ペレ宙の復習をしておきたくて
千葉県の山武市に行かねばなるまいというさる事情(笑)から釣パラダイスへ行ってきました。
前日の28日までは台風18号の影響で風が強く、明日の30日は東海地方に上陸すると思われる台風17号の影響でやっぱり風が強くなりそうです。曇ってはいるものの、今日29日はなんとか天気がもちそうだ、と出発します。
6時開場と聞いていたのですが、のんびり出掛けて7時過ぎに到着しました。ここはブラックバス、ニジマス、タナゴなどいろんな魚が対象魚となっていますので、へらぶな、お願いしますと告げて2,000円の料金を払い、へらぶな池へと進みます。
へらぶな池は奥へと長細い形をしていて、周囲を木立で囲まれています。岸沿いに桟橋が設置されていて、富里の堰を小さくしたような印象でしょうか。他のお客さんが少なく、西側に5人ほど並んでいます。東側の岸を歩いて、やや奥の方に釣り座を構えました。
奥の方から重機の動く音が聞こえますが、対岸に人が居ませんし、木立に囲まれて気持ちいいです。さいたまの管理池は緑に囲まれたところって少ないので。
釣り座で準備を始めます。今回もカメラを忘れてしまいました。よって写真は全て携帯電話で撮りました。
今日は9月17日に購入したダイワの一撃MIZUKIRIの15尺を使います。この竿を使ってみたくて台風の合間に強行したようなものです。
一撃MIZUKIRI 15尺です
もともとペレ宙の復習をやろうと思っていたのですが、水深が4mくらいと案内板に書いてあったので、底ダチを取ってみると、14尺か15尺でちょうどよい、という水深でした。こうなると底釣りがやりたくなります。とはいえ、今週はずっと雨で、今日も台風の影響で曇り。どう考えても底釣りで釣れるとは思えないのですが、いいんです、やりたいんです。
仕掛けは道糸0.8号、ハリス0.4号40-47cm、ハリは上下ともバラサ5号、ウキは美春の赤帯(底釣)7号(パイプトップ14cm、羽根合わせボディ14cm、竹足4.5cm)です。えさはペレ底を120ccに水60ccで作りました。多分釣れないだろうと思って少なめ(笑)です。
えさを打ち始めて5投くらいでウキにサワリが出始めます。ところが落ち着かないというか、ヘンにピョコピョコ動くというか。思い切ってあわせてみると、やっぱりクチボソでした。
クチボソが引っかかってしまいました(9:07)
その後もへらぶなが寄ってくるように、とえさを打ち返しました。寄せ効果を強めるために手水で柔らかくするとジャミにつつかれます。底にえさが届く前にジャミの攻撃を受けるためハリスを詰めると、ジャミアタックがより一層ウキに激しく現れます。道満河岸へら釣り場を思い出すようなジャミの攻撃でした。
こういう時はどうするか…。一ボウル打ったところで素直に底釣りを諦めます。やっぱり魚の口が底を向かないようです。えさを打って行くうちに、へらぶなが寄ってきてウキの動きがおとなしくなるようなら、まだ目があるのですけど。
当初の予定通りペレ宙に切り替えます。竿は同じ15尺。仕掛けはウキだけへきしゅう水凪10番(セルパイプトップ11cm、羽根一本取りボディ10cm、竹足4cm)に替えて、オモリを調整しました。ウキ下を約2mにセットして始めます。えさはペレ軽5カップ:水1カップの単品袋作りです。
えさ打ち早々の3投めくらいでジャミがあたってきます。ウキの落ち付く様子が見られないので、まだ深いか、とウキ下を約1.5mと浅くします。
まだ立ちはだかるか、キミは(9:26)
さらにウキ一本ちょい浅く、約1.2mにすると、待望のへらぶなが掛かってきました。
ところが後が続きません。またもやジャミアタリばかりになったので、1m+αにすると、うっすらへらの姿が見え始めます。やっぱりタナが浅いのでしょう。
ウキ下を浅くして、へらが居ることが確認できたのですが、ガサベラも相手することになったせいか、今度はスレが多くなりました。スレ掛かりとジャミのカラツンで一向に釣果が伸びません。
これはいかんとハリスを30-37cmに詰めると同時に、えさ持ち向上を狙って、ハリを上下ともバラサ6号に替えます。えさもペレ軽240cc:浅ダナ一本60cc:水60ccの配合にしました。これでいきなりハリ掛かりするようになりました。
これを含めて、なんと4連続で釣れました。
続けて釣れるので、ウキ下を1.5mと少し深くしてタナを探ってみます。するとカラツンとスレ掛かりばかりになってしまいます。う~ん。やっぱり魚が浮いているのかな?
