Big Rockへ行ってきました
さる事情から茨城県常陸大宮市に行かねばなるまい、ということで、Big Rockという、マス管理池に行って来ました。
朝ゆっくり起きて、9時半頃に出発し、2時間ほど掛かってお昼前に釣り場に到着しました。早速、事務所に行くと、半日券は12時以降から、ということで、先にお昼ご飯にします。併設の食堂で、手打ちのざるそばを頂きます。
久しぶりにマスの管理池に来ましたが、へらぶな池と違って、事務所は綺麗で、食事もおいしいと思います。もちろん、各池で差はありますが、全体的にみた平均点が違うんですよね。へらぶな池も若い人を取り込むなら絶対に食事とトイレの底上げは必須だと思います。
さて、お腹も膨れたところで池の中に入ります。ネットを忘れてきたので、池のネットを借りると、柄の長いタモです。ラバーのリリースネットじゃないのね…と思いながら、中に入ると、池は2面あって、事務所に近い2号池の方が全体的に浅く、魚の姿がよく見えます。バックスペースも開いていますが、ルアーのお客さんが多いので、奥の1号池に向かいます。
1号池はお客さんが少ないです。水深があるようで、魚の姿が見えません。流れのある場所でやりたいので、2号池から水が落ち込んでいる脇に入って、準備を始めます。
写真右手に2号池からの落ち込みがあります
竿は自作 7ft #4(KawaiRod N-Seriesブランク)、リールはKINEYAのModel700、DT-4Fのラインです。今日はウェットフライに初挑戦してみよう!と思っていましたので、TiemcoのブレイデッドリーダーFastSink6ftを繋いで、6xティペットを3ft結びました。
フライは随分昔に買ったオレンジ&パートリッジです。2号池からの落ち込みの流れを横切るように投げて流してみると、ガツッと手元に感触が伝わりました。ファーストヒットはバラしてしまったのですが、次にアタった時は無事取り込めました。
投げるポジションは真横からのクロスです。流れの緩いところは魚の活性が無いのか、反応が鈍い気がします。反応がよいのは本当に落ち込みのすぐ下で、活性のある魚を狙うのが良いようです。
シンキングリーダーを使っているとはいえ、強い流れを通しているので、ほとんど沈んでいないような印象を受けます。そこでリーダーをExtraFastSinkに代えて、もっと深い泳層を探ってみますが、こちらはほとんどアタりません。
FastSinkのリーダーで強い流れの中を通して、水面直下に居る活性の高い魚を獲るのがベターかな?フライラインがツッ!と引き込まれるのを見てアワせると、非常にルアーフィッシング的で楽しいです。
他を探ってみると、流れが緩くなる、足元のカケアガリの底近くまでフライが来るよう我慢して流すと、高い確率でコツッ!と手元にアタリが伝わります。ところがこのパターンではいくらアワせてもハリ掛かりしません。カケアガリに居付いている魚は天才クラスのようです。
この魚はウェットでは獲れないと判断して、マーカー+ニンフの釣りを試そうと、リーダーを代えます。
ところが、12ft以上の長いリーダーしか手元に無かったため、事務所に行って6x9ftのリーダーを急遽購入しました。
その帰りがけの駄賃ではないですが、1号池で仕掛けを作って、サイトフィッシングを試みます。ぼんやり浮いている魚の目の前にゆっくりニンフを落とし込むと、小さいヤマメが釣れました。
サイトニンフィングは、この1匹だけで切り上げて、再び2号池の先ほどのポイントに戻ってきました。
この池はところどころ、水際近くにベンチが設置されています。
ベンチです
普通、休むのならもうちょっと水際から離してベンチを設置するよね…と思いながら、一旦座ってみると、このまま釣りができるよね?と気付きます。座ったまま、マーカー+ニンフをブン投げて、横着釣りを始めてしまいました。
マスの管理池では時折見かける折り畳み椅子に座ってマーカー+ニンフでパカパカ釣るオジサンの釣りそのものなのですが、このオジサン釣りにデビューしてしまったのです。あぁ、僕もオジサンの仲間入りだな。
オジサン釣りで釣れました(15:48)
これも初挑戦(?)の釣りだったのですが、やってみて分かることがありました。そもそも投げるのにトラブルの起きやすいマーカーのシステムですので、何よりスムーズに投げるのが一番です。そのためには、フォルスキャストを少なくするのが最良です。僕はロールキャストでフライを浮かせて、ピックアップから即シュートで釣っていきました。
そして座って釣るため、当然ロッドというかループの位置が地面から低い位置になります。きちんと高い位置にループをキープしないと地面を釣ります。空気抵抗が大きく、力の伝わりにくいマーカーシステムですから、ちゃんとキャストできないと釣りにならないんですね。
7ftのバンブーロッドでやる釣りじゃないな…9ftくらいあると快適かも?と思いつつも、アタリがほぼキャスト毎に出ます。ピコッ!と小さいアタリをとらえてアワせると、5割くらいはフッキング出来たでしょうか。これが面白くてずっとやり続けてしまいました。
へらぶな的に言うと、18尺タナ1本半ペレ宙くらいのウキの位置にマーカーがある、といったところでしょうか。やっぱりウキを見てアワせる釣りは夢中になります。池で貸し出すネットの柄が長い理由が分かりました(笑)
16時になって終了30分前の場内アナウンスが流れた頃、少しドライフライも結びましたが、水面に出る魚が居なかったため、再びマーカー+ニンフの釣りに戻して、アガリ一本を釣って、終了としました。
今回も20匹くらい釣って溜飲を下げることができました。管理釣り場は魚が異常なほど居ますので、釣り方を探るとか、新しいことに挑戦するとか、テーマを決めると結果が分かりやすくて楽しいです。
ここのところ足が遠のいていたマス管理池なのですが、来たら来たでやっぱり楽しんじゃうことを改めて確認したのでした。
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