2014年の初フライ釣行はみんなでワイワイ
フル先生から養沢毛鉤専用釣場へ行きませんか?とお誘いを頂いたので、今年初のフライフィッシングに行ってきました。
10時前にアトリエに集合し、フル先生の車に乗り込んで出発します。今回のメンバーはフル先生、ミンさん、タカさんに、お初にお目に掛かるクボさん、現地で集合となったアベさんです。
道中で食料を買い出し、養沢毛鉤専用釣場の管理棟でお昼ごはんです。
フルさんの古いお友達というアベさんが合流され、管理棟で受付をして、駐車場で準備を始めます。
今日は新しい竿を使います。2010年2月14日、浅草で開催されたハンドクラフト展で購入した四角(四面)バンブーロッドのブランクをフル先生が組んだものです。キロワールドから販売されていたIZCH(アイザック)のQuad7フィート#3~4で、アトリエに研究用として寄贈したものです。
四角(四面)の竿ってどんなものだろう?と思って寄贈したのですが、アトリエのメンバーは基本他人の作った竿には興味が無いという人達なので未使用のままだったのです。フル先生が四角の竿、持ってきたよ~と仰ってくれたので、これ幸いと使ってみることにしました。
キャンプ場の駐車場に車を停めて、川に入ります。先に入ったフル先生の下流へタカさんが入っていました。
今回、僕はマーカー+ニンフの組み合わせで釣ってみよう、とテーマを立ててみました。リールのKINEYAのModel700にはDT-4Fを巻いていて、9ft6Xのリーダーに6Xティペットを1ヒロ繋いで、マーカーを付けました。
どこが良いかな?と遅れて下流の早淵の方へ歩いていくと、よさげな深みがありました。
ヘアーズイヤーニンフを結んで、ガン玉2Bを30cmくらい上に打って、流し始めます。ちょっと重すぎたようなのでBに変更して、インジケーターの位置(ウキ下)を深くして…と、あれこれ探っているうちに、さらに下流に下っていたタカさんが上がってきて、写真を撮ってくれました。
タカさんはお手製の紋竹の竿で釣っています。20cmくらいのニジマスでもちょっと気を遣うと笑っておられましたが、紋竹の斑模様が目を惹いて、楽しそうでした。
休み休み釣っていたのですが、このポイントにはかなりの魚が溜まっていたようです。底を転がすようにニンフを流すと、5投で3匹ってなペースで釣れました。マーカーの釣りは水深と流れの強さと魚の位置を3次元で考えて探るので、ドライと違った面白さがあります。
ヤマメが釣れました
その後、川から上がって上流へ移動します。
平和橋のあたりのフラットでは、魚が釣れず、めいめい上流へ移動します。かなり粘った僕は遅れて神谷橋の上流に入ります。ここは昨年、彼女に楽しんでもらったポイントです。上から覗くとタカさんが狙っていました。
どうですか?と尋ねると深いところにいると思うんですけどねと言って、上流へ移動されていきました。
橋に近いフラットには魚の姿がありません。昨年と違って浅いところには魚が出てきていないようです。ならばと上流側の大岩の脇の深いところを直撃する作戦に出ます。インジケーターの位置(ウキ下)とショット(ガン玉)をあれこれと変えて、底スレスレを流れるセッティングを探ります。なかなか釣れないけど、絶対ココにいるはず…と、こまめに変えると釣れました。
あれこれ探っている間、みんなはというと、さらに上流へと進んでおり、神谷堰堤まで行っていました。
ここでタカさんが釣りまくったそうです。さすが。この後、アベさんが合流して、今度は下ります。
上流は上流で楽しそうでしたね。僕はというと、こんな時こそマーカー+ニンフの練習と、同じ場所で釣ってました。バラシが多かったので、強めのフッキングを心掛ける、とか、さらに底近くを探って、大きいのが出ないか試してみる、とか、魚影の多いところでこそ、あれこれ試さないと、勉強になりません。
このポイントだけで10本以上釣ったと思います。IZCHのQuadの良いテストにもなりました。使用感としては、六角とそんなに変わらず使えました。というか違いがあまりよく分からない、といった方が合っているかも。直進性が良い、とか、捩れる、とか、あれこれ評判を聞きますが、特に感じなかったかなぁ?
セール品だったこともあって、フェルール接着済みで18,000円でした。お買い得だったかも?IZCHはミリングマシンメイドと聞いていますので、機械ゆえのこの値段なのでしょうか?
自分で削ることを考えると、とてもこの値段で売るなんでできません(笑)。四角用のフォームなんて無いし。まぁ無理して四角を作ることも無いかな?
みんなが下りてきて、一旦事務所に戻ることにしました。日が陰って寒くなってきたので、暖を取りたい、というのが一致した意見でした。
管理棟でコーヒーを頂いて、一息ついたら釣り再開です。僕は管理棟下からゆっくり釣り上がり、下弁天のあたりでマーカー+ニンフの釣りでようやく2匹ほど釣りました。
その間、フル先生がもっと上流でヤマメを3匹釣ったとか。ライズが多く、ドライで獲って満足の釣りだったそうです。
日没へ向けて、ライズが散発的にあったので、僕も少しドライフライを試したのですが、魚が水面を割ることはありませんでした。もうちょっと釣れる魚の居る場所を探すべきでしたが、目の前のライズに拘ってしまいました。
日没近くになって管理棟に引き上げてきました。
みんなでワイワイできる釣り場というのもなかなか無いものです。ここは気の合う者同士で行くにはとても良い釣り場ですね。みなさん、ありがとうございました。また行きましょうね。
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