30分ほど頑張ってみたのですが、ちょっと深くするだけで釣れないということが分かったので、またもやウキ下を1m+αに戻すと、またまた釣れ出して、なんと4連続です。
30分程穴が空いての4連続ヒットと極端な釣れ具合(笑)で、やっぱり魚は浮きたがっているんだなと状況が見えてきました。ちょうどお昼頃となったので、休憩してお昼ゴハンとします。
管理事務所に行って食事ってできますか?と尋ねると、焼きそばとカレーライスができますとのことだったので、カレーライスを注文しました。
お昼ゴハンを食べて、釣り座に戻ってきました。午後もペレ宙で行ってみるか、型が良くなるといいなぁ、と再開します。すると3投めくらいで良いアタリが出ました。
とはいえ、やはり寄せ直しになってしまったようで、1枚を追加しただけでえさを打ち切ってしまいました。えさを少なく作ると、ちょうと1ボウル打ち切るくらいでタナに魚が溜まってくるようです。そこから釣り込むタイミングで新しいえさを作るので、流れが途切れてしまいます。そこで倍の量を作ることにしました。大きい魚も混じることを期待して、ペレ匠60cc:水120ccで吸水させてから、ペレ軽480cc:浅ダナ一本120ccと、ペレット多めの配合にしました。さぁここからガッツリ釣り込むぞ、と。
13時台は5分に13枚めを釣ってから、たくさん作ったえさをガンガン打って、59分に26枚めを釣るまで、14枚といきなりペースが上がりました。
こんなハイペースで釣ったのは久しぶりです。しかも釣り自体はかなり遅いんです。というのも、ウキのトップが先端1目盛までしっかり沈んでから2~3目盛程返ってくるまで、アタリを2回くらい見送った後の強いアタリのみを狙っているからです。でも、このアタリが一番ヒット率が高いので釣果として伸びる、という感じでした。たぶん魚に揉まれて削られて、ダンゴえさが食い頃サイズになるからだと思うのですが、できれば一荷(いっか:2本ハリに2匹釣れること。ダブルとも。)を狙って釣りたいからというスケベ根性が作用してます(笑)。
14時過ぎに、陽が差してきたので慌ててパラソルを立てました。と同時にウキ下をウキ一本分深くしてみました。やっぱり少し深いところにちょっと大きいへらぶなが居るんじゃないか?というスケベ根性が出てしまうのです(笑)。
ところがやっぱり取り立てて大きく変わった感じはなく、むしろアタリが出にくくなったような気さえします。さらに30分もしないうちに左前方の木立に太陽が掛かって、日陰になったので、再び1m+αのウキ下にしました。結局14時台は57分に35枚めを釣りましたので、時間9枚のペースです。
15時になって、そろそろ終盤の追い込みかな?と思い始める時間です。ここまでえさを打ってきたので、タナができる頃でしょう。アタリを1・2度見送ってからの強いアタリ(アタリ返し)を獲って一荷を狙います。
35分に44枚まで釣り、これで釣り方は決まったな、もうこれ以上変えなくてもいいだろうと思ったところで、最後に試しておこうと思ったのがハリスを詰めた早い釣りです。釣れる時こそアレコレ試す!とハリス寸を20-27cmにしました。
ところがこれは、トップの付け根辺りでチクッ!と出るアタリを1回取れただけで、早いアタリも遅いアタリもヒットしません。どうもこの釣り方とハリス寸は合ってないようです。ハリス寸を再び30-37cmに戻すと、すんなりと釣れてきました。やっぱり変えない方が良かったんですね(笑)。
そろそろ終了かな…と思い始めた頃、とうとう尺上が釣れました。しかも一荷で。ここまでペレ宙にしてはサイズがいまいち伸びなかったのですが、最後の最後に来てくれました。今月の例会でも最後にデカいのがきたし、なんだか最後にデカいのが来る傾向があるのは僕だけ?
ところが写真を撮ろうと思ったら、携帯電話のバッテリーが切れてしまいました。あ~残念。
その後は左から風が吹き出して、振り込みが難しくなってしまいました。アタリは出るのですが、ハリ掛かりしなくなって、えさを打ち切ったところで終了としました。
天候が悪かったせいか、土曜日にもかかわらず貸切状態で釣りができて、気持ちよかったです。風景もいいし。おかげで釣りももうこれ以上いじらなくてもいいなと思えるような決まりっぷりだったので、満足して帰路に着いたのでした。
Copyright (C) びぃ,2012-10-23,All-Rights Reserved.