久しぶり2度目の加須吉沼へ
来る5月14日に加須吉沼で道満へら鮒会の5月例会が開かれます。2月の筑波白水湖は雪のため、3月清遊湖、4月三国池は東日本大震災のため中止となりましたので、久しぶりの例会となります。加須吉沼は昨年10月例会に行ったきりでこの時季は初めてということもあり、試釣に行ってきました。
当初は前日7日(土)を計画していたのですが、天気予報が悪く8日(日)となりました。のんびり起きて池に着いたのは10時頃。事務所で昼食を注文し料金を払って、中へ入ると結構釣り人が入っています。
どうやら昨日の悪天候を避けて今日来た僕のようなお客さんが多いらしい…と、空いてるスペースを探すと、事務所から遠いさくら桟橋の奥に空きが見えます。テクテク歩いて北(事務所側)向きに5席空いていたところに釣り座を構えました。
釣り座の水深5.87mの表示を見て、チョウチン両ダンゴにしようと思い立ちました。当会の例会場所は比較的水深の無い池が多いのでチョウチンはあまり出番が無いのです。
竿はセイコーの弧弦 輝水14尺、道糸0.8号、ハリス0.4号50-65cm、ハリ上下ともバラサ6号、ウキは旭舟の欄7号にしました。
えさはベーシックを240cc、オールマイティを120cc、グルダンゴを120ccに粘力をスプーン一杯入れて、水120ccで仕上げました。
準備を終えたのが10時40分頃でした。えさを打ち始めるとウキのトップが入りません。えさがタナまで持ってないな…と指先でコネコネしながらトップがなじむようにすると、フワフワとサワリます。
これは14尺のタナに魚が居るなぁ…と思っていたらいきなりドスン!とウキが入って、へらぶなが竿を絞ります。
14尺チョウチン釣れるじゃん、ピカピカの男前のへらだし、これはいいかもね…と続けてえさを打ったら、さっき注文したお昼ゴハンができたとアナウンスが掛かります。あれあれ、ちょっと早いなぁ。まぁ一匹釣れたことだしせっかく注文したんだから、と事務所に戻って少し早い昼食を頂きます。
お昼ゴハンを食べた後は釣り座に戻って再開です。最初も早々に釣れたことだし、再開後も早いんじゃないの…と思っていたら、それほど時間を掛けずに釣れました。
ところがこの後が大苦戦でした。サワリが出た後になかなか決めアタリが出なくなってしまったのです。出てもカラツンばかりでハリ掛かりしません。
タナに溜めるのがチョウチン釣りの特徴!最初はダメでもドンドンえさを打て!とかまわず釣り続けて、ようやく釣れたのは一時間近く経った後でした。
ここでえさを柔らかくしたり小さくしたりと工夫して47分に4枚め、51分に5枚め、13時7分に6枚めとペースが上がります。よしよし。
えさが効いてきたところでPCムクトップのウキを試してみます。リコーサーバンス社のさみだれPCトップ深宙用13号に替えてみました。このウキで釣れるようなら勝負が早いぞ、と。
ところがこのウキに替えてからは26分に7枚めを釣っただけでいまいち釣果が伸びませんでした。後から考えるにちょっとウキが大きかったかも?
それでもタナに魚が溜まり始めたのか14時12分に8枚め、14分に9枚め、24分に10枚めを釣ったので、わずかながら地合ができたような気がします。
15時の例会終了の時刻が近づき、周りの人たちが竿を仕舞うとまたもやアタリが遠のいてしまいました。サワリが出るだけでアタらない、えさがブラ下がると反応しない、といった感じで、どうもタナがもうちょっと浅いようです。大きめのウキで魚の居る層を突破しちゃうと、そこは空家だった…。無理ダナっぽい?上げてくる途中で引っかいてしまう、ということも何度かありました。
結局試釣なのに14尺のチョウチンで通してしまいました。本当はもうちょっといろいろ試して探らないといけないのに…。でもこれはこれで楽しかったから、まぁいいや。
感想としては、明らかに少し竿が長いと感じられました。このままの調子が続くのなら多分10~12尺のタナの方が良いでしょう。深い方が型が揃うというなら話は別ですが、来週の本番はあまり釣り方を決めてかからない方が良いかもね…と思いながら帰路に着いたのでした。
加須吉沼はご存知の方も多いかも知れませんが蚊が多いです。人の血を吸うイエカではなくてヤブカの類だと思うのですが、意外と水面に落ちたりしています。実はこれを狙ってへらぶながライズする光景が時折見られます。深いところから上がってきて、水面の蚊を食べて急潜行するシーンはなかなか刺激的でした。
無論ここでフライを投げるワケにはいきませんが、そもそも雑食性と言われるへらぶなです。蚊柱が立つような富栄養化の進んだ平地の湖や川などでは意外に捕食されているのではないかと。へらぶなの放流量が多く、周りを田畑で囲まれているようなウォームウォーターでの新しいターゲットにならないかな?なんて思いました。
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