初めての釣り場で、入魂の1枚を
折れたへら竿を改造してチヌの落とし込み竿をデッチ上げました。この竿を持って、9月5日(金)に夏休みを貰って、実家に帰省することにしました。
当初5日は鮎釣りがしたくて川へ出発したのですが、前夜の雨で30cmの増水となり、川に入れない状況でした。ならばチヌしかない!と途中、寄り道しながら海へ向かいます。
到着したのは、武庫川沖一文字(通称:ムコイチ)釣行でお馴染みのフィッシングマックス武庫川店です。
ここでイワガニを20匹購入し、今回お目当ての西宮ケーソンに向かいます。現地に到着したのは14時頃になっていたでしょうか。
初めて来たところなので、駐車スペースを確認し、釣り場の様子を探ってから準備を始めたので、釣り始めたのは15時を回っていたと思います。
ガチでただの防波堤です
本日の主役です
竿はシマノの翼16尺を改造したチヌ竿、約4.5mです。関西の防波堤は足場が高いところが多いので長めの仕立てあがりになるように作ったのですが、この防波堤はそんなに足場が高くありません。内側の低い方は2.7mくらいがちょうどかな?
道糸2号に自作目印仕掛け、ハリスはフロロ1.2号を矢引き程度。ハリはガマカツのカニ専用チヌ3号で、ガン玉Bを打ちました。
こんな場所です。
下(南)が沖。内側(港内向き)の赤線の辺りを釣りました
イワガニを付けて、防波堤の付け根から先へ向けて内側を落とし込んで行きます。背中側から吹く風がちょっと強く、久しぶりの落とし込み釣り、初めての竿ともあって、所作を思い出しながらのんびりテクテク歩いて行きます。
いまだにどのように落とし込んでいけば良いのか分かっていないので、アレコレ試してみます。やってみると竿が長いので、糸をやや張り気味にし、水面に目印をほとんど着けないように落とし込んでいくのが一番使い易いことに気が付きました。
この時期だし、そんなに深いタナにはいないだろうから、これでいいんじゃないかな?と思っていたら、手元にコツ!と来るアタリが出ました。
思わずハッシ!とあわせると、魚がギュン!と竿を絞ります。これはいいサイズじゃないか?と思いながら、数度の強い引き込みをいなして慎重に寄せてきます。
意外にへら竿でも大丈夫だなぁ、まだ余裕があるなぁ、と思って水面に浮かせると、40cmはあるんじゃないか?と思うチヌです。よし!とタモを出した瞬間、ハリが外れてしまいました。あぁ残念。
しかしながら、開始からそう時間が経っていないうちに初アタリがあるのは好感触です。もう一回くらい来るんじゃないか?と期待しながら、テクテク歩いて行きます。
前掲写真の赤線真ん中辺りまで歩き、意外に後が続かないなぁ、千載一遇のチャンスだったかなぁ?と思い始めた頃、コツ!と手元に感触の伝わるアタリが出ました。
あわせるとゴッ!とハリ掛かりし、ギュン!とヒキが伝わりますが、さきほどの魚ほどは引かないようです。今度こそ獲りたいなぁ、と慎重に寄せると、今度は無事タモに収まりました。
計測すると40cmをわずかに切る程度のキビレでした。この魚も好きなので大満足ですが、さっきの魚は明らかにこれより大きかったので、確実に40cmオーバーだったのでしょう。
とにかく入魂の1枚をあげて嬉しかったので、珍しく自画撮りしてしまいました。程なく他の落とし込みの釣り人が居たので、少し話を聞いたら今日は、というか、この夏は小さいキビレがいっぱい居て、えさをドンドン取られるとのことでした。特に内側はキビレが多いので釣る人が少ない、カドより先の方が有望という情報を貰いました。
その後、カドまで歩いたものの太陽がだいぶ傾いてきたので、先には行かずに外側を釣って帰ることにしました。
外側に移った第1投に、水面に2つほど置いた目印がスッ!と入りました。これをハッシ!とあわせると、手のひらサイズのチヌが釣れました。むむ。これが話にあったチビっこか?
さらに戻りながら落とし込んでいくと、またもやチビっこがご挨拶?してくれました。
チビっこの鼻に掛かってました(18:24)
どんどん太陽が傾いていき、目印が見えにくくなってきました。そろそろ潮時だな、と18時30分過ぎに納竿しました。
この釣り場は、菩提寺のお坊さんがチヌの落とし込み釣り師(!)で、以前彼から教わったものの、よく場所が分からなかった、というところだったのですが、今回やって来て初めて分かったという場所でした。
駐車場で後片付けをしていると、若いカップルが夜釣りに向かうところだったりして、割と身近な釣り場みたいです。アクセスも悪くないし、先まで行けなかったし、また帰省の際には来てみようと思いました。
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