再び25尺竿を持って鮎川湖へ
新年初釣りで3日に鮎川湖に釣行しました。その際に25尺の底釣りを試みたのですが、風のため短時間しかできませんでした。そのためもう一度25尺を!と再び鮎川湖を訪れました。
事前の天気予報では風速5mの予報。何とかやれないかなぁ?どうしようかなぁ?と決心がつかず、家を出たのが6時頃でした。関越道も混雑し始めていて、現地に着いたのは7時半頃でした。
事務所で料金を払う際に東桟橋沖向きは向かい風だから他に25尺で底が取れて、この風でも振れそうな場所は?と聞くと、中央桟橋の5番から7番までなら25尺でちょうどだとの返事でした。風が強くなったら場所を替わるのでとりあえず試してみますと6番に入ったものの、右からの風がドンドン強くなってきて釣りになりません。
事務所へ戻って風が強いのでボートにしますと言ったら、どこへ行っても同じだよなどとホザきます。オマエ、この横風で25尺振れんのか?やってみろよ?という言葉をぐっと堪えて、だから予め釣り座の相談をしたんだろ?と告げると、特別だよとか本当は変更しないんだよなどとブチブチ言いながら、やることは入漁券にマジックで「ボート」と書き込んで料金を受け取るだけ。腰も上げやしない殿様商売で気楽なモンです。客相手に横着してるとロクな目に遭わないぞ。
ボートに乗って東桟橋の前のロープまで来ると、一隻先客があります。桟橋に向かって右側に舟を着けて水深を測ると、25尺ではかなり余ります。
それでは…と先客の左側に着けようとすると、先客の方が自分が着けているところより左側は、桟橋向きにえさ打ち禁止なんだよと教えてくれました。
では右側に入れさせて頂きますと答えると、ここでちょうど22尺で底が取れる。底釣りがやりたいの?もっとこっちにおいで。離れると馬の背の傾斜で底釣りは難しいよとアドバイスをくれました。やはり頼れるのは常連さんですね。
ウロウロした結果、ようやくロープに金具を固定して釣り座が決まりました。既に11時になっていたでしょうか。しかし釣りは第一に場所選び、冬場のへらぶな釣りは特に!ですから、どれだけ時間が掛かっても、それは必要な投資なのです。
シマノ翼21尺を取り出し測ってみるとちょうど、という水深でしたので、この竿でいきます。この竿でもロクに釣ってないのでちょうどいい、というトコでしょうか。
仕掛けは道糸がサンヨーナイロンのGT-R nanodaX Crystal Hard3lb(0.8号)、ハリス0.4号40-48cm、ハリ上下ともアクト5号、ウキは美春の赤帯(底釣)8号を付けました。えさはいもグルテン:グルテンα21:水を20cc:20cc:40ccで作りました。
背中から風を受けるので振り込みはとても楽です。竿を立てるだけで仕掛けを運んでくれるのでこりゃええわいと思っていたら、強い風で船が前に押し出されます。当然風が弱まったらロープに引かれて戻されます。ボートが前後に揺れるのは始めてです。う~ん釣りにくい。
というのも、基本的に風に乗ってウキは向こうに流されます。ところが船が後ろに引かれるので、竿から道糸から全て手前に引っ張られるのです。すると道糸にウキが引かれて、ウキのトップが浮きあがってきます。これがトップが戻ってきたかのように見えるのです。
フワーっとトップが戻ってきたかと思うと、またシブシブとナジんでいくので、どうしたこっちゃい?と悩んでいた理由が判ってきたので、手前にえさを落としてから次第に竿を前に出して行きます。
これでどうにか釣りになるかな?と思いつつ、アタリを待ち続けます。お昼ゴハンを食べ、延々えさを打ち返していると、ふいにツン!と明確なアタリが出ました。
半ばビックリしつつアワせてみると、強いヒキで竿先が絞り込まれます。じっくり時間を掛けて寄せてくると、綺麗な新べらでした。
お隣さんもようやく初物だねと声を掛けてくれました。粘った甲斐がありました。
その後、少し風が弱まってきたかな?と思い始めた頃、ズボッと入る大きなアタリが出て、2枚めが釣れました。
ようやく2枚釣れたところで苦戦してますとエノさんに報告すると、武蔵の池で爆釣してますとの返事がきました。やっぱり風を避けたエノさんの釣り場選びが吉だったか…?と、思った途端、ツン!と小気味良いアタリが出ました。
これは傷のある旧べらと思しき魚でしたが、この時から祭りが始まったのでした。続けて振り込むと、程なくタッ!と落とすアタリが出て、連続ヒットです。
さらに祭りは続きます。
あれだけ苦戦していたのが嘘のように5匹連続で釣れました。しかも銀ピカ肩張りの新べらばかりです。どれもこれも判りやすい1~2目盛り落とすハッキリとした力強いアタリを出してくれました。
さすがに6連続とはいかず、カラ振りを喰らってしまったのですが、その後もフィーバータイムが続きます。
どうやら新べらが群れをなして回ってきたのでしょう。そうとなればこのチャンスにドンドン釣っておきたいところですが、ウキが竿先に絡んでしまいました。どうにか解いて、まだ居てくれと祈るような気持ちでえさを振り込むと、またドスン!と。
ここでいよいよウキ周りの道糸がかなりややこしく絡んでしまいました。仕掛けを作り直すか悩んだのですが、どうにか解くことにしました。結構な時間が掛かってしまったのですが…。
この後はさすがに2・3投打ち返したのですが、それでも絞り出すかのようにアタリが出てくれました。
やはりえさ打ちのペースが落ちてしまったのか、ここでパッタリとウキが動かなくなってしまいました。群れを足止めできなかったなぁと反省しても後の祭りです。
この後は時折右前方から風が吹いたりして、天候も少し変わりそうな気配を感じつつ、えさを打ち返すだけになってしまいました。
そろそろ終了時刻の15時が迫ってきました。後から来た者の常として停めた車が出入口の近くにあるため、早く戻らないと他の人の迷惑になりかねません。
なんとかアガリ一枚が欲しいなぁ…と小さなアタリをあわせると…。
これをシオに終わることにしました。
終わってみると爆釣の入口をちょっと覗いただけといった具合の釣果でしたが、充分な爆発力を秘めている、と可能性を感じました。
しかしながら、東桟橋に風が吹き付けると中央桟橋も横に風が抜けていくので、25尺を振るにはあまりに条件が限られることも現実です。管理人の態度も悪かったし(気安く話し掛けてくれたり、あれこれ相談に応じてくれた良い人も居るだけに余計目立つ)、今後は長竿が気持ちよく振れる場所を他の釣り場で探していこうと思っています。
短竿でやるくらいなら価値が無いとは言いませんけど、実際鮎川湖って2回め以降、長竿目当てでしか来てないんですよね…。
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