チヌの落とし込み竿を作ろう
2011年6月26日の豊英湖釣行でシマノのへらぶな竿翼16尺の手元が折れてしまいました。中古品を購入したので、傷があったのかも知れません。部品取り寄せを頼むと、ほぼ購入価格ほどかかってしまうので、手元の購入を諦めて、チヌの落とし込み釣り用竿に改造することを考えました。
作る竿についてあれこれ考えてみます。この翼は軽量がウリのへら竿で、カタログでは16尺で70gとなっています。その軽さを活かして、一日釣り歩いても負担にならない落とし込み竿にしたいと思います。
そのため、握りの上で折れてしまった手元に付けるリールシートには富士工業のスケルトンパイプシートSKシリーズを使いたいと思います。
スケルトンパイプシートSK
そしてグリップは無し。そもそも従来からチヌ落とし込み竿にはプレートシートが使われるくらいですから、チヌの落とし込み用竿にグリップなど不要でしょう。
内径16mmのスピニング用スケルトンパイプシートSKSS16はキャスティング岩槻インター店で購入しました。1,134円ナリ。ところが、その他のパーツが無かったため、2013年の大晦日に翼の手元を持って、羽生にあるうらしま堂 渡辺釣具店で買い足しました。専用バットグリップC-TGP RR38-28Pが1,150円、専用ワインディングチェックWCS 16-11が2ケ入り150円を2袋、コルクアーバーCA15が200円でした。
最初の作業は残った手元の後端に専用バットグリップC-TGP RR38-28Pを接着することです。コニシのボンドEセット90分硬化タイプで接着しました。
次に手元の太さとSKSS16の内径が合わないので、コルクアーバーを調整します。外径15mmのCA15をシートの長さに合わせてカッターで切断します。渡辺釣具店の店員さんはちょっと短めに切ると良いですよとアドバイスをくれました。切った後、丸棒ヤスリで中央の穴を拡大しました。
スライドフードがある方が長いので、薬指と小指でしっかりと握れるように、竿の下に付けることにします。あれこれ試して、バットグリップから8cmのところにスライドフードがあるのが一番しっくりきたので、この位置にコルクアーバーとネジボディ、ワインディングチェックWCS 16-11を接着しました。
バットグリップとスライドフードを装着しました
次にフードボディの位置を決めます。スライドフードとの間隔は34mmとされていますが、使用リールを装着してから決めることを推奨されています。そこで使用リールを購入してしまいました。
ダイワの落とし込み用リールBJ75Dです。2014年1月24日、キャスティング岩槻インター店で保証書無しの新古品が13,990円で売っていたので、これはお買い得!と即購入でした。
このリールの最大の特徴はやはり軽いこと。カタログデータで83gです。他のメーカーのサイトも回って調べたのですが、ドラグ付リールとしては最軽量と言って良いと思います。同シリーズのドラグ無しモデルBJ75は更に軽くて68g。ただし逆巻きができない僕は、糸落ち防止のピラーが欲しかったので、BJ75Dにしました。
これを装着してフードボディの位置を決めたら、フードの間隔は41mmが最適でした。この間隔で接着します。
リールを付けて接着中
リールシートのフードもコニシのボンドEセット90分硬化タイプで接着しました。ところがこれが大失敗。乾燥・硬化するまでに時間が掛かり、フードの位置がずれて、少し隙間ができてしまいました。
その2へ続く
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