初めて雪の日にへらぶな釣りをしました
道満へら鮒会の2月例会が筑波白水湖で行われましたので、行ってまいりました。
厳寒期の夜明け前4時にO氏と集合し、5時30分頃に現地に着きました。いや~遠い!一年の中でも最も遠い場所です。
受付を済ませるとハカリを手渡されました。先月の例会が運良く6位と好成績だったため計量係となりました。嬉し恥ずかし初計量係です。よもやこんな日が来るなんて夢にも思っていませんでした。ちゃんと計量できるかしら…。
6時30分から入場が開始され、珍しく遅い呼び出し順に桟橋に入っていくと中央桟橋にO氏の姿が見えます。事前にこのあたりでと言っていた桟橋は意外に人が入っていません。実は僕も同じような釣り座を考えていたのです(笑)。
中央桟橋の真ん中あたり南向きに辿り付き、O氏と相談しながら一席空けた左隣に入ろうかと思ったら、さらに一席空けた左隣はH氏が座っています。イカンイカン!道満へら鮒会が誇る名手二人に挟まれては、僕に釣れる魚が残らんワイ、とO氏の一席空けた右隣に移動しました。これが試釣だったら迷わず間に入れてもらって、大いに勉強させて頂くところなんですけどねぇ。
座った場所は中央桟橋南向きの南中央桟橋やや左側です。池の中でも一番深い辺りになり、昨年の釣り座からやや右といったところです。今週は雨が降ったりと冷え込んだ日が多く、この日の予報も曇りとのことで、意中の釣り座です。
釣り方は段差の底釣りで始めます。ちょうど発売中の月刊へら鮒3月号で筑波白水湖での段差の底釣りの記事があり、出演の早川氏が選んだ釣り座に近いこともあって参考にします。
竿はシマノ慶匠11尺。道糸0.6号、上ハリス0.4号10cm、下ハリス0.3号60cm、上ハリ改良ヤラズ6号、下ハリはアクト3号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ底釣り用15号です。
バラケえさは月刊へら鮒3月号の記事で紹介されていた配合を試します。粒戦:水を100:150(単位はcc)で吸水させ、段底:セット専用バラケ:鬼バラを200:200:100で作ります。
食わせえさは今回少し工夫しまして、魚信半袋に味の素少々、水50ccで作りました。厳寒期に少しでも長く口に咥えていて欲しいこと、最近魚信がダレ気味になるので味の素を入れることで締めて硬めに仕上がるようにとの配慮です。
ただこのウドン、11日に試釣に来ようと思って10日夜に作ったものなんです。またまた寝坊してしまいました。さてはてちゃんと使えるのかな?
釣り座を決めた段階から細かい雪が降っていましたので、最初にテントを設営してから準備を開始しました。あまりの寒さに手際など早くできるはずもありません。ウキのバランス取りに底立て、えさ作りとじっくり進めたら、釣り開始は随分遅くなってしまいました。
先に始めていたO氏は底立てしてたらサワりましたよと言って次々と釣り、好発進を決めています。まずはバラケを付けずに下ハリにウドンを付けただけでウキの様子を調べてみると、いきなりツン!とアタリが出ました。ホントに?!
ハッシ!と合わせるとギュン!と竿を絞って第1号が釣れました。え~?!いいの?釣れちゃったよ。
どうやらへらがごっそり溜まっている場所を引き当てちゃった?しめしめ、場所選択が大当たり?と続けてえさを打っていきますが、次が続きません。
O氏がウキを替えてみたらどうです?例のヤツがいいですよとお勧めしてくれます。O氏のアドバイスで購入したへきしゅう水凪10号へ交換します。こちらはずいぶんオモリを背負ってくれます。隣で見てると浮力が小さくて釣りにくそうです。それくらい浮力がある方が楽でしょ?と言うとおり、太いトップでバラケを背負ってゆっくり上がってくるようになり、随分釣りやすくなりました。
曇りの天候で透明の目印が見難いのですが、はっきりしたツン!のアタリが出て2枚めゲットです。おお!これぞウキ効果だ!
ウキに出るアタリがはっきり分かりやすくなったので、釣果が続くようになりました。スレじゃないか?という大振りなアタリを取ってみるとちゃんと口に掛かっていたりしたので、適切なウキを選択するのが重要なんだなと改めて思った次第です。
その後はO氏から必殺!置き直しをお勧めされました。これは月刊へら鮒3月号の記事でも紹介されていたテクニックで、やや大振りな縦誘いで一旦下ハリを浮かせてから再び底に置き直す、というものです。実際これでアタリが出ることが何度かありました。
しかもこのテクニックを繰り出そうとして竿を上げると、ひっさ…あれ?とそのままへらがウドンを食っていたということが3回ありました。ウキにアタリが出なかったのでしょう。固いウドンをモグモグと口の中に含んでいた…?と考えると、味の素配合作戦も効果があったと言えるのかも知れませんね。3日前に作ったウドンでも釣れるもんだなぁ。
ここまでのんびり釣ってきたのですが、O氏が好調に釣りながら話している中、トップの半分以上釣るという目標を思い出しました。うーん、O氏の半分にもまだ遠いぞ…。
とにかくお昼ゴハンを食べてエネルギー補給をします。頭にエネルギーが行き渡った(笑)ところで気合を入れ直します。
これまでしっかりハッキリしたアタリに絞っていたのですが、小さいアタリも積極的に獲っていくことにします。ここのところ底から切り気味の浅めのウキ下で釣ることが多かったせいか、ズラシを多めにして、下ハリのウドンの重さがウキに掛からないようにして、勝負目盛りを水面から上に出すようにします。底が掘れていますねというO氏のアドバイスのおかげです。
5分ごとに3連続ヒットでツ抜けしたら、ペースがあがってきました。どうやら上ずりしないみたい?と感じると、小さいアタリも積極的にあわせて頻繁に打ち返します。午前中に多用した必殺!置き直しを少なくして、早め早めのアワセで釣果アップを狙います。
11時台は6枚。12時、13時台は4枚ずつとこの時期にしては悪くないペースになってきました。14時になって終了の時刻が近づいてくると、検量のために早めに上がらないと…と気になってきます。ましてや今日はテントの後片付けがあります。
14時以降4枚釣ったところで、携帯電話にセットしたアラームが鳴り、14時30分になったことを知らせたので釣り終了です。
H氏と中央桟橋の会員を回って検量しました。この時期だからまだマシですが、夏は大変だな、こりゃ。
僕の釣果は26枚、12.8kgでした。順位を見ると8位になってました。これは来月も検量係を拝命するかも…。全体的に釣果が上がらないこの時期は腕の差が出難く、それゆえの好成績ですから、喜んで検量係をさせて頂きます。暖かくなったらご縁がなくなっちゃうモンね。
参加賞はポンカンと寄せグルでした。優勝は24.8kgを釣ったO氏で、3枚のフラシを出したのは中央桟橋でも只一人。枚数にして50枚程度と言っていました。ぶっちぎりの釣果です。そろそろ会の中でもストップ・ザ・O氏が合言葉になるんじゃないかしら?
今月もO氏がハードルを上げてくれた(笑)目標のトップの半分以上釣るはギリギリ達成です。あぁ良かった。
来月は清遊湖になります。ウドンセットが強いのかな?当分特訓だなぁと話しながら帰路に付いたのでした。
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