千曲川の佐久で入門しました
平日のお休みを頂きました。今年のオトナの夏休みは何にするかを考えて、以前よりやってみたかった鮎の友釣りに入門します。
昨年夏、フロートチューブでマス釣りの帰りに立ち寄ったお蕎麦屋さんで、ご主人に鮎釣りについて色々お話を聞かせてもらいました。それ以来、千曲川で鮎釣りデビュー?と目論んでいたのです。
どこへ行こうかと釣具店で貰った佐久漁協の釣り場案内を眺めて思案し、5時30分頃に自宅を出発。8時前くらいに野沢橋そばの金澤釣具店に到着しました。
川岸のオトリ小屋に行って、ご主人に鮎釣り、初めてなんです。どこがいいですか?と尋ねると、少し上流の堰堤下がいいと丁寧に教えてくれました。
釣り支度を整え、遊漁券とオトリ鮎を2匹購入し、いざ川へ向かいます。
写真を撮った位置は中州になっていて、写真右側の左岸へ水が流れていきます。川岸に立って竿を継ぎ、仕掛けを繋ぎます。
竿はダイワのアバンサー早瀬抜8m、仕掛けはシマノのプレミアムナイロン完全仕掛け0.4号、ハリはダイワのD-MAX 鮎XPワンデイパックの4本イカリ、XPキープ7号です。
初めての鮎釣りということで、GoProを頭に付けて撮影をしてみました。初心者が奮闘する様子から入門を考えている方へのエールになれば幸いです。まずは恐らく誰もが苦労するであろう鼻カン通しから。たっぷり5分以上も手間取ってます(笑)。
初めての鮎釣り ~初めて鼻カン付けました~(5min36sec)
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川に放った時にはオトリがグッタリしていました(笑)。感想は意外と鮎って丈夫だな(笑)ということ。おっかなびっくりで鮎を触っていましたが、死んでしまわなくて良かった。
道糸を張らず緩めず、というのが鮎釣りの要諦ですが、あまり意識することなくできたような気がします。というのも実際には張って緩めての繰り返しの方が近い気がするからです。少し糸を張ってやるとオトリが止まり、もう少し張って鼻を持ち上げるとと潜り出す、の繰り返しで鮎の動きを確認していたからです。
糸を緩めると上流に泳ぐそうですが、グッタリしていたのか、あまりスイスイとは泳いで行きませんでした。
そんなわけでどうして鮎竿は感度が重視されるのか?の一端が見えてきました。鮎がどんな風に泳いでいるのか、を知りたいからなんですね。そもそもスレ掛かりが前提なので、アタリが小さいということもないはず。アワセの無い釣りなんだよなぁ…と思っていると、何やら小さな違和感を感じました。
初めての鮎釣り ~初の鮎が釣れました~(1min29sec)
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前言撤回(笑)。魚が小さいとアタリは小さいです。でもやっぱりアワセはいらない、と言うか、しちゃいけない釣りです。それだけに、ホントは目印が飛んでいくようなガツン!ギュー!が欲しい釣りですなぁ。
釣れた鮎をオトリに代えて、再び川へ送り出します。2度目はすんなり鼻カンを通せたので、鮎も結構スイスイと泳ぎ、今度は道糸が少し弛んでいたのか、上流へ遡っていきます。おぉ!噂に聞いていた泳がせ釣りってこんな感じ?調子に乗ってアチラコチラへ泳がせていると…。
初めての鮎釣り ~何か掛かりました~(1min)
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石が引っ掛かっていました。ダメじゃん。ある程度は鮎をコントロールしてやらないといけないのでしょうね。
今度は上流側の流れの脇を泳がせていたら、またもや僅かな違和感が。
初めての鮎釣り ~2匹目の鮎釣れました~(49sec)
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もうちょっとガツン!と掛かるような衝撃を期待していたのですが。安物の竿だから感度が悪くて、よく分からない、という問題ではありません。小さい鮎では正直物足りない…。
とはいえ、小さくてもオトリとして頑張ってもらいます。鼻カン通しもだいぶ慣れて、少しは早く川に送り出せるようになりました。やってみると、めちゃくちゃ難しいわけではないです。ワンタッチ鼻カンっていうのかな?通すだけなら、2・3度やればもう大丈夫です。
初めての鮎釣り ~少し早くなりました~(1min7sec)
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この魚も上流へスイスイ泳いでいきます。対岸寄りに見える沈みテトラの周りを入念に泳がせてみると、今度はもうちょっと分かりやすい感触が伝わります。
初めての鮎釣り ~違う魚が掛かりました~(49sec)
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あげてビックリ、正体はウグイでした。この釣りってゲストが少ないと思っていたんですが、こんな魚が掛かるんですね。
気を取り直して、上流側の筋に乗せて鮎を泳がせます。今度も分かりやすいアタリが出たのですが。
初めての鮎釣り ~ウグイが掛かりました~(46sec)
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またもやウグイでした。もしかしたら何か根本的におかしい?狙うところを大幅に間違えている?
