トップ釣行記

旨いヤリイカが食べたくて

イカを求めて小田原まで行きました

2014-01-18

 久しぶりにヤリイカを狙いに釣行することになりました。新年になって沖釣りのお師匠さまS氏と帰り道でバッタリ会い、そのままプチ新年会となったのですが、その場でヤリイカ釣りに行きましょうとお誘いしてしまいました。

 前回ヤリイカ釣りに行ったのが、2010年ですからほぼ4年前になります。それ以来、ヤリイカの調子が上向きになるたびに釣行を狙っていたのですが、なかなか都合が付かずにいました。年明けから釣果が安定してきた、と聞いて、この機会を!と出撃します。

 船をどこにしようかと検討し、お師匠さまが行かれているという小田原早川港の平安丸としました。さいたま市民の僕には、小田原はなかなか行く機会の無いところです。旨いヤリイカが釣れるといいなぁ、と期待に胸を膨らませたのでした。

 朝6時30分に集合と聞き、4時30分に家を出ると、6時過ぎに早川港に着きました。意外に早く着いたのですが、船宿の場所がよく分からなくて、お待たせしてしまいました。
 宿で120号のオモリを購入し、氷を積み込んで、乗船の準備を始めます。釣り座は右舷の胴の間。操舵室の脇です。沖釣りというとなぜかここが多いんですよね…何でだろ?

 竿はシマノの幻波イカ210、リールは電動丸3000H、道糸はPE4号、オモリが120号。幹糸フロロ5号、枝間約150cm、ハリス10cm、11cmプラツノ5本のブランコ式胴突き仕掛けです。

 船は西へ西へと進み、初島の近くまで走ってきました。合図とともに釣り開始です。最初の1投で左のお客さんがサバを釣っています。なんかヤな予感がするな…と思っていたら、僕にも早速サバが掛かってきます。
 このおかげで早速仕掛けが絡んでしまいました。早々に仕掛けを取替え、2投めを入れると、またもやサバが。これは仕掛けが絡むことなく回収できたのですが、5投めくらいに、またもや仕掛けが絡んでしまいました。

良い天気に恵まれました
晴天快晴、静穏無風です

 ヤリイカの仕掛けはいくつ予備があっても困らないな…と、3セットめの仕掛けを繋ぎます。昨日のうちに購入した直結仕掛けも頭にチラリとよぎったのですが、とりあえず3つダメになったら…と、ブランコ仕掛けで続けます。
 ところがビーズを使ったこの自作の仕掛けが失敗でした。ハリスの結びコブが小さいせいで、ハリスが抜けてしまうのです。ようやく掛かったかと思ったら、ツノがハリスごと抜けてしまったりしました。

 結びコブを大きくして、ようやくドスン!と乗りました。電動リールで巻き上げると、初物はスルメイカの3連釣でした。

よっしゃ
スルメイカが釣れました

 いきなり3ハイ釣れて、ようやく一安心です。その後はサバに持っていかれてバラしたり、ロッドキーパーに掛ける際にバラした(ような気がした)りして、苦戦しながら、スルメイカを1ハイ追加しました。

 お昼頃になって、ふと見上げると右隣のお師匠さまがスルメイカの船上干しを掲げているではありませんか。すっかり忘れていた!と、慌てて1ハイ、作ってみます。

船上干し作成中
右が僕の捌いたスルメイカ。初めて作ったので若干ボロボロ

 ヤリイカが釣れないかな?と頑張っていると、竿先に小さくムニュッとアタリがあったので、素早く電動リールのスイッチを入れると、ようやく1ハイ釣れました。

 その後、2度程ヤリイカと思しきアタリをとったのですが、途中でバラしてしまって追加ならず。そのまま14時の沖揚がりを迎えてしまいました。う~ん、相変わらず難しい釣りだ…。

 この日はトップで24ハイとのこと。僕の5ハイはスソ(最低釣果)でした。釣れなかった僕を哀れんで、中乗りさんがヤリイカ2ハイ、アオリイカ1ハイをお土産に持たせてくれました。

 帰り道が順調でスイスイと約1時間半で帰れたのが唯一の救いだったでしょうか。へらぶなでお世話になっているO氏にスルメイカ2ハイをおすそ分けし、帰宅して内臓を取り除く下処理を済ませたら、早々に寝てしまいました。

 翌日に彼女を招いて、イカ三昧の晩ご飯を作りました。

やっぱり上品
ヤリイカの刺身

 まずはド定番のヤリイカ刺身。間違いのない旨さですね。スルメイカより上品な感じがします。

ヤリイカが柔らかい
イカ大根

 ヤリイカと大根の煮物です。ヤリイカが柔らかくて絶品でした。味付けを彼女にお任せしたのが大正解。

ちょっとブレちゃいました
スルメイカの船上干しを炙りました

 スルメイカの船上干しを炙ったら、やはり旨い。肴は炙ったイカいい、ではなく、肴は炙ったイカいい、が正しい、というのが両者の共通した見解です(笑)。でもあと2~3時間干したら、もっと旨みが出ていたのでは?取り掛かったのが遅かったのが悔やまれるところです。

炒め物です
ヤリイカとチンゲン菜のオイスターソース炒め

 こちらはヤリイカとチンゲン菜のオイスターソース炒め。とはいえ中華スープの素で味付けして、オイスターソースは風味程度に入れただけですが、とても旨かったです。
 生、煮物、焼き物、炒め物と様々な料理法で堪能しました。ご馳走様でした。

 久しぶりのヤリイカ釣りは、相変わらず上達の跡が伺えず、今一つの釣果となってしまいましたが、なんとか彼女に美味しいイカをお届けできたので良かったです。でももうちょっと頻繁に行かないといつまで経っても上達しないなぁ。

Copyright (C) びぃ,2014-01-22,All-Rights Reserved.