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三和新池に行ってきました

初めての場所へ下見に

2012-11-25

 来月8日に道満へら鮒会の12月例会が三和新池で行われますので、当日道に迷わないよう下見に行ってきました。

 茨城県古河市にあるこの管理釣り場、僕はこれまで行ったことがありません。前回の例会の帰りにO氏から行くなら声を掛けて下さいとのお誘いを頂いていましたのでお声掛けして同行となりました。
 6時30分開場とのことですので5時に集合し、国道4号バイパスをひた走って目算通り1時間半ほどで到着しました。

 釣り場に着くと事務所前の駐車スペースは満車で第二駐車場へ停めるほどの盛況ぶりです。目新しい事務所の前で、試釣に来ていた会のメンバー2名とお会いしました。おはようございますと声を掛けてもらって、一緒に事務所に入って料金を支払います。管理人の松岡氏に話を聞くと今日は例会が7組入っていますとのこと。さすがに三連休の最終日の日曜日とあって、寒い朝にも関わらず、たくさんのお客さんが来ているようです。

 釣り場の入り口から全容を望むと、空いている釣り座が残り少ない状況です。西桟橋(事務所から池を見て左手の最初の桟橋)を進み、真ん中やや奥寄り西向き(林下桟橋向き)に2席空いている場所がありましたので、左右のお客さんに断って入れていただきます。

林下桟橋を望む
釣り座からの風景

 僕の右手に入ったO氏は、我々二人の両サイドが例会参加者とあって、9尺チョウチンで釣りを始めます。会のメンバーお二人は正面に見える林下桟橋の最奥(写真左側に見える切れていない2名)に入ってらっしゃいます。底釣りが面白いとおっしゃっていたことと、左隣の方が11尺タナ2本程度のウドンセットをやっているのを見て、被らないであろう底釣りから始めます。

 水深は16尺くらい、とのO氏のアドバイスを受け、セイコーの弧弦 輝水16尺を継ぎます。これまであまり出番が無く、使いたかった竿なのでちょっとウキウキです。16尺の仕掛け巻きから仕掛けを繋ぐとちょっと短い。あ!先月の隼人大池の例会で15尺に詰めたんだった…。

 仕方が無いので急遽釣り座で仕掛け作りです。道糸0.8号、ハリスは上下ともフロロ0.4号40-47cm、ハリは上下ともバラサ5号、ウキは美春の底釣(赤帯)8号を付けました。
 底立てを取ると、竿先からウキまでの距離がぎりぎりです。しまった。もうちょっと道糸を長くしておけばよかった…。

 えさは雑誌ボーバー51号の伊藤さんの記事で紹介されていたブレンドを試してみます。とろスイミー50cc:ダンゴの底釣り冬100cc:水100ccで作る予定が、60ccの軽量カップを使ったので60cc:120cc:120ccで作ってしまいました。まぁちょっと量が多いけど問題無し。
 同時にグルテンえさも準備しました。いもグルテン:グルテンα21:水を30cc:30cc:60ccで作りました。

 全ての準備が整って釣りを始めたのは8時になっていました。相変わらず取り掛かりが遅い釣り人だこと。
 えさを振り込むと少し浅い左の方へとゆっくり流れていくようです。3投めくらいからウキがモヤモヤと動き出し、何らかの生命反応を伝えてきます。お!これは良さそう。
 これまでえさを打ち返してきた右隣のO氏は9尺チョウチンウドンセットでほとんどウキが動かないと言っていますので、底釣りの方が状況が良い気がしてきます。

 ところがモヤモヤとサワリは出るのですが、コレ!というアタリが出ません。ようやく出た!と思ったらスレ掛かりになってしまい、ウロコだけが上がってきます。
 スレが多いならウキ下を詰めて、アタリが出ないならウキ下を広げて…と行きつ戻りつ微調整を続けること1時間。9時までに事務所にて、昼食の予約をお願いしますとの放送が掛かりました。
 ちょっと休憩…と席を立って事務所に行きます。中華丼を予約して、自販機で暖かい缶コーヒーを買う時に、後ろに並んでいた人に声を掛けると全然釣れないよとの返事です。僕も3回スレ掛かっただけですと返答して、席に戻ります。

 底休めになったかな…?と再開した1投め。なんとツン!とはっきりアタって初物が釣れました。え~?今までの苦労は何だったの?(笑)

手強いぜぇ
初物釣れました(8:57)

 肩の張った力強い良型が釣れました。平均サイズが結構良さそうですが、人災で食い渋ると難しい池かも?
 案の定、次が続きません。サワリから食いアタリに続かないか?と食わせにグルテンを付けたり、両グルテンにするなど目先を変えていきます。一番反応がよくなったのはダンゴえさに手水を打って柔らかくしていったもの。漂う粒子を追うだけの活性はあるようですが、サワリを出しているのはジャミかも知れません。

