六角整形済みのブランクを買って組み立てる
このブランクは買った当初から既に塗装してありました。よって本当はガイドラッピングのコーティングだけで仕上げるつもりでいました。
アトリエに滲んだ一巻きトリムの相談に持っていった3月29日に塗装しちゃえば?ラッピングの段差は綺麗に仕上がるよと言われて、気が付いたらアッという間に2回のディッピング(チャポンと漬けちゃう)をやってました(笑)。
4月4日にバットを持ってアトリエへ行きました。さっそくバットのディッピングを行い、その間にティップの磨き作業を行います。
自分で塗ったせいか、やはり塗りムラが出てしまいましたので、スポンジやすりで削り落します。
もともと塗装してあったのですから、塗装のやり過ぎは竿の重荷になるだけです。綺麗に仕上げたかったラッピングの部分だけを残して、後から塗った塗料は全部落としてしまっても構いません。もう勢いでゴシゴシ削ります。
ところがまだ塗装面が凸凹しています。4月12日にティップセクションの磨き作業の続きに取り掛かり、1000番の耐水ペーパーでドンドン塗装を削っていたら、新しい塗膜がぺろっと剥がれてしまいました。
どうやら既に塗装されていた塗料との相性が悪かったか、事前の掃除が行き届いていなかったようです。こうなったら爪でゴシゴシ削って新しい塗装を剥がしてしまうことにしました。
結局ラッピングの段差を滑らかにする予定だったのですが、スレッドにのみコーティングした仕上げになってしまいました。まぁ当初はこの予定だったし…。
前回塗装したバットセクションは先生の仕事だけあってさすがの仕上がりです。こちらは目論見通りラッピングの段差が滑らかになりました。
染めたスレッドの滲みといい、ティップとバットで出来が随分違うのですが、これで仕上げることにします。ティップ・バットともにコンパウンドで磨いて完成です。
この竿に合わせるリールは2009年4月9日にヤフオクで落札してしまいました。
つくばにお住まいの方によるハンドメイドのリールです。フレームやフットがステンレスSUS304の削り出しというレイズドピラー(リールの外側に支柱が飛び出した)タイプです。
Old River Kawagoeのフル先生も同じ方から購入していており、以前に別のリールを見せてもらっていたので、工作精度や品質の高さは知っていました。
デザインも格好良いし、何といっても硬いステンレスSUS304鋼を切削するのは大変です。見るからに面倒そうなレイズドピラーで支柱が6本。これで25,000円は手間を考えると安い!と思います。
竿には特にサインも入れず、あっさりシンプルに仕上げましたので、文字も何もないシンプルなリールとピッタリ。バランスもグリップの先端で取れて、大丈夫なようです。コンセプトの実用一辺倒!に相応しい、使い倒すのに飽きがこないセットになりました。
このセットを持ってアチコチへ釣りに行きたいなぁとニヤニヤしながら眺めています。さっそく4月19日に釣行の計画が持ち上がっていますので、早速デビュー戦です。
4月19日にデビューしました。帰宅後に竿のバットセクションのグリップ直上を見ていると塗装にヒビが入って剥げている箇所がありました。やはり当初の塗装と後からの塗料の相性が良くなかったのでしょう。
結局ティップセクションと同様に親指の爪で引っ掻いて、後から塗った塗料をこそぎ落してしまいました。バットセクションのフェルールからストリッピングガイドまで塗料が残っているイビツな仕上げになってしまいましたが、フェルール部分をイジるのも不安なので、まぁヨシとします。
その6へ続く
Copyright (C) びぃ,2009-4-13,All-Rights Reserved.