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筑波湖へ行ってきました

気難しい魚に翻弄されました

2011-11-20

 茨城県の筑西市あるいは桜川市に行かねばなるまいというさる事情から筑波湖へ行ってきました。ここは2009年10月にO氏と来たきりで2度めになります。

 6時開場だったのですが、到着したのが6時30分頃でした。事務所で料金を払って昼食を注文し、荷物をもって桟橋に向かうと、先に例会組が50人くらい入場した後でした。どうやら例会組は中央の桟橋に集中しているようです。
 その後の25番めの入場で釣り座を探します。雨後の曇天ですが底釣りをやりたいなぁと思っていましたので、空いている一号桟橋の中央部115番に入りました。

緑が多いのは釣りっぽくてスキ
釣り座の風景です

 18尺で水深を測ると竿先直下でちょっと足りないくらいです。19尺に持ち換えて地形を探ると、前掲写真の通り、遠くへ打つほど岸に近づくワケですから、当然次第に浅くなる逆カケアガリです。
 底のかなり傾斜がきつく、階段?とさえ思うほどの急な段差を感じます。これはダメだ!と右に5席移動しました。この時点でもはや8時半でした(笑)

 移動先の水深は18尺の竿先直下で若干余裕あり、といったところでしょうか。ダイワの五天聖18尺を使って両グルテンの底釣りをやります。道糸はフロロ1号、ハリス0.4号40-50cm、ハリは上下ともアクト5号、ウキはリコーサーバンスさみだれハイテクトップ底釣り用21番を使います。えさはいもグルテン:グルテンα21:水を25cc:25cc:50ccで作りました。

 えさを打ち始めると3投めでウキがモヤモヤとサワります。おや?これは底に魚が居るぞ…と、期待が高まるものの鋭いアタリが出ません。
 モヤッと動いたところでハッシ!とあわせると、可愛いゲストが正体を現してくれました。

キミだったか…
ブルーギルでした(9:21)

 この後、怪しいアタリを合わせていくと、ことごとくブルーギルばかり。少し竿をあげたところでへらぶならしき魚のスレ掛かりと状況が見えてきました。底にはブルーギル、少し浮いてへらぶななんですね。

これじゃあねぇ
上下のハリともブルーギル(9:37)

 1ボウル打ち切ったところで底釣りを諦めて宙釣りにします。見切るには早過ぎる気もしますが、ブルーギルの猛攻は凄いし、へらは持ち上げた時のスレ掛かりしか反応ないし。
 周りをみると浅ダナはあまり釣れていないようですので、チョウチンウドンセットをやります。そのつもりでウドンも作ってきましたし(笑)。
 問題は竿の長さをどうするか?やっぱり長いところが筑波湖の気分よね…と、征興の弧弦 輝水(かがやき)16尺にしました。

 道糸は0.8号、ハリスは上0.5号10cm、下0.4号50cm、ハリは上バラサ8号、下タクマ5号です。ウキは碧舟の水凪11号を付けました。
 バラケえさはペレ匠顆粒と同粉末を各25ccに水120ccで吸水させ、麩王:鬼武者:速攻かっつけを各120ccカップに山盛り一杯ずつで作りました。
 食わせえさはギャバンのタピオカスターチ15gに、水を59.5g、コンデンスミルク0.5gで電子レンジで作り、ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーの2.7mmノズルで出しました。野本釣具店のうどん保存液に5分漬けた後、牛乳漬けで保存しました。

 タピオカウドンはまだまだ試行錯誤なのですが、あまりかき混ぜ過ぎるとコシがなくなると聞きます。今回も電子レンジ加熱を3回にしたため3回かき混ぜたのですが、先週の2回混ぜよりコシがありませんでした。次回は1回仕上げを試すかな…?
 他の悩みは保存液を吸ってウドンが膨らみ太くなることです。特選わらび職人、ポーションミルク、牛乳と試してみましたがいずれも同様でした。そもそもタピオカ粉に水を入れて加熱して作る以上、保存液を吸収して膨らむのは当然かも知れません。膨らむことを見越して細目に作っていますが、どうにかならんかな?

 ちょうど準備ができたところでお昼ゴハンになりました。放送が掛かったので食堂へ行き、天ぷらうどんを食べて腹拵えです。

食事に特筆すべきものは無し
天ぷらうどん(10:58)

 釣り座に戻って再開です。バラケえさが水を吸いきったところでちょうど良かろう、と打ち始めると、10投くらいでウキが動き始めました。
 ハッキリしたアタリをあわせると強いヒキで竿が絞られます。やはり筑波湖のへらは大きいねぇと寄せてくると、へらぶなは上バリにアゴへのスレで、肝心の下バリはブルーギルが喰ってました。

やっぱりブルーギルが付いてきました
デカいへらはいつだってスレ(泣)(11:40)

 いよいよ魚が寄ってきたなと初物目指して打ち返すと、キレイにアタリが出て、ようやく口に掛かってくれました。

長かったなぁ
初物釣れました(12:09)

 ところがこの後、スレが連発してしまいます。やはり底釣りと同じように引き上げる途中で引っ掛かるので泳層が上かな?と同14尺に変更します。竿だけ替えて他は変更無しです。

 14尺に替えるとスレが無くなりました。ウキへのサワリは出るので、ちょうど泳層に下バリが入ったようです。
 ところがバラケが抜けてからはとにかくアタリませんでした。トップ1目盛残しまでなじませて、1~2目盛り上がってきたところでアタるようです。というか3目盛り上がってくるともうアタらないのです。アタってもスレ掛かりです。ウドンがぶら下がってしまうとダメなようです。

 下バリが動いているうちにアタるのならばとO氏直伝の黒魔術を試してみます。

もっと釣れるかと思ったのに…
黒魔術でどうにか2枚めゲット(12:30)

 結局これ1枚きりで、イマイチ効きません。なんでかな?もっとロングストロークで落ち込んでいかないとダメなのかな?どうやらこれは雑誌記事で見掛ける下ハリスの倒れ込み時しかアタらないってヤツでしょうか。

 そうと目星を付けたなら早速方針転換です。バラケを小さめに付けて、ウキのトップが沈没しないようにします。なじみ切って1~2目盛り上がってくる頃に、遅れてウドンの重さが掛かって少しウキが沈みます。ここまでのアタリは下ハリスが張り切る前ですから小さいと思われるので怪しい動きは全部積極的にあわせます。その後にウキのトップが上がってきたら即打ち返しです。これでようやく釣ってるという実感が得られるペースになりました。

試行錯誤が実を結んだ?
3枚めです(13:52)

この釣り方かぁ?
連続ヒット!で4枚め(13:54)

 下バリがゆっくり落ちる方が良いのか?と思って、ウドンを小さめに切って付けると、魚のアオリに負けてしまうのか、思いの他効果がありません。

コレはちょっと痩せ気味
5枚め釣れました(14:14)

なかなかキレイな魚体です
最後の一枚になった6枚めです(14:36)

 この後バラケえさがなくなったので作り直したのですが、バラケ過ぎになってしまったようでスレが多くなりました。釣果が続かず結局6枚のまま終了となりました。

晴れていた時間もありました
筑波山は雲に覆われてました

 やっぱり筑波湖は難しいなぁというのが率直な感想で、良型の魚ばかりの池は神経戦を挑まれるようです。ウドンセットはバラケのタッチが決めてだなぁ、今日もスレが多かったのでバラケ過ぎなのかなぁ?と頭を抱えて帰るハメになったのでした。

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