 太陽が昇ってきて次第に暖かくなってきました。回りも全然釣れていないようです。ハッキリしたアタリで釣れたのは1枚きり。あとはスレ掛かりばかりなので、ムッと押さえ込むようなアタリも積極的にアワせていきます。その中でゆっくり1目盛り押さえ込まれた鈍いアタリをあわせるとハリ掛かりしました。

半信半疑であわせました
2枚め釣れました(10:10)

 この日は当初左へ流れていたのに、気付けば右の深い方へ流れたり、左後ろから風が吹いたかと思えば、右から吹いたりと状況が一定しませんでした。しかもナイロン糸が水を吸ったか、えさ落ちとなる勝負目盛りが出てこなくなりました。O氏は底が悪いとなかなか出なかったりしますよ。あんまり拘らない方がいいですよとアドバイスしてくれましたが、やはり少し流されたりしてウキの返しが悪く、ハッキリしたアタリが出にくいのかも知れません。

 当初作っていたグルテンえさは、これまであまり使わなかったので、すっかり乾燥してカピカピになってしまいました。手でほぐして手水を打って軟らかくすると、ほぐし過ぎてグルテン繊維が切れてしまったのか、ずいぶんボソっぽいえさになってしまいました。
 新べら狙いっぽくて良いかな?と思って使ってみると、ウキがふらっと揺れたようなアタリを合わせて、3枚めが釣れました。

釣れちゃった~
3枚め釣れました(10:43)

 11時頃から順次、お昼ゴハンができました、と放送が掛かります。席を立つ人が目立ちますので、この間は人災(フィッシングプレッシャー)が少なくなって、釣れるんじゃないかな?なんて淡い期待を寄せたのですが、期待は儚く消えました(泣)。

 例会組の食事が終わって、僕の分の呼び出しがあったため、落胆しつつも気分転換と昼食のため席を立ちました。

悪くなかったです
昼食は中華丼にしました(12:30)

 食事を終えて、再開第一投にこそ一番の期待を寄せました。何せ今日は底休め後に釣れてる実績があるから(笑)。
 果たせるかな、再開第一投でツン!と明確なアタリが出たのですが、カラを食らってしまいました。え~?今のがカラなの~?と天を仰ぐような、それはそれは良いアタリでした(T_T)。

 昼食後はカラが目立つようになりました。これまで少ないながらもアタればハリ掛かりする確率は高かったのですが。少しウキ下を深くしたり、えさを柔らかめにしたりとアレコレ調節したのですが、釣果に結びつきません。

 工夫も尽きて、段差の底釣りを試しておこうと、仕掛けを作り変えました。上ハリはバラサ5号、上ハリス0.5号10cm、下ハリはタクマの4号、下ハリス0.4号50cmです。
 バラケエサはペレ匠顆粒60cc:水120ccで吸水させてから、麩王150cc(目分量):鬼武者150cc(目分量):速攻かっつけ120ccで作り、食わせはタピオカウドンのポンプ出しです。

 ところがこれはサワリも出ませんでした。ダンゴえさに食うくらいですから、ウドンには見向きもしない様子です。
 段差の底釣りは早々に見切りを付けて、バラケエサは底釣り用ダンゴえさに混ぜ込んで、合体えさによる即席ペレ底としました。すると、やはりサワリが出てくるので、えさとしてはダンゴえさが良いようです。しかしアタリに繋がらない…。

 次第に終わりが気になり出す14時前に、ゆっくり1目盛り押さえ込むアタリにそれっ!と声を出してアワせたら、ようやくハリ掛かりしてくれました。

弱いアタリでした
4枚め釣れました(13:56)

 やっぱりダンゴえさの方が良いんだろうな、ウドンやグルテンを好むにはまだ水温が高いらしい、という傾向までは分かったと言っていいと思います。2週間後はどうなっているか?そこが問題です。

 結局15時過ぎまで粘ったものの、4枚で終了です。ほぼ絶えずウキにサワリが出ていたので、辞めるに辞められず、底釣りを通してしまいました。試釣なんだからアレコレ試した方がいいですよというO氏のアドバイスも聞かず、何とかアタリを出したい、とムキになってズブズブです。

 O氏は宙のセットでは釣り切れない。底で勝負かな?と言っていましたが、底なら底でなんとかアタリを出さねばどうにもなりません。人災でパンクしたとはいえ、例会当日も混雑しない保障は無いし、渋い時にもどうにかできる手立てを考えておかねばならん、今日は道が分かっただけでヨシ、と肩を落として帰路に着いたのでした。

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