2年ぶりの筑波白水湖
2月の道満へら鮒会例会は茨城県の筑波白水湖で行われました。当会の月例会会場としては最も遠いところの一つです。夜が明ける前に到着しました。
前評判ではかなり厳しいとのことです。2年前は桟橋に雪が積もり、昨年は前日の積雪で中止になった、季節的に最も辛い例会です。
中央桟橋に入り、ちょっと奥(東)まで進んで、東桟橋の正面に釣り座を構えました。この桟橋には一席ずつ空けて、会のメンバーがずらりと並びました。一席空けた左隣にO氏です。
O氏は19尺の両グルテンの沖底です。僕は段差の底釣りにして、どちらが良いのかを探ります。お互いそっちの方が良かったら替えますからと言い合って、恨みっこナシの共同戦線です(笑)
竿はダイワ抱月硬式12尺、道糸0.7号、上ハリス0.4号15cm、下ハリスはフロロ0.35号50cm、上ハリはバラサ6号、下ハリはタクマ4号です。うきは碧舟の水凪9号を付けました。
バラケえさはペレ匠顆粒50ccを水100ccで吸水させておきます。食わせえさはタピオカウドン。ギャバンのタピオカスターチ15gに水を59.5g、コンデンスミルク0.5g、味の素3振りで作って、ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーで搾り出したものです。
さらに釣り座で準備を進めながら一撃ライトを50ccに水60cc(目分量)で作ってポンプに詰めます。さらに力玉を取り出し、各種取り揃えました。
水深を測ると12尺ではちょっと長い感じです。道糸を少し詰めて、オモリバランスを取ります。下ハリを底に付けるくらいズラシを掛けて、勝負目盛りの確認をすると、なにやらウキがモヤモヤ動きます。
もしや…と一撃ライトをハリに付けて振り込むと、またもやウキがモヤモヤと動きます。居るなぁ?と思っていたらツッとウキが引き込まれて、ラッキーヒットです。
まさかバラケを作る前に釣れちゃうとは。これはもしかして両ウドンだったかも…?慌てて段底200ccと麩王200ccと速攻かっつけを一掴みで入れてバラケえさを作りました。
ところがバラケえさを付けるとサッパリ釣れません。どうしたこっちゃ?あまりにウキが動かないので少しずつ変化を付けていきます。
タピオカウドンを喰わせに付けると勝負目盛りが出てこないので、少しずつズラシを掛けていきます。それでもなかなか出てこないので一撃ライトを中心に使っていきます。さらにバラケを小さくボソっと付けて浅いナジミで早く抜けるようにします。
それでも一向に勝負目盛りが出てきません。段底ってどんな釣りだっけ…と悩んでいたら、両グルテンの沖底が決まりだしたO氏から食わせが潜っているかも?軽い力玉を試しては?とアドバイスを頂きました。
早速力玉に替えると勝負目盛りが出るようになりました。これは好感触?と思っていたら、ツン!とアタリが出ました。
バラケが大き過ぎたのかな?と思いつつ、再び力玉を付けたらまたもやフニャっとウキが押さえ込まれました。ハッシとあわせると何と連続ヒットです。
どうも左に緩やかに流れていたのですが、これがウキをシモらせて勝負目盛りを沈めてしまっていたようです。軽い力玉が底をひきずるように流れると、勝負目盛りが出てきて釣りやすい、ということなのでは?
喰わせえさを替えるだけでこんなに違ってくるとは面白いね…と半ば感心していると、またもやムズッとアタリが出ました。なんと3連発!
大きなバラケを付けてしまうとアタリが出ないようなので、小さめに付けると今度は寄りが悪いようです。あせらず少しずつ寄せながら釣るようなイメージで、喰わせえさだけになってから待つと連発とはいかないまでも、ポツポツと釣れるようになりました。
9時51分に5枚め、10時8分に6枚め、10時25分に7枚め、10時37分に8枚め、10時50分に9枚め、と段底らしいペースといったところでしょうか。
比較的良い型が揃っているのが望外の幸運でしょうか。沖撃ちのO氏が意外に型が良くないと首を捻っています。
この頃から右からの風が強くなり、どんどん左に流されていくようになりました。O氏は19尺を諦め、11尺の段底に切り替えました。
一方の僕は、流れるウキを置き直しで右に誘導し、右から左へ流しながら一枚を拾うのが精一杯になってきました。
ここで強まる風に段底を見切ります。このままでは終了までに一枚釣れれば良い方でしょう。積極的に攻める!と先月に続いてドボンの沖狙いに変更します。
竿はダイワ五天聖19尺、道糸はPE0.3号、上ハリス0.4号15cm、上ハリがバラサ5号、下ハリス0.35号25cm、下ハリはタクマ4号です。ウキはリコーサーバンスのさみだれPCムク深宙用7号です。
バラケえさは段底で使っていたままを使います。喰わせはタピオカ、力玉、一撃ライトを替えて、どれに反応するか探ります。
ところがこれが釣れません。特製仕掛けはモヤモヤとウキにサワリを伝えるのですが、それっ!とあわせても時折ガッ!と引っ掛かってはすぐに外れます。スレ掛かりではなく、底掛かりのようです。
14時を過ぎて終わりも見え始めた頃、喰わせえさを替えてみようとグルテンを作ります。グルテンα21:水を50cc:60ccで作って両バリにつけてみます。
すると目盛りがストンと1目盛り入ったので、おっ!とあわせると待望の魚が竿を絞ります。
これが良型でした。この地合では一枚が貴重になりますからほっと一安心ですが、結局その後が続かずに、終了の時刻を迎えてしまいました。
釣果は11枚、6.2kgでした。型が良かったので思ったより重量が伸びて9位でした。O氏は段底でも順調に枚数を重ねて3位。優勝は同じ中央桟橋で12尺の段底をした幹事長で11.4kgでした。何とかトップの半分釣れたか。
やはりドボンで釣果が一枚だったのが辛いところです。もうちょっと早めにグルテンを試すべきだったかと反省です。あとはやっぱりウキのトップの塗り替えをやりたいな、誰か塗り替えを請け負ってくれないかな?と思ったのでした。
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