佐渡島へ行ってきました
彼女がシーカヤックの体験ができる佐渡シーカヤック倶楽部というサイトで見つけました。体験コースもあるのですが、一緒に釣りができるプランもあって、経験者の方は9月中旬以降、カヤックからのアオリイカ釣り可能ですと記述がありました。
イカヤック(シーカヤックでイカを釣ること)に強い興味を示していた我々は、この一文にハートをガッチリキャッチ!されてしまいました。一週間前にも関わらず、早速電話で空き状況を照会し、佐渡行きを決めてしまいました。
とはいえカヤックでアオリイカを狙うための道具が借りられないかも知れないと考え、自分で備えることにしました。今回は新幹線+船での旅行になるので、竿の持ち運びが問題になります。普段はパックロッドを愛用している私ですが、彼女の分が無い…。
そこで新たにアオリイカに使えそうなパックロッドを新調することにしました。ふらふらと出掛けて入った金太郎釣具店川口店で見付けたのがシマノのTrastick S610-710Lです。グリップにシュリンクチューブが付いたままだったので未使用品ではないかと思われる綺麗な品で、専用ケースは無かったものの8,080円とお買い得でした。
シマノのTrastickとパームスのクワトロ
今回の道具
さて15日の朝、大宮駅で集合し出発です。ところが新幹線で新潟に向かう途中で、シーカヤックが中止、との連絡が入りました。残念。
新潟駅から港に向かう途中、さる事情から寄り道をしたせいで、危うく船の出港時間に遅れそうになりましたが、無事間に合って佐渡島に到着しました。
両津港から送迎して貰って無事宿に到着しました。今回は宿で貸し出すレンタカー付きのプランにしたので、シーカヤックという大きな旅の目的を失った今、どのように楽しむか、を話し合います。
まずは宿のご主人に近くに釣具店はありますか?と尋ねます。幸い近所にあると紹介されたので、釣り具屋に行って情報収集をすると、幸いにもちょうど港からアオリイカが釣れ始めたとのことです。イカヤックがダメでもイカだけならイケそうです。詳しく聞いてみると、北端に近い鷲尾漁港や和木漁港を紹介されました。
それでは、と初日は観光に軸足を置いて、さる事情から行ってみたかった店へ行った後、島の北端にある景勝地、二つ亀、大野亀を巡り、時間に余裕があったら、イカの様子を見る、と決定しました。
結局、お寿司屋さんで佐渡の美味しい海の幸に舌鼓を打ったため釣りはなし。佐渡の北半分をくるっとまわったのですが、意外に広いなぁ、というのが二人の感想です。
16日の朝ご飯を食べてのんびり出発。途中で道を間違えたりしながらも、教えて貰った和木漁港へやってきました。
準備を整えて目の前のイケス枠のあたりを覗き込んでみます。水の透明度が高いので底まで見えます。まずは浅いところでエギがどのように沈んだり、動いたりするのか、エギングに慣れてもらいます。
すると浅場をふらふらと泳ぐイカを発見しました。足からすーっとエギに近づいては、そのままバックして離れていきます。これまで見たことのない身を翻すことなくバックする動きに、彼女はあれ!何?とびっくりしています。
根気よくチョンチョンとエギを躍らせて誘います。目の前で、近寄っては離れ、を繰り返し、次第に距離を詰めてくるイカ。抱きつくか…?抱きつくか…?キター!
初物釣れました(9:57)
見えイカを狙うのは初めてだったのですが、ジリジリする緊張感がいいですね。見える獲物を狙うのは、フライでもルアーでもエギでも興奮するものです。
彼女も見えるイカの動きに興奮しつつ、一生懸命誘ったところ、1ハイ掛けたのですがバラしてしまいました。う~ん残念。
次第にイカに警戒心が芽生え始めてきたような、なかなか近づいてこない感じになってきました。少し沖に投げて、底に着くとエギの姿が見えなくなる辺りのカケアガリでシャクると、グッと重くなって2ハイめが釣れました。
2ハイめ釣れました(10:22)
その後、太陽が昇るとともに気温も上昇してきました。初めは少し追ってくるのが見えたのですが、時間とともにイカの姿が浅場から消えていきました。
そこで港を歩きながら、堤防の先端にある赤灯台までエギを投げながら探っていきます。堤防のそこかしこに残されたイカ墨跡に期待を寄せたのですが、残念ながら釣果は無し。暑い中頑張ったのですが、お昼前に終了としました。
帰り道には日帰り入浴ができる新穂潟上温泉でさっぱりした後、そば屋でお昼ごはんをとり、宿に帰って、佐渡の旅も終わりです。
帰りはフェリーに乗りました。3連休の中日なので、そんなに混んでないだろうと思ったら、意外に混んでました。
ザコ寝の2等船室です
新潟港に着いたら辺りは暗く、バスに乗って新潟駅へ。新幹線に乗ってさいたまへ帰ります。新幹線を使うと時間が短いため、新潟~大宮間も近く感じます。佐渡島っていい旅先だよねと二人で悦に入って、今度こそイカヤックだぁ!と再訪を誓ったのでした。
晩ゴハンは車内で買った駅弁で締めました
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