帰省のお馴染み武庫川沖一文字へ
10日の土曜日の夕方に実家で用事ができましたので、急遽、帰省することになりました。9日金曜の夕方に実家に帰るスケジュールとしましたので、土曜は夕方まで時間があります。そうしますと帰省に合わせて釣りに行こうと企みます。
どこへ何を釣りに行こうかと考えた結果、おなじみの武庫川沖一文字(通称ムコイチ)へタコを釣りに行こうと決めました。
以前より夏のムコイチでタコを釣ってみたいな…と考えていました。武庫川渡船のサイトで釣果情報を調べてみると、今年はマダコの当たり年!との記事がありました。この機会を逃してはまた来年になってしまう…と、釣りものを決定しました。
10日の朝はやはりのんびり起きて、実家の車を借りて7時に出発しました。尼崎市の国道2号線にあった気温計は既に30度を示しています。暑くなりそうです。
いつものようにフィッシングマックス武庫川店に寄って買出しをします。店員さんにタコ釣りやりたいんですと相談して、胴突きタコジグ3個付きの仕掛けを2本と、青い発泡箱を購入しました。
次はコンビニに寄って、お昼ごはんと、冷凍500ccペットボトルのスポーツドリンクを2本購入。タコの保冷とともに暑さに備えます。
武庫川渡船へ行くと、朝イチのお客さんは既に渡った後ですので、人気の少ない事務所で乗船手続きをします。船に乗り込んで道具の準備をすると、8時前に出港となりました。
今回の道具です
ROD:改造ジグロッド6ft(G.B.R Popping86改)
REEL:ABU Ambassadeur 6000 C3
LINE:アプロード雷魚100lb(PE10号)
竿は、あまりの硬さに腰が壊れるのでは?と思うため、waist breakerと密かに呼ぶ改造ジグロッドです。腰砕けではありません(笑)。
イソマグロ用に、と作ったはいいものの、扱い切れないのでもはや出番が無いと半ば飾りになっていたのですが、堤防からのタコ釣りに使えるのでは?と思いついての出動です。実は昨年のうちに新幹線に乗って手持ちで実家まで運んだもの。2年前から暖めていたネタなのです。
リールとラインは雷魚狙いに使っていたものなので、PE10号と非常に太いです。店員さんには糸は太い方がいいですよと言われていましたが、これなら万全でしょう。これにタコジグを付けるだけのシンプルな仕掛けです。従って持ち物も非常に少なく、自宅から持って行ったのはタコを入れる袋とPEライン用はさみとお手軽です。
これがタコジグです
船長さんに何番に降ります?と聞かれて、タコはどこがいいですかね?と聞き返すと、どこというより足で稼ぐのがコツと教わりました。結局3番から上がり、4番方向へと歩き始めました。
船にはもう一人お客さんがいて、この人もタコ狙いのようでした。この方、キャスターに小さめのクーラーを乗せて引いていました。いいアイディアだなぁ。次回は僕もキャスター使おうかな?確か実家に折りたたみのキャスターがあったな…?
内向きからスタートします。どうやって釣っていいのか分からないので、底まで落とし、ヒョイヒョイと小さくしゃくって、タコジグを揺らして、次第に浅いタナまで上げる…を繰り返します。水深の半分くらいまで探って釣れないので、数メートル歩いてまた落とします。
この竿は当初スピニングリールでの使用を考えていたので、リールシートはFujiのヘビーデューティーボートシートのBPS-20を使っています。このリールシートのフードがちょっとゴツくてスピニングリールとの組み合わせにイマイチ感があったのですが、意図していなかった両軸受けリールのアンバサダーとの組み合わせは悪くありません。
トリガーが無いのでどうかな?と思っていたのですが、ゴツいフードがトリガー代わりになってイイ感じです。ヨシ。これからこの竿はタコ専用だな?
