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道満へら鮒会1月例会に
参加しました

一年の初めは野田幸手園で

2011-01-08

 平成23年も道満へら鮒会の例会に参加します。第1回となる1月例会は野田幸手園で開かれましたので行ってまいりました。

 釣り場至近の江戸川に掛かる橋の上に気温計があるのですが0度との表示でした。寒い寒い朝5時30分の集合時間に到着し、会長を始め顔見知りになった方々に新年のご挨拶です。
 朝礼後、各自釣り場に入場します。今回の使用桟橋はA,B,Cの各桟橋。昨年C桟橋に入り、同じ桟橋に入った当会のメンバーの中では一番釣ったにも関わらず8位の順位だったので、一番水深があると思われるA桟橋に入りました。釣り座は事務所寄りから8席め。桟橋の2コマめの一番奥とほぼ希望通りの座席に入れました。

うひょ~寒い!
釣り座からの景色です

 釣り方は昨年と同じ11尺竿でちょっと沖めを狙うメーターウドンセットにします。竿はシマノ慶匠11尺、道糸0.8号、上ハリス0.5号10cm、上ハリはガマカツの改良ヤラズ5号、下ハリス0.4号35cm、下ハリはオーナーのアクト5号。ウキは極心の浅ダナ用黒帯1号(ボディ5cm、トップ6.5cm、グラス足5.5cm、ボディ径最大6mm)です。

 バラケえさはペレ匠粉末:ペレ匠顆粒:水を50cc:50cc:100ccで吸水させ、麩王:鬼武者を各100cc入れて少々練り、速攻かっつけ100ccで仕上げたものです。この配合は1月4日に八光園で使ったものと同じですが、ちょっとボソっとした仕上がりになりました。水が冷たいとボソっとするのかな?
 食わせえさは魚信:水を12.5g:50ccを電子レンジで作り、ポンプで絞ったものです。使用ノズルは2.7mm径と細め。特選わらび職人に漬けて持参しました。

 えさを打ち始めたのは7時過ぎでしたでしょうか。ところが一向にウキにサワリが出ません。早々に下ハリスを50cmに伸ばし、下ハリをタクマの4号に替えてみます。
 同時にバラケのタッチを探っていきます。小分けして手水を打って柔らかくしてみてもダメ。寄せ効果が必要かな?とボソっぽいえさをふんわりと付けて打つと、サワリが出てきました。ドンドンえさを打って寄せようとするのですが、なかなかアタリが出ません。
 もしや?と思ってバラケが落ちてしまってからアタリを待ってみます。待って待って、もう辛抱堪らん!という頃にツン!とウキが1目盛り入りました。

お待ちしておりました
第1号が釣れました(8:02)

 これなのか?今日はひたすら待たなきゃダメなのか?と思っても、寄せ不足になるのでは?と待ちきれずに打ち返してしまいたくなります。それでも早い打ち返しではダメかな…?と思い始めた40分後、再び辛抱辛抱…と言い聞かせてアタリを待つと2枚目がトン!とアタリを出します。

やっぱ我慢か?
2枚めゲット!(8:42)

 これで今日はバラケが落ちてしまってからが勝負時かな?と目星を付けます。しかしながらバラケが落ちてしまってからアタリを待つのでは魚の寄りが不足してしまいます。では…と少しボソっとしたえさをラフに付けてバラけるようにすると、今度はスレ掛かりが出てしまいます。
 スレ対策のため下ハリスを45cmに詰めると、今度はアタリが遠ざかるようになってきました。ようやく口に掛かって寄せてきたところでハリが外れるのが2回続けてありました。む~、食いが浅いのかなぁ?

 やはりバラケのタッチが肝要かと乾いてしまうバラケに少しずつ手水を打って、表面を整えてタナに入れて、ジリジリと溶けていくというイメージでやってみます。ようやくタナができてきたようで、9時33分に3枚めが釣れた時には、地合の雰囲気が漂ってきました。

なんとなく雰囲気が…
よしよし、の3枚め(9:33)

 3席右隣で釣っていた幹事長さんがトイレ休憩の際に釣れてるねぇ、コッチはダメだよと声を掛けてくれましたが、まだ3枚ですからとしか答えようがありません。少しは傾向が掴めてきたかな?という程度です。
 周りはやはり釣れてないのね…と、下ハリスを再び50cmに戻し、ジリジリとバラけるように調整します。タナに魚の集まる気配が増えてきて、54分に4枚めを釣った後、59分、10時3分、9分と連続ヒットで7枚目まで釣果が伸びました。キタキター!地合だぁ!今のうちに釣っとけー!

地合キター!
ハイペースじゃーん!の7枚め(10:09)

 7枚めはアタリが出ないので、えさを切ろうとしたらハリ掛かりしていたラッキーパンチでした。ラッキー!これで1枚取り返した!しかし、こういうラッキーパンチは縁の切れ目になりやすいのよね…と思っていたら、案の定、これを最後にまたもやアタリが遠のいてしまいました。う~む、今日の奇跡のタッチは15分だったか…。
 この後少し風が吹いてきました。天気予報では穏やかな天気で風は微風程度でしょうと聞いていたのに、おいおい聞いてないよ~というくらいになってきました。

 もう一度地合の再現を…と探ってみますが、56分に8枚めを追加したのが再びアタリの出ないラッキーパンチでした。ラッキーだけどヤバい兆候?