今度は石の向こう側へオトリを誘導してみます。どうやったらオトリが沖というか対岸の方へ泳いで行くのでしょう?誘導といっても、その方法がさっぱり分かりませんので、向こうへ行け!対岸まで行け!と呼び掛けるくらいしかできないのですが(笑)。
僕の思いを汲み取ってくれたのか、いつの間にやら石の向こうへ泳いでいってくれました。するとこれまでよりはハッキリとした感触が伝わります。今度こそ、もうちょっと大きい鮎でありますように!
初めての鮎釣り ~3匹目は引き抜きで~(1min8sec)
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ちょっと離れたところで掛けたので、今度は引き抜きに挑戦してみました。無事タモの中に入ってくれて一安心です。なんだか鮎釣りっぽくなってきた?
今度は足場を少し下流に動かして、対岸のテトラの前を狙います。ちょうど深みになっているようで、下流に向かって浅くなっていく地形になっていました。こういう地形は魚が入ってきやすい、と本で読んだような気がする、と狙っていると、鮎が掛かったのが分かりました。
初めての鮎釣り ~4匹目が掛かりました~(1min39sec)
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続けてこのポイントを狙ってみると、またもや分かりやすい感触が伝わってきました。次第に魚のサイズが大きくなってきた?ヨシヨシ。
初めての鮎釣り ~引き抜き、ちょっと失敗~(49sec)
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と思ったらウグイでした。ウグイの方がたくさん釣れるのは何故?
この後、上流から一人の釣り人がやってきて、堰堤下にオトリを送り込んでいました。間近で勉強するチャンス!とGoProを外して、しばし見学させてもらった後、声を掛けてみました。
話を聞くと、今年の千曲川は水量が少なくて、魚が小さく調子が良くないとのことでした。平年に比べてもお客さんが少ないんだとか。今日はこれまで2匹しか釣れていない、と溜息を吐いて、また別の場所へ行ってしまいました。
他の場所にも行ってみようかとも思ったのですが、今日のところはオトリ鮎と仲良くなって、どうにか行って欲しいところへ泳いで行ってもらうことを宿題としよう!と、立ち位置を僅かに変えるだけで、堰堤下から瀬頭までを念入りに探ることにしました。
名手であれば、あっという間に浚えるような小場所ですが、僕の技量では、一日頑張っても四角い部屋を丸く掃く程度です。
淵尻から浅い瀬頭を狙うと、コツコツと感触が伝わりますが、ハリ掛かりしません。底石を引っ掻いたかもしれないので、ハリをカツイチのV5BLACK細軸競技タイプ7.0号に代えてみます。
ハリを代えても掛からなかったので、底石だったと推理し、深みを狙うことにしました。正面のテトラ際の深いところを重点的にオトリを泳がせると、時折鮎が掛かってきました。朝より少しサイズが上がってきたのが嬉しいです。
飲まず食わずで気がつくと12時過ぎ。慌てて車に置いてきた飲み物を取りに行きます。少し休憩を入れつつ、釣り続けます。
ところが15時過ぎ、仕掛けの天井糸フロロ0.8号が絡んでしまったので、仕掛けを交換している最中にうっかり穂先を折ってしまいました。替えの穂先は車に積んであったのですが、今日のところはこれにて終了としました。
川から上がると、オトリ屋さんのご主人が常連さんとお話をしていました。釣れましたか?と聞かれ、はい。10匹ほどと答えると、初心者が今日の日並で10匹釣れれば上出来だよと褒めてくれました。
想定外の早あがりになってしまったので、一年前に鮎釣りのお話を聞かせてもらった蕎麦屋さんに行くことにしました。
ご主人に一年前に鮎釣りのお話をいろいろ聞かせてもらって、今日初挑戦したんですと話すと、突然のお邪魔にも関わらず、あれこれお話をさせて頂きました。
お昼ごはんも抜きで一生懸命釣りしていたので、冷やし中華を頂きながら、釣果を報告すると、そこは良いところに入りましたよ。次第に浅くなっていくところを攻めるのがキモですと教えてくれました。
他にも鮎に触るときはグローブをすると弱りにくい、とか、鮎を持って帰る時は水を入れない方が良い、などのアドバイスを頂きました。お礼を告げて帰路に着きました。
この日の晩、オトリ鮎と釣った鮎を1匹ずつ、塩焼きにして食べてみました。養殖と川育ちの食べ比べです。養殖の鮎は、うん。これまで食べた鮎ですねという味。一方、川育ちの釣った鮎は良く言えば香りが強い、悪く言えば青臭い。珪藻を食べているため、結構違いが出るんだなぁ、というところでしょうか。
小さい鮎を一匹背越しにして食べました。これは意外に背骨が気になりました。もっと小さい魚でやるべきだったか。
残りの大きい鮎は7本冷凍にしました。他の小さい鮎は薄い塩水に漬けて冷蔵庫に保存して、後に開きにしようと思っていたのですが、疲れて寝てしまい、翌日はメバル釣りに行って、結局2日後に彼女と食べることになりました。
大きい鮎は鮎ご飯にしたら、これが非常に旨かったです。今後はこれだな。小さい鮎は急遽天ぷらにしたのですが、これも旨かったです。
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