もちろんパワーは申し分ありません。イガイが引っ掛かろうが、怪しげなホヤの仲間?が引っ掛かろうが、ぐいっと引き剥がしてくれます。
内向きで反応がないので、外向きも落としてみます。海を渡ってくる微風が心地よいくらい、ぐんぐんと気温が上がります。
おなじみのムコイチの外側
歩いて落として誘って…を繰り返せど、一向にタコは釣れません。う~ん、何か決定的におかしいところがあるのかな?懲りずに頑張りますが、時計を見ると、もう11時です。さすがにここまでやって釣れないのでは、心が折れてきそうになります。
早めのお昼ご飯を食べながら、11時半の船で早揚がりにしようかな?と、挫けそうになっていると、そういえば武庫川渡船のサイトには水深2mくらいと浅いタナで掛かっていると書いてあったな…と思い出し、水面直下を中心に浅いところを狙います。
すると、ぐにゅっと重くなった感触が伝わります。頭で考えるより先に、左手に持っていた発泡箱を離して、両手で大きくアワせると、ぐーんと重さが伝わってきます。リールでガリガリ巻き上げると、タコが掛かっていました。やったー!
3本あるタコジグの一番上にタコが掛かっていました。うむ!これは思っていたよりタナが浅いらしい!
一匹だと持ち帰って食べるにも少ないし、このままでは帰り難いなぁ、もうちょっと釣りたいなぁ、と欲が出てきます。11時半の揚がりの船を見送って、釣り続行です。
タナが浅いようだ…と一番上のタコジグが見えなくなるくらいの浅いところを重点的に狙ってみます。潮が下げてきて、潮間帯が露出してきました。イガイのような貝が付いて出っ張りになっているので、その下を狙うようにヒョイヒョイ動かしていると、またもやぐっと重くなりました。
おぉりゃ~!と気合一発、大きくアワせると、タコが引っ掛かっていました。よ~し!
今度は3本あるタコジグの一番下に掛かってきました。やっぱり2mくらいかしら?そうと分かれば重点的にこのあたりの水深を狙います。
ぐっと重くなったところをエイッ!とあわせると、珍客でした。
カワハギは好奇心が旺盛なので、ヒラヒラ揺れるタコジグを突つきにきたのでしょう。触った時に引っ掛けられるとは不憫な奴。
もう一回カワハギが引っ掛かってきたので、あれれ?タコと同じ層にいるのかな?と訝しがったところですが、もう一度ぐっと重くなったところをアワせて、3ハイ目が釣れました。
3ハイ目は真ん中の白いタコジグに引っ掛かってきました。これでぴったり狙い通りのタナといったところでしょうか。
さすがに12時を回って、上がりきった気温が猛暑となって襲ってきます。とりあえず3ハイ釣れて、なんとか食べるにも格好が付いたかな?と思うと、どっと疲れが出てしまいました。今日はこれにて終了とします。
今日の収穫はタコが3ハイ。しかしそれ以上にこの竿はタコ釣りに使える!ちょっと重いけど、新たな生きる道が見つかった!のが最大の収穫と言えましょう。どれだけ引っ掛かっても強引に引っ張れます。PE10号との組み合わせでは、間違い無くハリが折れます。しかしウィークポイントがハリってどれだけ強いのよ…(笑)。
帰りにさる事情から、寄り道をして、神戸の灘にある菊正宗酒造記念館に行ってみました。
菊正宗酒造記念館
入浴剤、リキュール、前掛けといったお土産を購入して、帰宅したのは15時30分頃だったでしょうか。
帰宅後すぐにワタを取って、塩揉みをしてヌメリを取り、ボウルに入れて冷蔵庫で保管しておきます。
17時前に用事のため外出し、帰ってきてから晩ゴハンにタコを食べました。調理は母が担当したのですが、さっと茹でて、わさびをきかせた醤油で刺身、キュウリと和えた酢の物を作ってくれました。やわらかくて旨かったです。次回があるのなら、僕はタコ飯、母は天ぷらが良いのでは?との意見でした。機会を作ってまた行きたいなぁ。
Copyright (C) びぃ,2013-09-02,All-Rights Reserved.