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渓流釣りのリクエストを頂きました

ようらく渓流管理釣り場へ行ってきました

2010-10-11

 カヤックに乗って桃源郷探しで自然河川の渓流ルアー釣りに挑戦した彼女がもっと渓流釣りをやってみたいとリクエストをくれました。とはいえ10月は軒並み禁漁期間になってしまっているので、自然河川での釣りはできません。そこで自然河川に近い管理釣り場を…とようらく渓流管理釣り場へ行ってきました

 昼頃に着いたらまさしく自然河川の最上流部に管理棟がありました。入場券を購入した際、お昼ゴハンはやってないというので、道の駅万葉の里まで戻って昼食をとりました。再び山道を登り、のんびりと釣り開始となりました。

 初めに堰堤プールの上流から入り、滝まで川を遡っていくことにします。ウェーダーを履き、前回入門したミノーの釣りの準備を整えます。
 竿はピュアフィッシングからAbuGarciaのブランドネームで出ているTroutin Marquis BORON 5フィート1インチ。前回フル先生からお借りした4フィート3インチのショートバンブーが使い易かったと言っていたので、短い竿を調達してみました。Marquisなんて名に惹かれるあたりが僕の年齢を感じさせますか(笑)。
 リールはシマノのBIOMASTER1000MgS。既に先代のモデルになっていますが、普段管理釣り場で使っているものです。これにナイロンラインの4lbを巻き、ルアーは前回教わったミノーからスタートです。

一匹くらいは居そう…?
小堰堤の落ち込みにルアーを投げます

 最初のうちは川に覆い被さる木の枝に苦労して投げる練習を…などと言いつつも、魚が追ってくるのが見えたりしてなかなか期待できたのですが、上記写真のようないかにも…というポイントで魚の姿が見えません。
 前回よりも糸を離すタイミングを掴めていないようで、竿の反発スピードが速いのか、いまいち手に合っていないようでした。原因は一度背負ってから投げるキャストをするため。手首が弱いせいか、スナップを効かせて竿先の弾力で投げられないのです。女性にありがちですが、カーボン(ボロン)の竿はこれができないと却って難しいです。バンブーの反発スピードの方が合うのであれば一本作らなきゃなんないかしら?

自然渓流と変わりません
次第に遡行がきつくなってきます

 堰堤を越えて岩場が連続する区間にやってくると、次第に彼女の足も止まりがちになります。上手く投げられないのを気にしてか、僕に竿を渡して投げてと言う機会も増えてきます。

魚の姿が少ないです
こうやってね…

お魚ドコだぁ?
もっと奥へ行ってみよう

 魚影の濃いはずの管理釣り場にやってきたのですが、上流の区間には魚が少ないようでした。やはり魚が追い掛けてくる、とか、岩陰から走っていく、とか、魚の姿や行動を見ないことにはこの釣りはなかなか要領を得ることができません。

お手本にもなりゃしない(泣)
こんな風にしてね…

 滝まで行くつもりでしたが、途中で遡行できない区間が出てきました。ここまでだな…と下流へ下り、入渓点まで戻る最中、上りで他の釣り人が居たため飛ばした区間でようやく魚がウロついているのが見えました。
 ここでは何度か魚がルアーを追い掛けるのが見えたのですが、残念ながら掛けることができませんでした。

 さらに下るごとに増えてくる落ち込みのプールの方が明らかに魚影が多くなってきます。彼女の引くルアーに反応する魚の数が段違いになってきました。何だ…これじゃやっぱり管理釣り場らしい釣りになっちゃうじゃん。

 結局ルアー&フライ区間の最下流にある大堰堤上のプールに落ち着いてしまいました。何とか一匹釣りたいな…とニンフを結んで、苦手なルースニングを試みます。彼女は落ち込みの区間でルアーを替えてアレコレ試しているようですが、終了の17時が近づいてきたので、僕もなりふり構っていられなくなってきました(笑)。
 日が傾いてきた頃、虫が流されてきて、魚が水面を意識するようになり、プールへ流れ込む落ち込みに時折ライズが出てきました。これは…!と#18のソラックスダンに結び替えると、スーッと魚が浮いてきて、パクッと食ってくれました。

何とか釣れたぁ
終わり間際のブルックです

 これにて終了時刻となってしまいました。
 彼女のルアーには何度か魚が追ってきたものの、最後の最後まで魚を掛けることはできませんでした。やはり魚を掛けるところまで行かないと、何が良かったのか、何が悪かったのか掴むことができませんので、フラストレーションが溜まる釣りになってしまったようです。
 今度はもうちょっとラクに魚が掛かってくれるところに行こうか?と話しながら、夕闇が迫る渓を後にしたのでした。

Copyright (C) びぃ,2010-10-27,All-Rights Reserved.