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イイダコ釣りに行ってきました

毎年恒例の富津・川崎丸へ

2013-10-13

 毎年恒例になりつつあるイイダコ釣りに、千葉県富津の川崎丸へ行ってきました。
 えさを使わず手軽、食べて美味しい、午後船なので朝がラク、と3拍子揃っているため、うちの彼女もお気に入りです。秋になるとイイダコ釣りに行きたい!と自ら志願してくれるほどですから、有難い限りです。

 昨年はから揚げにしたものの、一人暮らしの家の鍋では小さく、どうしても油温が下がってしまい、いまいちカラッと揚がらず、悔いを残してしまいました。今年は新規に天ぷら鍋(油温計付き)を導入したこともあり、是非ともイイダコのから揚げを満喫するぞ!と意気込んでの釣行となりました。

 12時15分までに富津港に集合し、受付を、と言われており、乗り遅れては一大事と9時に集合し、出発します。ところが秋の行楽シーズンの3連休とあり、首都高速5号線が大渋滞です。一般道を駆使してかわすも、今度はアクアラインで捕まってしまいました。トンネルの中で上を向いてタコー!と叫び、渋滞解消を祈った甲斐があったか、海ほたるの先で解消。大きな声では言えない速度で走ってなんとか12時5分に到着し、事なきを得ました。

 なんとか乗船手続きを終えると、港には2隻の船がスタンバイし、たくさんのお客さんが来て大盛況です。家族連れが多く、子供たちにも大人気なイイダコなんですね。

 受付が遅かったこともあり、少し空いているかな?と思った方の船に乗っても、二人並んで座れる釣り座が左舷のオモテ(前方)しかありません。選択の余地無く並んで座って、いざ出港です。

釣り座は左舷前方です
出港です(12:34)

盛況です
お客さんでいっぱい

 今回は自前の道具を持ってきました。シロギス竿でアルファタックルの船の達人シロギス180、リールはシマノのバイオマスター1000MgS、PEラインでシマノのパワープロ0.8号、リーダーにバリバスGAME12lbを1m繋ぎました。PEラインだとイイダコのビミョーなノリが判り易いかも?という試みを検証します。
 一方の貸竿は、ソリッドのスピニング竿1.3m、1000番のスピニングリールにたぶん3号くらいの黄色いナイロン糸が巻いてあります。この違いが出るのか否か?

雲一つ無い晴天
良い天気に恵まれました

 沖に第一海堡が見えるポイントに到着し、初めは借りた竿を使います。トントンとコヅいていきますが、一年ぶりのイイダコとあってノリが分かりません。ところが隣ではすんなりと釣ってしまうのですよ。

さっそく網の中へ
初物釣れました(13:11)

 最初のポイントはややウネリがあって、テンヤが浮き上がらないようにこづくのに苦労していたのですが、彼女は舳先寄りの釣り座ですので、僕よりも船の上下が大きいはず。すんなり釣るところをみると、丹念に底をとっているのでしょう。
 やるなぁ。と思っていると、程なく2ハイめを釣っています。う~ん何か特別な才能があるのではないかしら…。

いつも僕より釣るのよね
2ハイめ釣れました(13:14)

 彼女は手が合ってきているようです。僕は穂先の上下の調節が合わないようで、シロギス竿を持ち出し、ミヨシの手摺に持たれかけて、ガチモードで探りますが釣れません(泣)。船は移動となり、おとなしく釣り座に戻って、再び貸竿に戻して再開します。
 すると彼女はまたもやイイダコをゲット!

おぉ~ハイペース!
3ハイめ釣れました(13:37)

 このポイントでは僕にもイイダコが優しくしてくれたのか、ようやく初物が釣れました。

一年ぶりの再会
僕にも釣れました(13:38)

 ところがこの後、彼女が酔ったかも…?と船酔いでダウンしてしまいました。乗船前に酔い止めを飲んでいたのですが、昼食を食べられなかったのがダメだったか?ゴロリと横になってしまったので、そのまま寝かせておきます。

 その間、船は少し波の穏やかなところへ移動を繰り返します。東京電力の沖、富津新港の突堤前と、岸近くのポイントを巡って、あまり釣果が伸びませんが、彼女が復活してきました。よかった。

 彼女は復活後もポツポツとですが、タコを乗せていきます。彼女はダウンした割にはいいペースです。僕はあまり釣れないので、竿を1.8mのキス竿にすると、テンヤを小突くのに、竿をあまり上下させなくてもヨイと横着をきめこんでいます。

ようやく2ハイめ
おっとっと…逃げるな~(14:57)

 15時を回って、船は再び沖へ出ます。この頃からペースがよくなってきました。

かわいい
家付き娘(笑)が釣れました(15:31)

 この貝付きのタコを釣った後、彼女は2度目のダウンとなってしまいました。かくなるうえは、僕が頑張って晩ゴハンの食材を確保せねば…。

 幸いイイダコの多い海域に来たようです。ここから釣り込んで入れ乗りモードになりました。左隣の家族連れの女の子があまり釣れなくてブーブー言ってお父さんを困らせていたのですが、僕の入れ乗りモードを見て竿の差だよ~!なんて言ってました。まぁそれもあるけど、キミがこの竿使っても多分釣れないよ?オトナな僕は黙って晩ゴハンのおかずの確保に邁進してましたが(笑)

 結局、彼女は終了まで復活できませんでしたが、終了時に数えると、彼女は9ハイの釣果でした。2度の船酔いにめげず頑張りました。僕は17ハイと追い込んで、なんとか食卓に乗せる分量は確保できた、と言ったところでしょうか。

 近くのファミレスで休憩をとったり、帰り道の京葉道路が混雑していたり、で、その日はすっかり遅くなってしまいました。自宅でタコの下拵えだけやって、彼女を送って、その日は終了となってしまいました。

 翌日、仕切り直しのイイダコ尽くしの晩ゴハンを作りました。

イイダコ尽くし
翌日の晩ゴハンです

 イイダコのから揚げ、イイダコのしゃぶしゃぶ、イイダコのキムチ炒めと3品を作り、栗ご飯で秋の味覚のメニューとなりました。から揚げは水分を取りきれず、油の中で爆発を繰り返したためにちょっと揚げ過ぎで、バリッボリッと音のする食感になってしまいました。しゃぶしゃぶ、キムチ炒めは間違いの無い美味しさ。たっぷりイイダコを堪能して、満腹満足の夕食となりました。

 翌日が休日で助かりました(笑)。午後船はうっかりすると帰宅が遅くなるのが注意点ですね。船酔いで辛かったでしょうが、彼女は相変わらずイイダコがお気に入りです。また行きたいねぇと言ってくれるのが有難いですね。

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