トップ創作日誌

バンブーフライロッドに
手を出してみる

六角整形済みのブランクを買って組み立てる

2017-4-9~5-5

ロッドケースをバイク車載仕様に

 並行して作業をしていたのがロッドケースです。バイクでパックロッドを運ぶとなれば、方法はいくつか考えられます。一番簡単なのはザックを背負って、脇にあるペットボトルホルダーに差し、マジックテープなどで固定する方法。ただザックを背負って運転すると疲れやすいんですよね。
 理想的なのは車載です。タンデムシートに交差するようにテントやマットを車載しているバイクはよく見かけます。

よく見ますよね?
こんな感じ
(画像はバイクツーリング用品をラインナップする
ドッペルギャンガー・アウトドアから拝借)

 釣りにテントは不要ですが、朝早く出掛けて行って、ひとしきり釣りを楽しんだらタープを張ってマットを敷いてお昼寝したいと思っています。タープとポール、マットを束ねてタンデムシートに固定したいところです。
 束ねるならケースに相応の強度が必要です。さらに、余分に長いと車体の両側にはみ出してしまう(バイクは両側15cmまで)ので、7フィート4ピースに合わせたちょうど良い長さであることを考えると、やはりフライフィッシャーお馴染みのアングルアルミロッドケースが最有力と考えます。

5,000円でした
サンスイ上野店で購入しました

 ところがこのアルミロッドケースは表面がつるつる滑るんです。バイクは車体を傾けて曲がる乗り物なので、カーブを曲がればタンデムシートからスポッと抜けてしまうこと間違いなしです。そこで表面に摩擦力を持たせるため革を巻くことを思い付きました。さらに革にベルトループを付けて、荷掛けロープを通して斜に掛けてやれば抜け落ちを防止できます。

 とは言えこんな一品モノを職人に発注かけたら絶対高いでしょう。どうしていつも僕が欲しいと思うものは店に売ってないんだ?やっぱり作るしかないのか。しかし革細工(レザークラフト)なんてやったコト無い…。

 ネットで調べたら通勤途中の日暮里には繊維街があって、革細工の材料や道具も売っているらしい、と分かりました。趣味の手作りを応援する店として引っかかったのは、レザーショップきづきさんです。

 仕事帰りにお店を訪れて、アルミの筒に革を巻きたいんです。ベルトループも付けたいと店主の印南さんに相談すると、それは自分で作るのが一番良いとの回答でした。作り方を教えますよ?と勧められて、翌日の2017年4月21日、ロッドケースを持って、お店を再訪しました。

 二人でロッドケースを眺めつつ、革細工講座が始まりました。
 まずは素材選びです。ノギスで測ったところ、金色の口金とアルミパイプ本体の間に約1.5mmの高低差がありますので、巻き付ける革はおおよそ1.5mm厚。ツルっとした滑らかな表面ではなく、シボのような凹凸があって摩擦力がありそうなものが理想です。
 あまり柔らかい革だと縫いにくいというアドバイスを受けて、バンブーのストローカラーよりやや濃い茶色のヤギの革を選びました。初めての革細工にしてはちょっと贅沢な素材だとか(笑)。

 次は採寸です。アルミパイプ部分が563mmですので、ヤギの革の背中部分に沿って縦を採寸し、銀ペンという道具で印を付けます。通常は型紙を作るそうですが、今回は筒を巻くだけとシンプルなお題ゆえ、型紙を作ってもただの長方形になってしまうので割愛します。
 直径50mmのアルミパイプの外周を採寸して、縫い代を左右に10mmずつ足した177mmが短辺の寸法です。
 次にあらかじめ縫い付けておくベルトループを採寸します。長辺400mm×短辺30mmの帯です。

 採寸したら革用カッターで切り出します。鉄定規を押し当てても革が平坦ではなく捩れているので、カッターの刃があさっての方向へ進んで斜めに切れてしまいます。む~。紙とはまるで違うのですね。

結構余ったなぁ
切りました

 どうにか切り出したら、次は縫い代を薄く削ぐ作業です。店にある革削ぎのための機械に掛けて、縫い代が薄くなりました。しかしこの機械、どこがどうなっているのやら、さっぱり分かりませんでした。ラビットファーのいわゆるゾンカーテープを薄く削いで欲しいなぁ。

チンプンカンプン
カラクリがさっぱり分からなかった革削ぎ機

すげー!
裏面がこんな感じに仕上がります

 ベルトループを縫い付けるため、縫う場所に細い両面テープを貼って仮止めします。その上から4本針の菱目打ちで穴を空けて、菱錐で広げます。今回はベルトループを3分割する2箇所を縫い止めますので、両端と合わせて4箇所に穴を空けました。

 その間、印南さんは革用の縫い針に糸を通し、ワックスを掛けてくれました。今回使うのは、焦げ茶色の麻糸です。焦げ茶色が一番アラが目立たないということで決めました。

 まずはベルトループをチクチク縫います。手順と注意を教わりながら、無事取り付けることができました。

 次に本体を巻き付ける工程です。細い両面テープをベルトループの裏側に貼って、本体チューブに貼り付けます。ずれないようにする工夫です。
 本体に巻き付けて、糸を通して縫い始めるところで2時間が経過し、タイムアップ(お店の終了時間)となってしまいました。

残りは宿題
ここまでやって終了です

 残りは宿題となってしまいました。店長の印南さん、遅くまでありがとうございました。材料代と受講料で4,000円のお会計と感謝感激の御礼を残して、お店を辞去しました。

 家に持ち帰って宿題としたものの、なかなか作業の時間が取れず、ようやく続きをやれたのはGWに入った5月4日となってしまいました。

楽しい
まだまだ序盤です

 手順を思い出しながら、少しずつ縫い進めていきます。途中で間違えてやり直したりしていると、なかなか進まず、時間ばかりが経ってしまいますが、作業自体は楽しいですね。

結構間違えました
まだまだ縫っていきます

 最後まで縫い進めたら、終端の処理をするのですが、ベルトを付けた時の方法を忘れちゃった…(笑)。ネットで検索したのですがよく分かりません。まぁいいや、と割り切って、糸を少し長めに残して切ってしまい、革の裏側に押し込んでおきました。

これが欲しかった
持ち手がついてます

でけた
縫い目はこんな感じです

 完成です。これでツーリングにもバッチリです。

この竿を使った釣行

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