悪い予感が…
嬉しい8枚めだけど、ちょっとヤバいかな?(10:56)

 右後ろから吹く風の影響か、どんどんサワリも出ない渋い状態になってきました。途中で随分絞ってるね~このままいくと優勝なんじゃない?と様子を見に来たH氏は下ハリスを60cmでやっているそうです。僕は50cmですと答えると短いめだねぇと言っておられたので、やはりみなさん釣れていない様子です。地合に釣っといて良かった…。

 11時を過ぎて、いよいよ釣れる気配がなくなってきたので、釣り方を変えようか?と悩み始めました。後ろから前へ風流れが出て、バラケの粒子が沖へと流され、魚が離れていくような気がするのです。う~ん、どうしようか?でも今日は13時までしかないし…今から変えるのもねぇ。

 残り時間が約一時間となった11時45分、ここで決断しました。今日の例会はこれにて終了!後は釣果無しになっても仕方無いと割り切って2年前の例会後から暖めていたネタであるドボンの底釣りに変更します。
 残り一時間で底釣りに変更する奴ってのも阿呆だよね…と一人苦笑しながら、ダイワ二天粋 渡月15尺を取り出します。

 仕掛けは道糸がユニチカのワカサギPE0.3号。風流れの影響を避ける目的の極細ラインです。上ハリス0.5号20cm、上ハリがガマカツの改良ヤラズ6号。下ハリスが0.4号40cm、下ハリがガマカツのサラ2号です。オモリは外通し式でマルエムの流れストッパー2.0gを使います。マルキューの絡み止めシンカーのゴムストッパーのみを入れて流れストッパーが引っ掛かるようにして、サルカンから上約10cmの位置に木綿糸でトンボを巻き、ゴムストッパーが止まるようにしています。
 ウキはリコーサーバンスさみだれPCトップ深宙用8号です。選んだ理由はPCムクトップは細いため風に倒れにくく、かつ長いトップは水面上に出しやすく、太く短いボディを水面直下へ沈めることで水面近くの風流れの影響を抑えてくれるのでは?との目論みです。

 振り切りで仕掛けを振り込み、竿尻を引いてウキが沈むのを待ちます。ウキが沈んだら竿を前に出し、竿先を竿掛けに置いたらトップの先端3目盛りが水面上に出てくるようにウキ下を調整します。
 やってみると意外に手早く出来るもので、準備が整い次第えさ打ちを再開します。バラケはこれまでと同じものを使い、食わせえさにウドンと一発(角麩)の小サイズを使い分けて反応を見ます。

 ドボンの釣りではえさ落ちが判りませんので、ある程度の時間が経ったらえさ切りをして、打ち返します。とはいえ、今日の傾向はバラケが落ちてから待ってアタリが出るようですから、アタリを待つ時間も必要です。どんなもんかな…?と思っていたら、食わせにウドンを付けた4投めでズン!と1目盛り(と言っても先端部だから通常の2目盛り分はあります)落とすアタリが出ました。残念ながらこれはカラ振りに終わったのですが、これはイケるんじゃないの?

 ところが続けてアタリが出るかと思いきや続きません。思い切ってハリスを60cmに伸ばして食わせえさを一発に替えてみます。こちらでは2回アタリが出たものの2回ともスレで掛かって姿見ずの内にハリが外れました。
 どうやら一発ではアオられてしまってスレ掛かりになるようだ…と食わせえさをウドンに戻します。

 次第にバラケえさのサイズがどんどん大きくなっていき、とうとう500円玉サイズになってしまいました。盛大に粒子をバラまいて積極的に食わせないと…との思惑からですが、バラケに当たったような小さくコヅくようなアタリが出て、これは当然カラ振り。他に一節落とすいいアタリが出たのですが、これもカラ振りでタイムアップ。13時になって終了時刻を迎えてしまいました。

 結局本日の釣果はメーターウドンセットで釣った8枚、6.8kgだけでした。う~ん残念。もう少し下ハリスの寸法を試す時間があれば、一枚釣ることができたかも知れないなぁ…と、切り替えが遅かったことが悔やまれますが、今後の手管になりそうな好感触を得られたのは収穫です。

 トップは3席右隣で釣っていた幹事長さんで10.2kgとのこと。僕の順位は参加賞の配布を成績順で行ったらしいので、そこから察するに9位。う~ん、皆さん釣れなかったのね…。それだけに一枚を拾うように獲りに行った策が実らなくて無念。トップの半分釣る目標はとりあえず達成できました。

 例会後は総会が開かれ、平成22年の年間賞(15位でカニ缶詰め合わせ)と皆勤賞(温州みかん一箱、本日の参加賞に韓国のりを頂き、たくさん荷物を持って帰りました。次もトップの半分はクリアしたいなぁ。

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