六角整形済みのブランクを買って組み立てる
以前からバンブーロッドには興味津々で、バス用ベイトロッドは道楽のものを愛用してきましたが、フライロッドはこれまで使ったことがありませんでした。
フライフィッシングフェスタ2005でいくつかのバンブーロッドを触ったりしたのですが、やはりボヨヨンとゆっくり竿が跳ね返る感触のものが多く、ショートキャストが気持ち良さそう、という感想を持ちました。
そこで気になったのがフロートチューブ+フライでバスを釣る時。スコットの8番に不満はありませんが、気がついたらロングキャストをしています。ゆったり気持ち良いショートキャストならバンブーじゃないか?と思い始めたのです。
ではバンブーフライロッドを使ってみたいなぁと思って調べてみても、やはり値段が高く、とても気軽に買えるものではありません。ましてや高番手となると存在自体が稀になってきます。とにかく低番手でもバンブーとはいかなるものか?と興味を持っても、依然としてご縁はなさそうでした。
そんなある日フラリとヤフーのオークションを見ていると、プロのビルダーがフェルール取付済みのブランクを出品していました。落札希望価格は25,000円でした。これならパーツを買い足していっても出せない値段じゃないと落札しました。
無事我が家にやってきたのはkawai RodのN-series、7フィート2pcs、4番指定です。
ビルダーの川相さんはバンブーロッドを適正な価格で供給するという方針を掲げています。簡単に適正な価格と言っても、人件費をはじめ何をするにも値段が高くなってしまうこのご時世に、自分の売る物の価格を下げる努力をするのは、並大抵のことではないと思います。ミリングマシンを導入して製品の品質管理とコスト削減を果たしており、ブランクでの販売も行っているというのは、僕のようなバンブーロッドとはどんな物なのか?という初心者には有難い存在だと思います。
スペイロッドといいバンブーフライロッドといい、どうにも自作から入るというケースが増えてきました。もちろん寂しい財布を慮っての事態なのですが、これでは道が遠くなるばかり。さてはてどうなることやら。
その2へ続く
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