん、お疲れさまでした。

異端者組ってトコですか(笑)
ムラカミさんとエノさんと。

 家に戻ってからはシイラを捌きますがこれがデカい!大汗をかきながら解体したら、とても自分ひとりでは食べきれません。4人にシイラ貰って下さいと応援を要請しました。その後はクーラーボックスに切り身を詰めて、シイラを届けて回りました。急遽お願いしましてありがとうございました。
 最後に回ったフル先生のところでは、持っていった切り身をお刺身に造って頂きました。

パッと見、シイラって分からないでしょ?
旨かったです

 シイラもメーターを超えると旨い、と聞いていたので、船上から味が気になって仕方ありませんでした(笑)。あっさりさっぱりとした感じでクセもなく旨かったです。飽きずにたくさんイケる感じ、と言う感じでしょうか。
 小さいと脂が少なくて物足りないがデカいと脂が乗ってくるから旨い、とか、フライとかムニエルとか油を足す料理が良い、という評判もなるほど納得のお味です。腹身を選んだウチの彼女が一番の大当たりかも(笑)。

 久しぶりに訪れたフル先生のお宅では、やっぱりフライ談義に華が咲いてしまい、随分遅くまでご迷惑をお掛けしました。やはり家に帰宅したのは日付が変わってからになりました。う~ん、長い一日だったワイ…。

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